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 【開催報告& 資料公開 】Web3@Startup Loft #4 -Tokyo Blockchain Tech Meetup-

こんにちわ、ソリューションアーキテクトのザビオ(@zabbiozabbio)です!
6/21日に 開催しましたWeb3@Startup Loft #4 -Tokyo Blockchain Tech Meetup- の開催報告になります。

Web3@Loftとは

Web3@Loft は AWS 上でブロックチェーンを始めようとしている、または、開発/運用しているデベロッパー、事業開発者のための、有志によるコミュニティイベントです。
定期的に AWS Loft Tokyo で開催しております。今回は「TOKYO BLOCKCHAIN TECH MEETUP 2023」を、Amazon Web Services Japanとdouble jump.tokyoの共催で開催しました。
TOKYO BLOCKCHAIN TECH MEETUPとは、ブロックチェーンエンジニアのためのテック系勉強会です。ブロックチェーン業界の最先端で活躍するエンジニアがゲストとして登場し、実際に自分が使っている技術や注目している技術をご紹介いただきました。
なお、本イベントは経済産業省が後援している「JAPAN BLOCKCHAIN WEEKS 2023」の公式イベントで、日本のブロックチェーンエンジニアの技術支援を目的としています。

それでは早速、ご紹介していきます

お陰様でキャンセル待ちの状況で、大変賑わっていました

Slash Fintech Limited CTO 八木様

Slash のご紹介と WalletConnect V2 対応について

Slash様のサービスの取り組みと、WalletConnect V2への対応をお話いただきました。
MetaMask Connectの実装パターンはどれも茨の道であるため、実装側に時間を割き、できるだけインフラの管理負荷を減らせる用にAWSを活用していただいてる事例のお話をいただきました。

スクウェア・エニックス ブロックチェーン・エンタテインメント事業部 テクニカルディレクター マルタン様

ブロックチェーンゲームにおける ボット対策の重要性について

SYMBIOGENESISのAWS全体アーキテクチャ及び、プロジェクトにおけるフリーミント発行によるBot対策など、多くの経験談を語っていただきました。
どれも参考になる話ばかりで、コミュニティを運用する人にとっては必読な内容です。

Amazon Web Services Japan G.K. Sr. Blockchain Specialist SA 中武

AWS KMSだけじゃない鍵管理

AWS KMSで秘密鍵を閉じ込めたまま、トランザクションへのSignを行うアーキテクチャが注目されていますが、AWS Nitro Enclavesを組み合わせてより柔軟な方法で鍵管理を行うアーキテクチャをご紹介いたしました。

double jump.tokyo株式会社 CTO 満足様

N Suite 技術よもやま話

複数人で秘密鍵を管理できるビジネス向けNFT管理サービス N suite のアーキテクチャ及び、技術スタックについて解説いただきました。
基本、Serverlessアーキテクチャの構成で、運用対象領域を極小化することで、開発に集中する設計でサービスを運用されています。
スマートコントラクトのワークフローや、マルチシグ対応も行っており、今後様々な機能を追加していくようです。

まとめ

各企業様、Web3の開発や運用におけるアーキテクチャや、思想など、非常に多くの知見を語っていただいた有意義なイベントになったと思います。
TOKYO BLOCKCHAIN TECH MEETUPはまた来年行われると思いますので、ぜひまたご参加いただければと思います。
次回のWeb3@StartupLoftは8~9月を予定しております!

このブログの著者

中武 優樹(Yuki Nakatake)
Blockchain、Database、Zabbix が好きなソリューションアーキテクトです。