AWS Startup ブログ
【開催報告】AWS Startup Tech Meetup Online #5
(この投稿は AWS Startup Community から寄稿頂いたものです。)
みなさん、こんにちは! 株式会社dotD(ドットディー) の那須と申します。
AWS Startup Tech Meetup #5 のイベント開催レポートです。この記事の最下部にアーカイブ動画もありますので、ぜひご覧いただいてイベントの雰囲気を知っていただけらた幸いです!
オープニング
オープニングは、AWS の 松田さん (@mats16k) からのコミュニティ紹介です。
AWS Startup Community では、AWS を利用するスタートアップ企業のためのコミュニティです! スタートアップ同士の交流や知見の共有の場になっています。(特に小さな)スタートアップ企業が単独でイベント開催するのは難しいかと思いますが、このコミュニティのフットプリントを広げることで、スタートアップに対して露出機会と露出面積を提供することが出来ればと思っています。
また、コミュニティスペースとして Discord を利用しています。ぜひご参加ください。
Meetup への参加は こちら から、登壇したい方は こちら から応募いただけると嬉しいです!
連絡1. ログミーさんから書き起こし記事が出ます
各セッションの詳細な内容はログミーさんの記事も合わせてご覧ください!
連絡2. 第6回のイベントページがオープンしてます(7/8 開催予定)
まだまだパブリックな場で発表したことない方向けのセッション枠を設けています。質疑応答の有無も選べますので、お気軽にご応募ください!
スタートアップにおけるデータ基盤のバッチワークフローの変遷 / 株式会社カケハシ 福田 貴之さん
調剤薬局で使われるシステムや薬局と患者さんをつなげるサービスなどを提供している 株式会社カケハシ の福田さんのセッションです。
以前は、各チームが別々で動いていて全体の状況把握が難しかったり、リソースがコードで管理されていないなどの課題があったそうです。その中での改善活動の一環として、ワークフローエンジンを使うことを検討して実装するまでの経緯をご紹介いただきました。
なぜワークフローエンジンを使うことにしたのか、どの AWS マネージドワークフローをどういった理由で選定し、最終的に Amazon Managed Workflows for Apache Airflow (MWAA) を選定した理由についても詳細にお話しいただきました。同じような状況で悩まれている方にはとても参考になる内容だったので、是非資料やアーカイブ動画を見てください!
睡眠中の園児たちを見守る「ルクミー午睡チェック」のアーキテクチャ / ユニファ株式会社 赤沼 寛明さん
保育施設向けのサービスを提供している ユニファ株式会社 の 赤沼さん (@akanuma) のセッションです。ご紹介いただいた「ルクミー午睡チェック」は AWS Startup Architecture of the Year Japan 2020 で優勝されたものだそうです!
想定された課題を解決するようアーキテクチャを考えて導入している内容をご紹介いただきました。あえて EC2 インスタンスを使っている理由や、Amazon SQS や Amazon DynamoDB を使って大量のデータを欠損することなく記録していることなどをお話しいただき、とても参考になるセッションだったと思います!
QA で現場への導入などについてのお話もあり興味深い内容となっていますので、是非アーカイブ動画も見てください!
睡眠中の園児たちを見守る「ルクミー午睡チェック」のアーキテクチャ / Architecture of LookMee Smart Baby Monitor
AWS App Runner は間にスペースが入ります / AWS 松田 和樹さん
AWS の 松田さん (@mats16k) による AWS App Runner のご紹介セッションです。
一番重要なのは App と Runner の間にスペースが入ることらしいので、これだけは覚えて帰ってください!とのお話でした(笑)
App が含まれるサービスで正式名称が正しいものはどれでしょう?というクイズから始まりました。皆さんも挑戦してみてください!Amazon AppStream 2.0 だけは触ったことがあるのでこれは違うなーと思いましたが、他は正直全くわかりませんでした!
AWS App Runner ですが、アプリだけ準備すればあとはいい感じでやってくれるので爆速で開発ができるサービスとのことです。GitHub 上でロードマップが公開されているので、欲しい機能や抱えている課題があればリアクションして頂ければと思います!
以下、スタートアップにニーズのありそうな Issue を記載しています。
- Allow App Runner services to talk to AWS resources in a private Amazon VPC #1
- Ruby support #27
- PHP support #31
Introduction to AWS App Runner
領域展開!CloudWatch Alarms! / 株式会社 justInCase Technologies 小笠原 寛明さん
保険会社であり SaaS を提供している 株式会社 justInCase Technologies の 小笠原さん(@xhiroga) のセッションです。Slack 通知とアラームの2本立てとなっています!
スマホを振ったらスマホの使い方が荒いからスマホの保険料が上がる、などの保険を提供しているそうです。なんかちょっと保険の内容が気になりました!
Amazon CloudWatch Logs を使って Slack に通知するけど、数が増えると見逃したりそもそも設定されなくなったりしていたので、それを AWS CDK で簡単にもれなく通知されるようにする内容をご紹介いただきました。ソースコードで実物を見せていただいたので、このセッションを見た方が同じように実装できるような内容になっています!
CloudWatch LogsのSlack通知自動化 by AWS-CDK
Slack 通知の内容をアラームにも応用できるのでは?と思って実装したお話もしていただきました! AWS Chatbot は勝手に CloudWatch のメトリクスのスクリーンショットを Slack につけてくれるので、本当にオススメですよ!
また、AWS SDK 経由ですべての LogGroup を取得し、それに対して .map()
で CloudWatch Alerm を設定するということを、CDK のソースコード付きで解説いただいたので、是非内容をチェックしてみてください!
CloudWatch Alarmsを自動展開する by AWS-CDK
さいごに
今回もアーキテクチャを考えるところから運用に至るまで、さまざまなお話を聴くことができました。私も参考になる内容が多かったので、実際に試して業務に取り入れていこうと思います!
アーカイブ動画はこちらです。
AWS Startup Tech Meetupではスピーカーを大募集しています。LTなどで人前で話したことがない方でも問題ありません。これを機会に皆さんが普段の業務でやっていることなどを共有していただけるととても嬉しいです!
AWS Startup Community スピーカー応募フォーム
また、AWS Startup Tech Meetup Online #6 が 2021/07/08(木) に開催されます。LT をまだやったことがない、1,2回しかやったことない方が、アウトプットしやすいようなイベントになっています。
アウトプットしたいけど悩んでる、どんな内容を発表すればいいのかわからない、など不安なことがあれば Discord や上記のスピーカー応募フォームから遠慮なく聞いてみてください!
私も初めて LT した時はかなり緊張しましたが、やってみたら意外となんとでもなりますよ!
このブログポストの著者(寄稿者)
那須 隆(Takashi Nasu)
株式会社dotD / Infrastructure Architect
自社事業の onedog のインフラエンジニアをやってます。お客様と一緒に新規事業をつくる共創事業にもかかわっています。
Twitter: @nasutakashii