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新機能 – EC2 A1インスタンス – ARMベースのAWS Gravitonプロセッサーを搭載

今年の初めに私がAWS Nitroシステムについてご紹介したとき、この数ヶ月のうちに、AWS Nitroによってこれまでよりも速く新しいインスタンスタイプを提供できるようになります、とお約束したのを覚えているでしょうか。私たちはこの言葉どおり、より多くのメモリを搭載したR5とR5dインスタンス、高クロック周波数で動作するz1dインスタンス、バースト可能なt3インスタンス、12TiBものメモリを選択可能なハイメモリインスタンス、それからAMDプロセッサベースのM5aとR5aインスタンスを提供してきました。EC2インスタンスをホストするハードウェアの能力を最大限に活用しながら、私たちはAWS Nitroシステムを構成する専用のハードウェアと軽量ハイパーバイザによってさらに改善の速度を早めています。

私たちは2015年にアンナプルナ・ラボ を買収する前に、彼らとAWS Nitroシステムの初めてのバージョンを共同開発しました。その後、2世代に渡るASICチップ(ASICsと言ってもスポーツ用品のアシックスじゃないですからね)の開発を協業した結果、このチップによってEC2システムの全機能をNitroにオフロードし、ハードウェア本来の性能をフルにお客様のEC2インスタンスのために活用できるようになりました。そして数年前より、このチームはコスト効率の良いスケールアウト型のワークロードに向けたAmazon独自のCPU設計の検討を始めました。

AWS Gravitonプロセッサー

本日、私たちはARMベースのAWS Gravitonプロセッサーを搭載したEC2インスタンスを発表します。ARMコアを用いた独自開発のシリコンチップを大規模に使用し、性能とコストに最適化されたのがA1インスタンスです。A1インスタンスは小さなインスタンスのグループにまたがることのできるような、スケールアウト型のワークロードに最適です。この例としては、コンテナ化されたマイクロサービス、ウェブサーバー、開発環境、キャッシュ層などが挙げられます。

A1インスタンスでは5種類のインスタンスタイプを用意しました。いずれのインスタンスタイプもごく安価ながら、EBS最適化オプションがデフォルトで有効になっています。

インスタンスモデル vCPUs メモリ EBS 帯域幅 ネットワークパフォーマンス 米国東部(バージニア北部)での
時間あたりオンデマンド価格
a1.medium 1 2 GiB 最大 3.5 Gbps 最大 10 Gbps $0.0255
a1.large 2 4 GiB 最大 3.5 Gbps 最大 10 Gbps $0.0510
a1.xlarge 4 8 GiB 最大 3.5 Gbps 最大 10 Gbps $0.1020
a1.2xlarge 8 16 GiB 最大 3.5 Gbps 最大 10 Gbps $0.2040
a1.4xlarge 16 32 GiB 3.5 Gbps 最大 10 Gbps $0.4080

もしお使いのアプリケーションがスクリプト言語で実装されている場合、おそらくそのままA1インスタンスで動作させることができるでしょう。もしコンパイルされてネイティブコードになっている場合には、おそらくA1インスタンス上でコンパイルし直す必要がありそうです。

私は運よくA1インスタンスの早期検証に参加できました。まだその時点ではマネジメントコンソールが開発中だったため、私の初めてのA1インスタンスはコマンドラインから起動しています。

$ aws ec2 run-instances --image-id ami-036237e941dccd50e \
--instance-type a1.medium --count 1 --key-name keys-jbarr-us-east

インスタンスが起動したところでOSにログインし、アーキテクチャを確認するのにunameコマンドを発行しました。

現時点でAmazon Linux 2, RHEL, UbuntuのそれぞれのAMIが利用可能であり、今後、他のOSについても追加される予定です。

今すぐお使いいただけます

A1インスタンスは本日より、米国東部(バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)の各リージョンにて、オンデマンド、リザーブド、スポット、ハードウェア専有インスタンス、Dedicated Hostのいずれからも利用可能です。

Jeff;

この記事はSA滝口が翻訳しました。原文はこちら