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AWS 認定ソフトウェアのご紹介 (2022 第 2 四半期)
2022 年 3 月末から 2022 年 6 月末までに AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) を通過して「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」となったソフトウェアとソリューションを一挙にご紹介します。
FTR を通過した「AWS 認定ソフトウェア」はここがすごい
AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) は、AWS パートナーのソフトウェアまたはソリューションがセキュリティ、信頼性、運用上の優秀性に関連する AWS ベストプラクティスに沿っていることを確認し、リスクを特定して修正するための技術レビューです。パートナーにとっては自社製品のリスクを軽減し不要な損失を抑えたり、ソリューションの品質自体を高めたりできるというメリットがありますが、ソリューションを利用するお客様にとっても不要なリスクを負うことなく安心してビジネス成果に集中できるというメリットを提供します。AWS パートナーネットワークでソフトウェアパスに参加して FTR を通過したソフトウェアまたはソリューションは、「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」として正式に認められます。
対象の「AWS 認定ソフトウェア」を一挙ご紹介!
<Business Application カテゴリー>
Fleekdrive (株式会社Fleekdrive) |
「Fleekdrive」は、在宅勤務やサテライトオフィスとのやりとり、モバイルを活用した現場とのファイル共有などのシーンで、企業の情報資産を社内外問わず有効活用することができる企業向けオンラインストレージサービスです。業務で利用するファイルに、いつでも、どこでも、すばやくセキュアにアクセスでき、テレワークやグローバル規模で社内ネットワークを超えたコラボレーションの可能性を広げます。単純なファイルの管理や共有だけでなく、リアルタイムにチャットでコミュニケーションをとりながら、テンポよく作業を進めることができます。 (FTR 更新) |
MKS (株式会社Works Human Intelligence) |
「My Number Keeping System (MKS)」は、クラウドサービス上で各企業の従業員、およびその家族のマイナンバーを一括で管理するマイナンバー管理プラットフォームです。MKS の利用により、お客様は自社でマイナンバーを保持・管理する必要がなくなります。 (FTR 更新) |
ヒアーズミー (株式会社ミクロスソフトウエア) |
「ヒアーズミー」は、オフィスで利用されているホワイトボードの予定表と同じ感覚で、PC やスマートフォンから手軽に社員の行動予定や在席状況を共有できるクラウドサービスです。特長:(1) どこにいても社員の行動予定がわかる (2) 在籍か不在かが一目でわかる (3) テレワークでの就業状況も簡単に把握可能 (4) 出退勤の打刻が可能 (5) 社員の位置を管理者へ通知可能。安否確認にも利用可能です。 |
zenflow (イーピーエス株式会社) |
「zenflow (ゼンフロー)」は、医薬品の安全性 管理業務を数多く受託している CRO (医薬品開発業務受託機関) の視点とお客様の声を基に開発した安全性情報進捗管理システム です。MR によって収集された有害事象情報の管理から規制当局への報告まで、 安全性管理業務に係るさまざまな業務を一元管理し、安全管理部門 による進捗管理をサポートします。zenflow をご利用いただくことで、複雑な業務プロセスの効率化と作業状況の見える化を実現し、作業遅延や漏れを防止します。また、グローバル対応システムでは管理しきれない、日本特有の MR や MD の業務進捗もサポートしています。 |
AOSBOX (AOSデータ株式会社) |
「AOSBOX」は、企業 5,000 社以上に採用されているクラウドバックアップサービスです。東京リージョンで冗長管理し、データは暗号化されています。短期的なバックアップと、長期的な保管・再利用するアーカイブと利用頻度に応じてストレージを使い分け、低コスト化を実現しています。バックアップファイルの世代数を任意に変更でき、他の同期型クラウドバックアップとは異なり、誤って削除や修正してしまったデータのバックアップがクラウド上から削除されることなく復元が可能で、災害や故障、ウイルス対策にも有効です。また、ファイル共有機能により、PPAP の代替手段としてもご利用いただけます。 |
<Industry カテゴリー>
Digital Twin – Accident Analysis Service (富士通株式会社) |
「Digital Twin」は、ドライブレコーダーで撮影された事故映像から、自車および事故相手の運転軌跡や速度などを自動解析し事故状況を可視化します。事故状況の判断については、これまでの映像を見る人によって捉え方にバラつきがあったものが、本サービスの活用により自動解析されたデジタルデータを用いることで客観的・均質的に事故状況を判断することができます。また映像フレームごとに解析するため、これまでの目視確認より精緻な事故解析が可能になり、自動車保険事業者の事故対応業務の効率化、円滑な示談交渉を支援します。 |
<Infrastructure Software カテゴリー>
Hexabase (株式会社 Hexabase) |
「Hexabase」は、モダンな Web システム開発を加速させる、エンタープライズに特化した BaaS (Backend as a Service) です。業務システムやビジネス向け Web サービスの開発で必要となるデータベースやユーザー管理・ワークフローなどのバックエンド機能を統合してクラウドサービスとして提供します。Hexabase を活用することでシステムを開発・運用する企業は、拡張性にすぐれ柔軟な UI/UX を持ったアプリケーションを作成できます。また継続的な運用・改善により業務にフィットするシステムを実現できます。 |
<Machine Learning カテゴリー>
YOSHINA (株式会社レトリバ) |
分析 AI ツール「YOSHINA」は、事業拡大のヒントを探す課題発見ツールです。様々なテキストデータから簡単に価値あるデータを抽出できます。自社サービスの改善や新サービスの検討にむけて、顧客の声や社内の声、セールストークなどの分析業務とそのための仕組みづくりをサポートします。 |
<Security カテゴリー>
脆弱性管理クラウド yamory (ビジョナル株式会社) |
情報漏洩リスクをゼロにする「yamory」は、IT システムに潜む脆弱性を自動で検知し、対応フローを構築する、脆弱性管理クラウドです。ライブラリ/フレームワーク、ミドルウェア/OS の脆弱性を一元管理することができ、チームやプロジェクトごとの脆弱性リスク数、脆弱性対応状況の推移をダッシュボードで確認することができます。また、オートトリアージ機能により脆弱性の優先度を自動で判断することで調査工数を削減できます。 |
FTR の進め方
STEP 1: パートナーセントラルでソフトウェアパスに参加する。
STEP 2: FTR のウェブサイトと「FTR の進め方」動画を見て理解し、レビューに備える。
STEP 3: FTR レンズを含む AWS Well-Architected Review を実施する。
STEP 4: FTR の申込と実施をする。※ まずは貴社担当にご相談ください。
STEP 5: ソリューションを推進する&認定プログラムでさらなる高みを目指す!
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