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AWS Japan ソリューションアーキテクト / プロフェッショナルサービス 短期インターンシップ 開催報告
こんにちは! 2022 年 4 月に新卒入社いたしました、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 (AWS Japan) のソリューションアーキテクト (Solutions Architect; SA) の高橋佑里子、長友健人、プロフェッショナルサービス (Professional Services; ProServe) コンサルタントの伊藤健史です。本記事は、以前ご紹介した AWS Japan ソリューションアーキテクト / プロフェッショナルサービス (SA / ProServe) 短期インターンシップ の開催報告をお届けします。今年は 3 タームに渡って多数の学生の方々にご参加いただき、大変な盛り上がりとなりました。ぜひ本記事からその熱量を感じていただき、AWS Japan の SA / ProServe としての仕事に興味を持っていただければ幸いです。
そもそも AWS Japan SA / ProServe 短期インターンシップとは?
今夏の短期インターンシップは 3 日間フルリモートで開催されました。参加者の皆さんには、お客様が抱えるビジネスの課題をヒアリングし、課題解決のための新しいアーキテクチャの設計を行うロールプレイにグループで挑戦していただきました。今年は特に難易度の高いシナリオでしたが、参加者の一人ひとりがお客様に真摯に向き合った結果、素晴らしいアーキテクチャを提案していただきました。設計の過程では各グループ内で白熱した議論が交わされており、AWS サービスについても多くの学びがあったことと思います。また、Our Leadership Principles (OLP) に代表される Amazon カルチャーの紹介、SA / ProServe の職種紹介や、社員と交流することができるセッションも開催され、AWS Japan の社風や仕事内容への理解も深めていただきました。
開催中の様子
3 日間のプログラムは、1 日目:座学とハンズオンを中心とした AWS の基礎知識の習得、2 日目:お客様の課題のヒアリングとアーキテクチャの検討、3 日目:ソリューションの発表、という流れで進行しました。
1 日目 (AM)
- AWS の概要、Web システム設計入門
- SA / ProServe の職種紹介
- 課題、チーム発表
- ランチセッション
AWS の概要と Web システム設計入門のセッションでは、AWS を使ってどのようなことができるのか、Web システムの設計にはどのような点を考慮するべきかなど、本インターンの課題に取り組むための基礎的な知識を学びました。また、SA / ProServe の仕事内容や Amazon カルチャーを紹介するセッション、現役の AWS 社員と交流できるランチセッションなどを通して、社内の雰囲気を感じていただきました。
1 日目 (PM)
- グループワーク
- Office Hour(AWS 社員に技術相談できる時間)
- ハンズオン
アーキテクチャ設計が初めての参加者も多い中、グループで協力しながらより良いアーキテクチャの検討をされていたのが印象的でした。Office Hour ではグループワークの中で出てくる技術的な疑問点や翌日のヒアリングのやり方を AWS 社員に質問し、議論の中で AWS サービスの実用的な知識を身につけることができたと思います。
ハンズオンでは、午前中の座学を踏まえて、AWS を用いて実際に動作する Web システムをそれぞれの参加者に手を動かして実装していただきました。このように AWS Japan のインターンでは、セッションやハンズオンを通して AWS や Web システムの基礎知識について学ぶ時間を設けているため、事前知識がなくてもインターンの課題に取り組んでいただくことができます。
2 日目 (AM)
- 先輩社員の体験談
- 新卒育成プログラムと社内制度の紹介
- ランチセッション
- ヒアリング
新卒社員の研修プログラムや、社内制度 、SA / ProServe の働き方を紹介するセッションを実施しました。参加された学生の皆様から AWS 社員に直接質問もしていただき、より具体的に働くイメージをつけていただきました。過去に新卒で入社した SA の研修期間中の働き方については「技術に向き合う姿勢学んだ1年間」を是非ご覧になってください。新卒社員ならではの苦労やチャレンジについて書かれています。また、育児休暇を取得した社員の声などは「Amazonの男性社員に聞いた、子育ての楽しさと仕事のやりがいが増える育児休暇取得のコツ」をご確認ください。
また、SA / ProServe が日々行っている業務であるお客様へのヒアリングにも挑戦しました。OLP のひとつでもある Customer Obsession を意識しながら、お客様役の AWS 社員に対してビジネスの目標や解決したい課題を聞き取っていただきました。実際にヒアリングに挑戦された方から「こちらからお客様の課題をどんどん引き出していくことや将来的な課題にまで視野を広げることなど、常にお客様の気持ちになって進めていくことの大切さが分かった。」という声をいただきました。
2 日目 (PM)
- グループワーク
- Office Hour
午前中のヒアリングを基に、提案するアーキテクチャの検討を進めました。ヒアリングを経て解決すべき課題が具体的になったことで、Office Hour でインターン生から出てくる質問も技術的に難しいものになっており、1 日目より白熱した議論をされている様子が伺えました。どのグループもお客様の状況をよく考え、細かいところまで気を配った検討されているのが印象的でした。
3 日目 (AM / PM)
- 最終発表会の準備と本番
グループで考えたお客様に提案するアーキテクチャの発表をしていただきました。発表ではコストや、どれくらいの期間で実現できるのかなど様々な観点を考慮したアーキテクチャが提案がされました。各チーム発表内容も質疑応答も素晴らしく、インターンを通して AWS のサービスや Amazon のカルチャーである OLP の理解を深めていただいたことが伺えました。発表を聞いた AWS 社員からは、どのチームも課題をよく深掘りしていてお客様の目線に立ったアーキテクチャの提案ができていると高い評価の声がありました。
参加者の声
参加者の皆さんにインターンシップ終了後にご回答いただいたアンケートの中から、インターンシップの感想を抜粋してご紹介します!
「AWS の経験はなかったが、ハンズオンなどの講義があったためにスムーズに課題に取り組むことができた。また、社員の方との交流を通して雰囲気を知ることができた」
「学ぶことが大変多い 3 日間だった。インプット、アウトプット共に充実しており、aws 社員からのレビューの場が多く設けられていたのが良かった」
「課題に対してアーキテクチャ設計から提案までを一通り体験できたのはとても参考になった。また、ヒアリングの体験ができた点は特に将来の参考になった」
「業務体験に加えて、実際に社員の方々にお話を伺う機会が多かったため、SA や ProServe のお仕事について非常に詳しく知ることができた」
参加者の皆さんに楽しみながら仕事内容を体験していただくことができ、我々運営チーム一同としてもこれ以上の喜びはありません。
おわりに
以上、2022 年度 AWS Japan ソリューションアーキテクト / プロフェッショナルサービス 新卒向け短期インターンシップの開催報告でした。AWS Japan では、来年夏にも同様のインターンシップを開催する予定です。来年以降も、技術の力でお客様の課題を解決していきたいという熱意に溢れた皆様のご応募を心よりお待ちしております!
ソリューションアーキテクト 高橋 佑里子
ソリューションアーキテクト 長友 健人
プロフェッショナルサービスコンサルタント 伊藤 健史