Amazon Web Services ブログ

【開催報告】そろそろマネージド、クラウドネイティブで行こう!サーバーレスへのチャレンジ

こんにちは
アマゾン ウェブ サービス ジャパン 株式会社 ソリューションアーキテクトの安達です。
2021年7月14日に「そろそろマネージド、クラウドネイティブで行こう!サーバーレスへのチャレンジ」を開催いたしました。
本記事では、セミナーの内容や当日の資料を皆様にご紹介します。

前回のコンテナ編のイベント開催報告ブログは、こちらになりますので、こちらも是非ご覧ください。

開催の背景

マネージドやクラウドネイティブが気になっているけど、まだ手を出せていない方や、部分的には使っているけど、まだまだ現状の運用に負荷を感じている方、多くいらっしゃると思います。そのような方向けに、「そろそろマネージド、クラウドネイティブで行こう!」セミナーシリーズを作りました。本シリーズでは3回に渡って、コンテナ、サーバーレス、マネージド NoSQL DB にフォーカスした内容をお届けする予定です。

今回はその第2回目のサーバーレス編でした。本セミナーでは、新規にサーバーレスの導入を検討されている方、既存のアプリケーションをサーバーレスに移行を検討されている方、よりサーバーレスを活用していきたい方など、様々なフェーズの方々を対象に、実際に最前線でサーバーレスの活用をされているお客様の事例や、そこで学んだことなどを共有いただきました。また、AWSより、サーバーレスを使った段階的なモダンアプリケーション化の適用ステップについてもご紹介しました。

セミナーの内容

セミナーは、以下の6つのセッションで構成されました。

オープニング & サーバーレス概要 (安達 翔平 / アマゾンウェブサービス株式会社)

「AWSのサーバーレスサービスについて、どのようなサービスがあるのか」、「AWSのサーバーレスサービスのメリットは、どのようなものがあるのか」について、ご紹介致しました。また、なぜ昨今サーバーレスが注目されているのかなどについてもお話しさせていただきました

資料はこちら

 

[はじめてのサーバーレスチャレンジ]
自社ホストサーバーからサーバーレスへの道のり (都築 宏文 / 株式会社スカラコミュニケーションズ )

自社ホストサーバーからフルサーバーレスへの移行の際に、既存の課題やプロジェクト進行中に出てきた課題について、どのように解決していったのかについて、サーバーレス初挑戦のプロジェクトでの経験談を交えて、ご共有いただきました。
既存サービスの移行ではあるものの、刷新のタイミングであったため、自社ホスト時代のサーバー管理の大変さ(空きリソースの確保、故障対応、回線保守…)から、そこから逃れられるサーバーレスを視野に入れて検討されています。

 

資料はこちら

 

[スクラッチからのサーバーレス]
モバイルデバイス操作ログ収集基盤を改善した話 (橋爪 創一、倉橋 悟 /エムオーテックス株式会社)

既存のプロダクトでの性能面などでの課題から、AWSへのフルリニューアルとして、サーバーレスを採用した事例について、ご共有いただきました。さらに、サーバーレス構築時のリプレイス構成と工夫ポイントについても、お話していただきました。
サーバーレス採用から3年の運用を経験された中で感じられたことにもふれていただいています。

 

資料はこちら

 

[サーバーレスによる機能開発]
月間数十億リクエストのマイクロサービスを支える JVM + AWS フルサーバーレス開発事例(立野 靖博 / Chatwork株式会社)

数十億リクエストのサービスの機能開発の中で、どうしてサーバーレスを採用したのか、そして、AWS LambdaをJava / Scalaを使って、どのように活用していくかなど、かなり深い技術的な部分についてもご共有いただきました。
コールドスタートが気になる Java 系のランタイムに対してどう対処したのか、興味深いチャレンジです。

 

資料はこちら

 

[AWSサーバーレスへの移行]
『V-CUBE セミナー』における、他社のリアルタイムデータ同期サーバーからの移行事例(岩上 蘭 / 株式会社ブイキューブ)

キャパシティの緊急拡大のために、他社のクラウドシステムで稼働していたプロダクトをサーバーレスで、短期期間で移行した事例について、ご共有いただきました。さらに、様々なアーキテクチャパターンがある中で、なぜこのアーキテクチャを決定したのかなどの選択の背景なども詳しくお話ししていただきました。

 

資料はこちら

 

サーバーレスを活用する – 段階的なモダン化、適用のステップ (福井 厚 / アマゾンウェブサービス株式会社)

サーバーレスを適用するには、どのような段階があるのかについて、また、典型的な適応ステップと各ステップで利用可能なAWSサービスについてお話しさせていただきました。可用性やスケーラビリティから運用・監視まで様々な視点からご説明しました。

 

資料はこちら

おわりに

今回は、サーバーレスにご興味を持たれている様々なフェーズのお客様向けにセミナーをお届けしました。
ご参加いただきました皆様には感謝申し上げます。
今回をきっかけに、さらなるサーバーレスの利用が加速することができれば幸いです。
また、ご登壇頂きました 株式会社スカラコミュニケーションズ 都築 様、エムオーテックス株式会社 橋爪 様、倉橋 様、Chatwork株式会社 立野 様、株式会社ブイキューブ 岩上 様 には改めて、御礼申し上げます。

本勉強会の内容に関して、詳細が知りたい・自社のビジネスデータを分析したい、などのご要望がありましたら、担当営業、もしくは公式サイトの お問い合わせ までお問い合わせください。
また、8月11日のAsk an Expert では、サーバーレスDayとなっており、お気軽にサーバーレスのお悩みを相談できますので、ご活用いただければと思います
ご予約は、こちらからお願いします

本セミナーシリーズのNoSQL編は8月12日 (木) の「そろそろマネージド、クラウドネイティブで行こう! -AWSのデータベースへどの様に移行するか、そして自分のサービスにあうNoSQLを選ぶ方法-」となります。
セミナー詳細はこちらになりますので、ご興味ある方は是非ご参加ください!
ぜひイベント参加時は、 #そろマネ を添えて、感想などをTwitterでツイートして、イベントを盛り上げてください

 


このブログの著者

安達 翔平(Shohei Adachi) @sabamiso
ソリューションアーキテクトとしてISV/SaaSのお客様の技術支援を行っています。好きなAWSサービスはAWS AmplifyとAWS Lambda です。