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Amazon RDS for OracleでOracle Repository Creation Utility (RCU) と April PSU Patchesをご利用頂けるようになりました

本日から、Amazon RDS for Oracleにて、Fusion Middlewareコンポーネント向けスキーマを作成するためにOracle Repository Creation Utility (RCU) 12c をご利用頂けるようになりました。こちらの機能は新規に起動する Amazon RDS Oracle 12c 及び 11gデータベースのバージョン”11.2.0.4.v8″, “12.1.0.1.v5” 及び “12.1.0.2.v4″でご利用可能です。これらのバージョンはApril 2016 Oracle Patch Set Updates (PSU)を含んでいます。バージョン“11.2.0.4.v8”,  “12.1.0.2.v4” はOracle GoldenGate向けの推薦パッチを含んでいます。また、“grant option” を利用してSYS objectsに権限を付与する機能を追加しています。

新規にOracle “11.2.0.4.v8”, “12.1.0.1.v5” と “12.1.0.2.v4” DBインスタンスを作成するにはAWS Management Consoleの”Launch DB Instance Wizard”を利用して、所望のDBバージョンを指定して数クリックで起動可能です。既存のデータベースインスタンスをアップグレードするためには、AWS Management Console中の”Modify”オプションを選択し、所望のデータベースエンジンバージョンを選択します。本番環境のデータベースをアップグレードする前に、本番環境のデータベースインスタンスのスナップショットからテスト用のデータベースインスタンスのリストアを行い、アップグレード手順やアップグレードにかかる時間の確認とアプリケーションの新しいデータベースバージョンでの互換性を確認することを推薦します。

Amazon RDS for OracleでRCUを利用するための詳細は、Amazon RDS for OracleでOracle Repository Creation Utilityためのステップ・バイ・ステップガイドをご覧ください。SYS objectsへgrant privileges を行う方法については、Oracle DBインスタンスページの Common DBA Tasksページをご覧ください。Amazon RDS for Oracle DBエンジンリリースノートページをご覧頂くことで、更に詳細をご確認頂けます。

翻訳は星野が担当しました。(原文はこちら)