Amazon Web Services ブログ

AWS Samurai 2019と2020年前半のJAWS-UG

毎年JAWS DAYSで前年のJAWS-UGの活動状況から、JAWS-UGのコミュニティの成長や支部運営、さらにはAWSクラウドの普及に大きく貢献または影響を与えた方々を「AWS Samurai」として表彰しておりました。今年のJAWS DAYSはCOVID-19の影響で会場を借りてのリアル開催は中止となり、急遽、3月28日(土)大幅に縮小したバーチャルイベントとしてオンライン配信を行いました。このJAWS DAYS 2020 ONLINEにおいて AWS Samurai 2019の発表が行われております。

【JAWS DAYS 2020】SAMURAI発表(YouTube)

期間が開きましたが、あらためて今年のAWS Samuraiをご紹介し、続けて上半期の振り返りをしたいと思います。

AWS Samurai 2019samurai red
武田 可帆里さん (初心者支部)

リブート以来、年間勉強会申込者数が1,000人を越える初心者支部において、2か月に1回の定期開催のため、勉強会の準備の役割やプロセスを整備し、会場に入りきれないユーザーのためのリモート枠の早期採用、30人を超える毎回の懇親会の開催を1年を通して推進されました。新規運営メンバーのリクルートも積極的に行い、2019年はオフライン・オンライン両枠併せて、すでに巨大支部でありながら対前年26%増の成長を成し遂げました。また、他の支部とのコラボ勉強会の開催も積極的に行い、初めは初心者支部に参加、その後に興味のある専門支部へ、という流れも作られました。

samura blue
三浦 一樹さん (札幌支部、Media-JAWS)

2019年から勉強会への登壇回数や運営の関わりを一気に高めた方です。
Media-JAWSの第0回横浜支部共同勉強会での登壇を皮切りに、複数の登壇を経てMedia-JAWSに運営メンバーに参画、同時に地元である北海道の札幌支部へ参加、登壇、運営メンバーの一員となり、両支部の勉強会を牽引し、秋に開催されるJAWS FESTAの札幌開催に尽力されました。他にも X-Tech JAWS、広島支部の勉強会に登壇、さらにJAWS-UG以外のコミュニティ勉強会でも数多く登壇し、広くJAWS-UGおよびAWSクラウドの認知度向上に貢献いただきました。

samura blue
加藤 真透さん (金沢支部)

2016年設立以来月1回の勉強会定期開催を目指し、2019年はAWS Community Day Kanazawaを開催して、対前年141%増、193人の勉強会への申し込みを獲得しました。地域支部における活動のモデルケースとなるべく、他支部運営メンバーの参考になるように、GitHub上でイベントの議事録や資料をすべて公開しました。また、Doorkeeperにおける金沢支部の登録者数も124人から244人に増加し、通常勉強会への参加者も増え、地域支部における支部登録者数の重要性を実証しました。2019年は彼のリーダーシップによりステップアップした年となりました。

samura blue
吉江 瞬さん (X-Tech JAWS, Security JAWS)

2018年に引き続き、X-Tech JAWSおよびSecurity-JAWSの3ヵ月に1度の定期開始を他の運営メンバーと実施し、2019年は積極的に他の支部とのコラボ勉強会の企画・協業を推進し、X-Tech JAWS、Security-JAWS、アーキテクチャ支部コラボ会、flaws hansonコラボを実施、2019年において総計 1,669人・11回の勉強会開催に貢献、サブメンバーとして参画している東京支部の勉強会を加えると、実に2,455人・14回のJAWS-UG勉強会に貢献・関与されました。他のコミュニティでJAWS-UGの活動の紹介をされJAWS-UGの認知度の向上に大きく貢献され、2年連続の受賞となりました。

samurai gray
福岡支部2019運営メンバー

AWS Samuraiは基本的に個人表彰ですが、この支部に限って例外をお許しください。

長年九州地区におけるJAWS-UG活動の中心人物であった藤崎優さんが2019年7月に逝去されました。その悲しみを乗り越え、2か月の喪に服した後、彼の意志を継ぐべく活動を再開し、結果、2019年は福岡支部再躍進の年となりました。年に4回の勉強会と25回のもくもく会を開催、対前年59%増の213人の勉強会へのお申し込みをいただき、懇親会を除く勉強会+もくもく会開催回の29回は全国の支部の中で最多となりました。以下が2019年の運営メンバーです。

藤崎 優/森田 邦裕/川原 洋平/木村 健一郎/夏目 祐樹/青柳 英明/内村 和博(敬称略)

2020年前期を振り返り

JAWS DAYS 2020の中止とフルリモートでのオンライン開催は序章に過ぎず、その後すべての勉強会はオンライン開催になりました。対面式のオフライン勉強会を中心にしていたJAWS-UGにとっては大きなチェンジでした。しかし、4月の準備期間を経て5月の勉強会はCOVID-19以前同様の20回を開催し、トータルの月間申込者数は1,940人に達しました。この人数はAWS SummitやJAWS DAYSなどの大型のイベントが開催された月を除けば過去最高の月間申込者数になります。オンライン開催は対面でなく熱量を直接感じることができないデメリットがありますが、会場の物理的制限を気にせず、地方から首都圏の勉強会に気軽に参加可能にし、勉強会参加の機会を創出しています。支部間のコラボレーション勉強会も盛んにおこなわれ、あたらしい勉強会スタイルを模索しています。

また、JAWS-UG浜松支部が浜松市と一緒になってCOVID-19感染情報サイトを作成し、このことがNHKのクローズアップ現代に取り上げられるなど、外出自粛の中でも高いパッションで活動を継続されています。

NHKクローズアップ現代
市民と行政で作る“新しい公共” ~シビックテックストーリーin浜松~
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0015/topic002.html

また、5月にはグローバル施策のAWS Heroesに日本から2名の方が選出されました。
Community Hero, Hiromi Ito – Osaka, Japan
https://aws.amazon.com/jp/developer/community/heroes/hiromi-ito/
IoT Hero, Kohei Matsushita – Tokyo, Japan
https://aws.amazon.com/jp/developer/community/heroes/kohei-matsushita/

まだまだ予断を許さない状況です。そのような中でもJAWS-UGはオンラインにて勉強会を開催しています。勉強会情報はIT勉強会情報サイトのDoorkeeperやconnpassでJAWS-UG開催を検索するか、JAWS-UGのホームページのカレンダー、AWSのイベントページなどで参照することが可能です。ぜひ、興味のある分野のJAWS-UG勉強会に参加してみてください。

 

アマゾン ウェブ サービス ジャパン
コミュニティプログラムマネージャー
沼口 繁