AWS JAPAN APN ブログ

AWS認定資格を取ろう! ~取得に力を入れるAWSパートナー~

AWS 認定はクラウドの専門知識を検証・証明です。取得した個人は自身が保有するスキルを示すことができ、組織は AWS を使ったクラウドイニシアチブにおいて効率的かつ革新的なチームを構築するのに役立ちます。

AWSパートナーにもAWS認定資格取得に会社ぐるみで取り組み、成果を上げている企業があります。

今回はそういった企業の皆様に、AWS認定資格取得と企業や個人のモチベーションについて伺いました。


先日実施されましたEnterprise Strategy Group (ESG) の調査によると、IT 意思決定者は、AWS 認定を利用して従業員のスキルを認定することが組織にとってメリットがあると考えています。従業員が AWS 認定を取得した組織の回答者の 97% が、組織で AWS 認定を取得した従業員を雇用したことにより、今後 3~5 年にわたって自社の競争力が高まるだろうと回答しています。競争力が高まる理由はさまざまですが、AWSパートナー企業も同様に考え、すでに行動し、変革を起こしている企業があります。

今回はそういった取り組みを積極的にされている企業にお話をお伺いしました。

今回お話お伺いしたのは東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、株式会社テクノス、株式会社ゆめみ、株式会社夢テクノロジーの4社です。

Q. AWS認定資格取得を推奨するきっかけは何だったのでしょうか?

A. (東日本電信電話株式会社) NTT東日本は、 ICTを活用し地域のお客様のお困りごとを解決していくことを使命として企業活動を行っております。

昨今は、パブリッククラウドの広がりにより、お客様からパブリッククラウドを活用した環境構築を求めるお声を多くいただいております。そのようなお客様からの期待に応えられるよう、弊社としても社員の育成において AWS 資格取得を推奨し、基本的なクラウドの概念から高度な技術までを各々の社員が自身の役割や興味に応じて積極的に習得できる環境を整えようと考えました。

各社とも「高まる市場のニーズにこたえられる、という証明」としてAWS認定資格をとらえていただき、取得推奨を進めていただけたようです。

Q. 会社としてはAWS資格をどのようにアピール、活用していますか?

A. (株式会社夢テクノロジー)お客様へ社員を提案する際、客観的な判断材料として AWS 資格を利用します。経験はとても重要ですがそれを裏付ける AWS 資格をあわせることでお客様はより正しい判断ができるものと考えます。

AWS 資格数を社外アピールとしてプレスリリース、ウェビナー、リクルート等で利用しています。資格数という実績はお客様やリクルーターへの信頼に繋がるものと考えます。また、社内報で資格数や先日いただいた「AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year」を取り上げ社員へのモチベーションアップに繋げています。

提案資料への記載などを各社積極的に行っていただいておりますが、今年の認定資格のAwardを取得された夢テクノロジーは、プレスリリースなども活用し、自社のAWS認定資格保有者数をアピールいただいています。

Q. 社員個人のメリットは何かありますか?

A. (株式会社テクノス)AWS 認定資格を取得することにより、エンジニアに対するお客様からの客観的な技術評価を得ることができます。また社内的には、資格取得報奨金制度を設けることで、エンジニアのモチベーションアップにもつながっています

各社とも技術者としての注目が高まることをあげられています。資格取得報奨金制度、という個人に還元される仕組みを会社として作られている企業も増えてきているようです。

Q. 会社としてAWS認定資格者を増やすための取り組みがあれば教えてください。

A. (株式会社ゆめみ)学びの全てにかかる費用を会社負担する独自制度「勉強し放題制度」の一つとして、資格・認定の取得を支援する「資格取得報奨金制度」を設けています。特に AWS 活用技術を高めていく、維持することは当社事業にとっても重要な位置づけとなるため、資格取得時の報奨金も基準を高めに運用しています。勉強し放題制度を活用するには、学びのプロセスを自ら振り返り、社内外にアウトプットする事が条件とされますので、金銭的なインセンティブが得られるだけでなく、本質的に学び、他者に共有することで後輩への教育へと循環が成立しています。また、社内システムで「星取表」を運用することで、自身のスキルアピールや、ノウハウを可視化し、領域毎のスペシャリストを索引しやすくすることで、業務におけるコミュニケーションロスにつながっています。

取得後の資格だけでなく、学習にかかる費用までも会社負担でAWS認定資格者を育成していただいているのですね!そして、取得された個人をスペシャリストとして可視化することで個人のモチベーションに還元していく仕組みもすでに作られているという取り組みをご紹介いただきました。

各社の取り組み内容はいかがでしたでしょうか?お客様のパートナー選定の際にも重要視されるAWS認定資格、企業としてでだけでなく、個人としても取得を計画してみてはいかがでしょうか?

各社の取り組みとインタビュー全文につきましてはAWSパートナーセントラルに保存しています。ぜひ各社の取り組みの全貌をご確認いただき、今後のAWS認定資格者育成にお役立て下さい。


<参考リソース>

組織にとっての AWS 認定の価値について(ESGリサーチ調査資料) - AWS認定取得者が在籍する企業への調査結果をまとめた資料です。★パートナーセントラルへのログインが必要です。

AWS認定資格と効果調査概要 - 上記のホワイトペーパーを簡単にまとめた資料です。★パートナーセントラルへのログインが必要です。

認定資格の企業への紐づけ方法 - 企業にどのぐらいのAWS認定資格保有者がいるのかが自動的にパートナーソリューションファインダーに反映されるのに必要です!ぜひお忘れなく!

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