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高度に自動化された CloudEndure 災害対策 – 80% 値下げ
AWS は昨年、CloudEndure を買収しました。買収後は、新たに加わった仲間たちと、CloudEndure 製品の AWS 製品ポートフォリオへの統合を目指して協力してきました。
CloudEndure Disaster Recovery は、お客様のダウンタイムとデータ損失をミニマイズすることを目的に設計されています。オンプレミス、バーチャル、およびクラウドベースシステムのコンテンツは、対象の AWS アカウントやご希望の AWS リージョン内の低コストのステージング領域に継続的にレプリケーションされます。
このブロックレベルのレプリケーションは、オペレーティングシステム、設定ファイル、データベース、アプリケーション、データファイルなど、保護対象システムなどのほぼすべての状態を網羅しています。CloudEndure Disaster Recovery では、Linux または Windows のサポート対象バージョンで実行されるものであれば、どんなデータベースやアプリケーションでもレプリケーションされます。一般的には、Oracle や SQL Server、または SAP のようなエンタープライズ向けのアプリケーションで使用されています。AWS から AWS へのレプリケーションであれば、指定された VPC 内の AWS 環境、つまり VPC そのもの、サブネット、セキュリティグループ、ルート、ACL、インターネットゲートウェイなどがレプリケートされます。
では、CloudEndure Disaster Recovery のユースケースとして皆さんのご参考になるポピュラーなものをご紹介しましょう。
オンプレミスからクラウドへ移行型災害対策 – お客様のセカンダリデータセンターを AWS クラウドに、ダウンタイムやパフォーマンスインパクトなしで移行するモデルです。信頼性、可用性、セキュリティが向上します。ハードウェア、ネットワーキング、ソフトウェアを重複して用意する必要はありません。
クロスリージョン型災害対策 – AWS ですでにアプリケーションを実行されている場合は、コスト効率の高いレイヤーを別に設営できます。クロスリージョン型災害対策をセットアップすると、ビジネス継続性が向上します。継続的なレプリケーションはリージョン間でもアベイラビリティーゾーン間でもセットアップできます。もちろん、厳しい目標復旧時点 (RPO) や目標復旧時間 (RTO) の要件にも対応しています。
クロスクラウド型災害対策 – ワークロードを他のクラウドで実行されている場合は、AWS を災害対策サイトとして利用すると全体の回復能力が向上し、コンプライアンス要件にも対応できます。CloudEndure Disaster Recovery を使用したワークロードのレプリケーションおよびリカバリでは、ソースマシンが自動変換されるため、ワークロードは AWS ネイティブとして起動、実行されます。
料金の 80% 引き下げ
リカバリは高速かつ堅固でありながら、コスト効率が高いものとなっています。本日より、CloudEndure Disaster Recovery の料金を約 80% 引き下げます。これで、時間単価は 0.028 USD、月間サーバー単価は約 20 USD となり、さらにコスト効率が向上しました。
これまで従来型の方法で災害対策ソリューションを運用してこられたお客様であれば、IT リソース (ストレージ、コンピューティング、ネットワーキング) やソフトウェアライセンスの重複配備に多額のコストがかかることはよくご存知だと思います。ご希望の AWS リージョン内で低コストのステージング領域にワークロードをレプリケーションすると、CloudEndure Disaster Recovery によってコンピューティングコストが 95% カットされ、OS やサードパーティーのアプリケーションライセンスを重複配備することもなくなります。
詳細については、Disaster Recovery to AWS Demo の動画をご覧ください。
ご覧になったら、ぜひリニューアルしたCloudEndure Disaster Recovery ページにもお越しください。
— Jeff