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今すぐ利用可能 – AWS IoT Things グラフ

昨年11月にAWS IoT Things Graph を発表 し、IoTアプリケーションを視覚的に構築できるようにするツールとして説明しました。本日、このサービスが利用できるようになりました。

ここでご覧いただけるように、ビジネスロジックをデバイスとサービスから構成されるフローで表すことができます。各ウェブサービスとそれぞれのタイプのデバイス (センサー、カメラ、ディスプレイなど) は、モデル として Things Graph に表されます。このモデルは、特定のブランドやデバイスのモデルに固有の実装の詳細を隠し、ハードウェアとともに進化するフローを構築することを可能にします。各モデルにはアクション (入力)、イベント (出力)、および 状態 (属性) のセットがあります。Things Graph には、事前定義されたモデルのセットが含まれ、固有のものを定義することもできます。また、フローの一部として マッピング を使用して、1 つのデバイスからの出力を他のデバイスが期待する形式に変換することができます。フローを構築した後で、ローカルでの実行のために、AWS IoT Greengrass対応デバイスにデプロイできます。フローがデプロイされると、ローカルで接続されたデバイスとウェブサービスの間のインターラクションを調整できます。

AWS IoT Things Graph の使用
AWS IoT Things Graph Consoleの概要を見ていくことにしましょう。

最初の手順では、フローで使用するデバイスとウェブサービスを表すモデルがあることを確認します。コンソールナビゲーションの [Models] をクリックして、開始します。

コンソールはモデルを作成するために従わなければならない 3 つの手順を概説し、また、既存のモデルもリストします。

上記にリストされた各デバイスの URN にaws/examples があることは、それらが事前定義され、パブリック AWS IoT Things Graph 名前空間の一部であることを示します。[Camera] をクリックして、このモデルの詳細を確認します。 [Properties]、[Actions]、および [Events]を確認できます。

モデルは GraphQL を使用して定義されます。それを表示するか、編集するか、モデル定義を含むファイルをアップロードできます。カメラの定義をここに示します。

このモデルは抽象的なカメラデバイスを定義します。代わりに、このモデルは [Devices] セクションにリストされているとおり、1つ以上の実際のデバイスの定義を参照できます。

各デバイスはまた、GraphQL を使用しても定義されます。特に、興味深いことは、MQTT トピックとメッセージを使用してアクションを定義することです。

前述のとおり、モデルはウェブサービスを表すこともできます。このタイプのモデルを参照するフローがデプロイされると、モデルのアクションをアクティブにすると、Greengrass Lambda 関数をコールします。ウェブサービスが定義される方法は次のとおりです。

フローを作成できるようになりました。ナビゲーションの [Flows] をクリックし、[Create flow] をクリックします。

フローに名前を付け、説明を入力します。

空のキャンバスで開始し、ノード ([Devices]、[Services]、[Logic]) をそれにドラッグします。

このデモ (『AWS IoT Things Graph User Guide』で詳細に説明) の場合、MotionSensorCamera、および Screen を使用します。

デバイスwに接続して、フローを定義します。

次に、それを設定し、カスタマイズします。多くの選択肢や設定があるため、ここではいくつかのハイライトを示し、詳細な情報については、ユーザーガイドを参照していただくようにお願いします。MotionSensor をセットアップするため、状態の変更がこのフローを開始するようにします。

また、(示されていない)Camera を設定して、Capture アクションを実行し、Screen を設定してそれを表示します。事前設定された サービスも使用できました。

また、フローに ロジック を追加することもできます。

モデルと同様に、私のフローは最終的に GraphQL で定義されます (希望する場合は、直接表示して編集できます)。

この時点で、フローを定義したので、[Publish] をクリックして、デプロイで利用できるようにします。

次の手順は次の通りです。

関連付け – この手順では実際の AWS IoT Thing をデバイスモデルに割り当てます。[Thing] を選択して、デバイスモデルを選択し、この手順をフローの各デバイスモデルに対して繰り返します。

デプロイ – フロー構成を作成し、Cloud or Greengrass でターゲットに設定し、それをフローでデプロイするために使用します (詳細は、Creating Flow Configurations をお読みください)。

知っておくべきこと
ここでは、わずかに表面を見ただけです。AWS IoT Things Graph は多くのパワーとフレキシビリティをもたらします。皆様もさらに多くのことをご自分で発見してください。

ここで、留意するべきことがいくつかあります。

料金 –料金は実行 (クラウドデプロイの場合) またはデプロイ(エッジデプロイの場合)されるステップの数に基づいており、 「AWS IoT Things Graph Pricing」ページで詳細を示しています。

API アクセス – コンソールアクセスに加えて、AWS IoT Things Graph API を使用して、モデルとフローを構築できます。

リージョンAWS IoT Things Graph は、米国東部 (バージニア北部)米国西部 (オレゴン)欧州 (アイルランド)アジアパシフィック (シドニー)、およびアジアパシフィック (東京) リージョンで利用可能です。

Jeff;