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Amazon MemoryDB for Redis が東京リージョンでご利用可能となりました
みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービスジャパン、シニアエバンジェリストの亀田です。
Amazon MemoryDB for Redis が東京リージョンでご利用可能なりましたのでお知らせいたします。
Amazon MemoryDB for Redis
MemoryDB for Redis は Redis 互換で耐久性に優れた新しいインメモリデータベースです。MemoryDB を使用すると、データの耐久性と高可用性を備えた、マイクロ秒の読み取りおよび一桁ミリ秒の書き込み性能を必要とするアプリケーションを簡単かつコスト効率に優れた方法で構築できます。
従来 AWS はAmazon ElastiCache for Redis というRedis 互換のインメモリデータストアのサービスを提供していました。ElastiCache for Redis を利用する場合は、 Amazon Aurora や Amazon DynamoDB などの耐久性のあるデータベースサービスと組み合わせて使用し、低レイテンシーキャッシュとして使用しながらも、データ損失を最小限に抑えるアーキテクチャをとる必要がありました。この場合、キャッシュとデータベースとの同期を維持するために、アプリケーションにカスタムコードを導入する必要があり、キャッシュとデータベースの両方を実行する追加コストも発生します。
MemoryDB for Redis を使用することで、耐久性のあるデータベースの前で低レイテンシーのキャッシュを使用する代わりに、アーキテクチャを簡素化し、MemoryDB を単一のプライマリデータベースとして使用できるようになりました。MemoryDB を使用すると、すべてのデータがメモリに格納され、低レイテンシーと高スループットのデータアクセスを実現します。MemoryDB は、複数のアベイラビリティーゾーン (AZ)にまたがるデータを格納する分散 トランザクションログを使用して、高速フェイルオーバー、データベースリカバリ、およびノードの再起動を高耐久性で実現します。
MemoryDB for Redis は Redis6.2との互換性があるため、redisadminコマンドを除く200以上のRedisコマンドをサポートしています。
従来のElastiCache for Redis との使い分け指針はこちらのFAQにまとまっていますが、すでに存在している他のデータベースやデータストアからデータをキャッシュし、データアクセスを高速化させる要件のワークロードには、引き続ElastiCache for Redis を検討いただき、その一方で、ワークロードに超高速パフォーマンス(マイクロ秒の読み取りおよび1桁のミリ秒の書き込み待ち時間)が必要なワークロードでは、MemoryDB for Redis を検討いただくことになります。MemoryDBは、データセット全体をメモリに保存し、分散マルチAZトランザクションログを使用して、データの耐久性、一貫性、および回復性を提供します。複数のAZにまたがってデータを保存することにより、MemoryDBはデータベースの迅速な回復と再起動を実現します。このため、ElastiCache for Redis の際に存在していたプライマリデータソースであるデータベースが不要となるケースがあり、アーキテクチャの簡素化、コスト効率化を実現できます。
詳しくはこちらをご覧ください。
– シニアエバンジェリスト 亀田