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週刊AWS – 2022/11/7週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
はやいもので、あと半月もするとAWS re:Inventが始まります。基調講演とリーダーシップセッションはライブストリーミングでご視聴頂けますので、ぜひご登録ください。例年、大量のアップデートが発表されるre:Inventですが、毎年恒例のWebinarを今年も開催します。1時間で可能な限りすべてのアップデートをご紹介するもので、日本時間で12月2日(金)の12:00~13:00の予定です。こちらも登録が必要ですので、今のうちに登録をお忘れなく!
それでは、11 月 7 日週のアップデートを振り返ってみましょう。今回は数が多いので、説明文はいつもよりもコンパクトバージョンでお届けします。
2022 年 11 月 7 日週の主要なアップデート
- 11/7 (月)
- Amazon ElastiCacheがIPv6をサポート
Amazon ElastiCacheがクライアントからの接続にIPv6を利用できるようになりました。クラスタの設定はIPv6専用またはIPv4/IPv6両用に設定可能です。IPv6サポートはRedis 6.2以上か、Memcached 1.6.6以上でご利用頂けます。 - AWS Glueで日本と英国におけるセンシティブデータの検出が可能に
AWS Glueのセンシティブデータの検出機能で、日本と英国に固有のセンシティブデータを検出できるようになりました。一例としてパスポート番号や銀行口座番号などを検知することができます。
- Amazon ElastiCacheがIPv6をサポート
- 11/8 (火)
- AWS Resource Explorerを発表
AWSアカウントが各リージョンで利用しているリソースの検索・検出を容易にする機能、AWS Resource Explorerを発表しました。例えばEC2インスタンスやDynamoDBのテーブルといったリソースを容易にチェックすることが可能です。 - Amazon RDS for OracleでJuly 2022 Release Updateが利用可能に
Oracle Database 21cを実行するAmazon RDS for Oracleで、July 2022 Release Update(RU)をご利用頂けるようになりました。 - Amazon ElastiCacheがRedis 7をサポート
Amazon ElastiCacheでRedis 7をサポートしました。詳細についてはドキュメントをご確認ください。
- AWS Resource Explorerを発表
- 11/9 (水)
- Amazon MQがActive MQ 5.17.2に対応し、コネクション数の上限を拡張
Amazon MQでActive MQ 5.17.2をサポートしました。また同時に同時接続数の上限が引き上げられています。mq.t2.microとmq.t3.microをご利用の場合は300接続まで、ほかのタイプでは3,000接続までご利用頂けます。 - AWS Security HubがCIS AWS Foundations Benchmark version 1.4.0をサポート
AWS Security HubがCIS(Center of Internet Security)のAWS Foundations Benchmark version 1.4.0のLevel 1と2に準じた自動チェックが実行できるようになりました。 - Amazon RDSでストレージボリュームとして汎用SSD(gp3)を選択可能に
Amazon RDSで汎用SSD(gp3)ボリュームを利用できるようになりました。gp3ボリュームでは20GiBから64TiBの範囲で容量を選択でき、標準で3,000IOPSのパフォーマンスを発揮します。必要に応じて最大で64,000IOPSを発揮できるように構成することも可能です。 - Amazon QuickSightでSPICEの利用状況をAmazon CloudWatchに送信可能に
Amazon QuickSightは分析処理のスケーラビリティとパフォーマンス向上のためにSPICEというインメモリエンジンを搭載しています。今回、SPICE領域の使用状況をCloudWatchに送信できるようになりプロアクティブなモニタリングが可能になりました。
- Amazon MQがActive MQ 5.17.2に対応し、コネクション数の上限を拡張
- 11/10 (木)
- Amazon ECSでECSタスクのスケールイン保護機能が利用可能に
Amazon ECS(Elastic Container Service)でタスクに対するスケールイン保護機能がご利用頂けるようになりました。長期にわたり実行したいタスクがスケールインイベントやデプロイの影響を受けて削除されないように制御することが可能です。 - Amazon RDS for MySQLで新しいマイナーバージョン8.0.31がご利用可能に
Amazon RDS for MySQLでマイナーバージョン8.0.31がご利用頂けるようになりました。 - Amazon AuroraでPostgreSQL 14.5/13.8/12.12/11.17をサポートし論理レプリケーションの性能を改善
PostgreSQL互換のAmazon Auroraで、PostgreSQL 14.5/13.8/12.12/11.17のバージョンをご利用頂けるようになりました。なお、このリリースには論理レプリケーションのパフォーマンス改善も含まれています。 - Amazon EC2 Mac InstanceがmacOS Venturaをサポート
Amazon EC2 Mac InstanceでApple社のmacOS Ventura(13.0)をご利用頂けるようになりました。AMIが提供されますので、ご利用ください。 - Amazon Aurora Servelress v2が大阪リージョンをはじめ3箇所のリージョンで利用可能に
Amazon Aurora Serverless v2が大阪、ジャカルタ、バーレーンのリージョンでご利用頂けるようになりました。 - Amazon Time Sync Serviceが公開NTPサービスとしてインターネットからご利用可能に
Amazon Time Sync Serviceは高精度な時刻同期を提供するサービスです。今回Time Sync Serviceが公開NTPサービスとしてインターネットからご利用頂けるようになりました。time.aws.comをNTPサーバとして設定することで利用できますので、ぜひご利用ください。
- Amazon ECSでECSタスクのスケールイン保護機能が利用可能に
- 11/11 (金)
- Amazon RDS for OracleでOctober 2022 Release Updatesが利用可能に
Oracle Database 19cと21cを実行するAmazon RDS for OracleでOctober 2022 Release Updates(RU)がご利用頂けるようになりました。 - AWS BackupがVMwareワークロードのAmazon EC2へのリストアに対応
AWS Backupを利用して、VMware環境のバックアップをAmazon EC2ネイティブのインスタンスとしてリストアできるようになりました。 - AWS Secrets Managerで秒間APIリクエスト数の上限を緩和
AWS Secrets ManagerのAPIリクエストのうち、GetSecretValue/DescribeSecretの秒間APIリスクエスト数上限が10,000/秒に、ListSecretsオペレーションについては100/秒に引き上げが行われました。 - Amazon RDS for MySQLでマイナーバージョン5.7.40をサポート
Amazon RDS for MySQLでMySQL 5.7.40をご利用頂けるようになりました。 - Amazon SageMakerでの学習にAWS Trainiumを搭載したml.trn1インスタンスが利用可能に
Amazon SageMakerがモデルのトレーニング用途でAWS Trainiumを搭載したml.trn1インスタンスに対応しました。2xlargeと32xlargeの2つのサイズから選択でき、自然言語処理やコンピュータビジョン、レコメンダーなどをはじめとする幅広いアプリケーション向けにご利用いただけます。
- Amazon RDS for OracleでOctober 2022 Release Updatesが利用可能に
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)