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さぁ!AWS Innovate に参加しよう! – Week.2 見どころ紹介
2019年10月1日 から開始している「AWS Innovate」をお楽しみ頂いていますでしょうか?
AWS Innovate はグローバルでも人気のある「クラウド活用のための無償オンラインカンファレンス」です.今回は 2019年10月1日 から 2019年11月5日 までの「計36日間」毎日開催をしており,ライブ配信も含めると「計60個のセッション」を視聴可能です.
先週 AWS Innovate「Week.1(2019年10月1日より公開)」の見どころを紹介しました.合わせて読んで頂けると嬉しいです!
既に今週のライブ配信が終わり,セッションも一般公開されているため,引き続き AWS Innovate「Week.2(2019年10月8日より公開)」の見どころを紹介したいと思います.本記事も AWS テクニカルトレーナーである吉田慶章が担当します.Week.1 と Week.2 のセッションを累計すると,なんと「40個」です!単純計算でも「20時間」も AWS Innovate のセッションを視聴していることになる…?最高ですー!
今からでも AWS Innovate に参加できます.参加申込みは簡単です!以下の申込みサイトにアクセスをしましょう.
セッションカテゴリ
Week.2 では,以下の「計7種類」のセッションカテゴリが追加で視聴できるようになっています.Week.2 も本当に素晴らしいセッションが揃っていますので,気になったセッションから視聴しましょう.では,見どころ紹介に入りたいと思います.Here We Go ===┌(・_・)┘
- 2019年10月8日より公開(ライブ配信と Q&A)
- データベース移行
- ネットワーク
- 分析
- ストレージ
- 働き方改革
- セキュリティ
- AWS アンチパターン(初級編)
AWS アンチパターン
まず,今回最初に紹介するのは「AWS アンチパターン(初級編)(Lv.100)」です.AWS に限らず「アンチパターン」を学ぶことにより,よくある失敗に陥らないように早期発見と対策を考えられるようになります.「失敗を探すことを目的にせず,早期発見と対策を提案することが重要である」という言葉が非常に印象的でした.
本セッションは初級編となり,AWS を使う「マインドセット」としての「アンチパターン」を紹介しています.具体的には以下の3点です.皆さんも,過去の経験の中で「やってしまったなー!」と感じるアンチパターンがあるのではないでしょうか?原因 / 症状 / 解決法から体系的に学ぶことができるため,オススメです!なお,来週 Week.3 には「AWS アンチパターン(応用編)(Lv.300)」も予定されています.お見逃しなく!
- 「机上の空論」アンチパターン
- 「塩漬け」アンチパターン
- 「ノーコスト最適化」アンチパターン
データベース移行
次に紹介するのは「データベース移行」です.今回は連続して3セッションをご用意していますので,合わせて視聴して頂くのが良いでしょう.
- データベースの移行で考えなければならないこと (Lv.100)
- データベース移行アンチパターン その1 (Lv.200)
- データベース移行アンチパターン その2 (Lv.200)
一言に「データベース移行」と言っても,何を検討し,どのような検証をすれば良いのでしょうか?そんな疑問に答えるセッションになっています.「データベース移行のプロセス」として,以下の「計6フェーズ」が紹介されていますが,それぞれのフェーズで検討や検証が必要です.そして,お客様の要件(停止要件/データベースエンジン選定など)によっても異なります.
- 検討
- 設計
- 変換
- 移行
- 運用
- 最適化
さらに,データベース移行における「アンチパターン」を学べるセッションもご用意しています.例えば,現行データベース環境の性能分析をせずに,ハードウェアスペックを基準に移行先データベース環境のスペックを決めてしまう場面はありませんでしょうか?また,ワークロードを詳細に分析せずに,移行先データベースエンジンを選定してしまう場面はありませんでしょうか?AWS Database Migration Service (AWS DMS) や AWS Schema Conversion Tool (AWS SCT) の解説もあります.是非「アンチパターン」から学んで頂ければと思います!
サーバーレスのデータ処理と分析
セッションカテゴリ「分析」には Lv.300 のセッションが並んでいます.特に「AWS で実現するサーバーレスのデータ処理と分析 (Lv.300)」はオススメです.単純にデータ処理/データ分析を実現するサービスを紹介するのではなく,具体的なユースケースを軸に紹介されているからです.ユースケースとしては,例えば「ストリーム処理」や「アドホック分析」や「機械学習パイプライン」が紹介されています.さらに「AWS サービスをどのように選択するか」という点に関しても詳細に学べます.以下の比較はとても参考になります.
- ETL (Extract, Transform, Load) における Amazon EMR と AWS Glue の比較
- データ処理における AWS Step Functions と AWS Glue Workflow の比較
- データ分析における Amazon Athena と Amazon Redshift の比較
- 機械学習における AWS Glue Python Shell と Amazon SageMaker の比較
Data Lake の設計を学ぶなら「Effective Data Lakes: ユースケースとデザインパターン (Lv.300)」もオススメです.最近 GA となった AWS Lake Formation の紹介もあります.また Amazon Redshift をより実践的に活用するポイントを学ぶなら「進化し続けるクラウドデータウェアハウス Amazon Redshift の実践的活用 (Lv.300)」をオススメします.Amazon Redshift Workload Management (WLM) や Concurrency Scaling などの重要な機能も学べます.
まとめ
本記事では,AWS Innovate「Week.2(2019年10月8日より公開)」の見どころを紹介しました.Week.2 はどのセッションも素晴らしく,頭を悩ませながら選びました.本当は全て見どころなんです!ネットワークも認証基盤も…!ああ!悩みすぎました!参考までに Week.2 から追加で視聴できるようになったセッションを一覧しておきます.
- データベース移行
- データベースの移行で考えなければならないこと (Lv.100)
- データベース移行アンチパターン その1 (Lv.200)
- データベース移行アンチパターン その2 (Lv.200)
- ネットワーク
- 多くの選択肢が揃ってきた「オンプレミスとVPC間の接続方法」を整理してみる (Lv.200)
- 分析
- Effective Data Lakes: ユースケースとデザインパターン (Lv.300)
- AWS で実現するサーバーレスのデータ処理と分析 (Lv.300)
- 進化し続けるクラウドデータウェアハウス Amazon Redshift の実践的活用 (Lv.300)
- ストレージ
- 初めての Amazon FSx for Windows ファイルサーバー (サービス解説編) (Lv.200)
- 働き方改革
- Amazon WorkSpacesで実現するテレワークによる働き方改革 (Lv.200)
- セキュリティ
- サーバーレスで認証基盤をスピーディーに構築 Amazon Cognitoのユースケースとポイント (Lv.200)
- AWS環境における脅威検知と対応 (Lv.300)
- AWS アンチパターン(初級編)
- AWS アンチパターン(初級編)(Lv.100)
AWS Innovate の開催は 2019年11月5日 まで続きます.さらに「Week.3(2019年10月15日より公開)」もあります.是非,クラウド学習に AWS Innovate をご活用頂ければと思います!
また来週お会いしましょう!
著者について
吉田慶章 (Yoshiaki Yoshida)
AWS トレーニングサービス本部 テクニカルトレーナー