Amazon Web Services ブログ

【開催報告】アップデート紹介とちょっぴり DiveDeep する AWS の時間 第十六回 (03/24)

みなさんこんにちは!

アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 ソリューションアーキテクトの赤澤です。

2022年3月24日に「第十六回 アップデート紹介とちょっぴりDiveDeepするAWSの時間」をオンラインで開催しました。本イベントは、AWS の数あるアップデートの中から「すぐ使える、運用に役立つ、あったらいいなと思ってた、おもしろい、重要」なものをピックアップし、ちょっぴり DiveDeep してカジュアルな雰囲気でお伝えするイベントです。

今回は、「All in one な ML プラットフォーム Amazon SageMaker の活用事例についてご紹介」というサブタイトルで Amazon SageMaker に特化した特別編でした。本イベント初の試みとして、SageMaker を実際にご活用されている 株式会社マネーフォワード様、freee株式会社様 に事例紹介いただきました。

過去の開催報告はこちら

実施内容

AI/MLの実サービスへの適用の検討が進んでいる傾向でしょうか、当日は SageMakerに特化した内容にもかかわらず100名近くのお客様にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!!

当日参加したメンバー(一部)

アジェンダ

今回は、AWSメンバーセッション 4件、お客様事例紹介セッション 2件の、全部で6セッション 合計1.5時間でお届けしました。

  • ももこの今月のお勧め 5 分間アップデート (5 分) スピーカー:ソリューション アーキテクト 浅井
    今月のAWSのサービスアップデートを3分でご紹介。たくさんのアップデートの中から今回は3つをご紹介しました。
  • 年々進化する Amazon SageMaker の機能についてまるっとご紹介(15分)スピーカー:ソリューション アーキテクト 赤澤
    Amazon SageMaker は誕生から 4 年が経ち、さまざまな機能追加がおこなわれてきました。それぞれの機能は必要に応じて疎結合に利用することができ、機械学習に関する様々なニーズにお応えすることが可能です。このセッションでは基本から最新機能までの概要についてご紹介しました。
  • ノーコードの機械学習機能 Amazon SageMaker Canvas のご紹介(15分)スピーカー:ソリューション アーキテクト 三尾
    Amazon SageMaker Canvas は AWS re:Invent 2021 で発表されたノーコードの機械学習機能です。これを使うことによって、機械学習の専門知識がないビジネスアナリストでも、データセットの結合やモデルのトレーニング、新しい予測の生成を視覚的におこなうことが可能になります。このセッションでは機能の概要と動作のデモをご紹介しました。
  • プロジェクトを加速する MLOps プロトタイピングのご紹介(15分)スピーカー:ソリューション アーキテクト 大渕
    「機械学習の活用が進んでそろそろ MLOps に興味があるけれど、自分達だけで始めるのはちょっとハードルが高いなあ」と感じていらっしゃいませんか?MLOps プロトタイピングは、お客様が目指したい MLOps の中で、最も重要であったり課題を感じている部分にフォーカスして開発支援をするプログラムです。このセッションでは今までに実施した MLOps プロトタイピングの内容をご紹介しました。
  • 【 お客様事例セッション 】freeeのOCR開発における Amazon SageMaker Ground Truth の活用(15分)スピーカー:freee株式会社 機械学習エンジニア 造酒 裕貴 (Yuki Miki) 様
    freee様 の AI Lab では OCR の機械学習モデルを内製開発しており、データセット作成に Amazon SageMaker Ground Truth を使用されています。このセッションでは freee様 における OCR 開発の概要と Amazon SageMaker Ground Truth の活用方法についてご紹介されました。
  • 【 お客様事例セッション 】Amazon SageMaker を用いた請求書解析システムの構築(15分)スピーカー:株式会社マネーフォワード CTO室 AI推進部 田中 大貴 (Daiki Tanaka) 様
    株式会社マネーフォワード様では、クラウド型債務管理システム『マネーフォワード クラウド債務支払』において請求書自動読み取り機能を提供されています。本機能では、アノテーションや MLOps において Amazon SageMaker を活用しており、システム全体でどのように Amazon SageMaker が適用されているのかをご紹介されました。

当日の様子

当日の内容を抜粋してご紹介します。

freeeのOCR開発における Amazon SageMaker Ground Truth の活用

freee様ではOCR 開発のアノテーション 環境がなかったという課題があり、Amazon SageMaker Ground Truth を利用してアノテーション環境を構築されました。OCR 用のアノテーションタスクがデフォルトにないため、Ground Truth のカスタムデータラベリングワークフローとカスタムウェブテンプレートの機能を用いて OCR 用のアノテーション タスクを構築されました。

Amazon SageMaker を用いた請求書解析システムの構築

株式会社マネーフォワード様では、請求書自動読み取り機能のアノテーションや MLOps において Amazon SageMaker を活用されており、システム全体でどのように Amazon SageMaker が適用されているのかをご紹介されました。アノテーションではAmazon SageMaker Ground Truth、学習では Amazon SageMaker Training Job、Amazon SageMaker Processing、Amazon SageMaker Experiments をご利用になっています。全体的な推論・学習のワークフロー構築には AWS Step Functions をご利用になっています。

各種資料・動画のダウンロード

本イベントの動画と各セッションの資料は以下からダウンロードできます。

次回予告

次回もお客様事例セッションがございます!ぜひ、ふるってご参加ください。

  • 第十七回 「アップデート紹介とちょっぴり Dive Deep する AWS の時間」 春のセキュリティ編
    • 申込ページ
    • 開催日時:2022 年 4月 28日(木)16:00 – 18:00 オンライン開催
    • アジェンダ
      • AWS Control Tower でマルチアカウント管理しませんか
        • スピーカー:AWS ソリューション アーキテクト 桂井 俊朗 (Toshio Katsurai)
      • ぎりぎり 20 分で話しきる Amazon GuardDuty による脅威検知
        • スピーカー:AWS ソリューション アーキテクト 小森谷 健太 (Kenta Komoriya)
      • お客様事例セッション【 マルチアカウント環境に現代のベストプラクティスを取り入れていく話 】
        • スピーカー:株式会社はてな サービス・システム開発本部 システムプラットフォーム部 SRE 渡辺 道和 (Michikazu Watanabe) 様
      • 新学期セキュリティスタートダッシュ Security Hub 編
        • スピーカー:AWS ソリューション アーキテクト 苅野 秀和 (Hidekazu Karino)