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最新 EC2 Goodies – 起動テンプレートとスプレッドプレイスメント

いくつかの重要な新しい EC2 インスタンスタイプをローンチして、AWS re:Invent で紹介しています。M5H1T2 Unlimited および Bare Metal インスタンス、またHibernationNew Pricing Model などの Spot 機能については、すでにお伝えしてきました。Amazon Time Sync Service については、Randall がお伝えしました。今日は、私たちがローンチした 2 つの機能、すなわち、スプレッドプレイスメントグループと起動テンプレートについて説明いたします。どちらの機能も EC2 コンソールと EC2 API で使用でき、「aws」パーティションのすべての AWS リージョンで使用できます。

起動テンプレート
起動テンプレートを使用して、EC2 インスタンスの起動に使用するインスタンス、ネットワーク、セキュリティ、ストレージ、および高度なパラメータを保存できます。また、任意のタグを含めることもできます。各テンプレートには、パラメータのフルコレクションの希望するサブセットを含むことができます。たとえば、タグやネットワーク構成などの一般的な構成パラメータをテンプレートで定義し、その他のパラメータを実際の起動の一部として指定することができます。

テンプレートを使用して、On-Demand およびSpot フォーム内、および EC2 Auto Scaling を介して、または Spot Fleet の一部として起動されたインスタンスにまたがる、一貫性のある起動環境をセットアップできます。これらを使用して、組織全体の標準を実装し、ベストプラクティスを実施することができます。また、基盤となる API を使用せずに、テンプレートを介してインスタンスを起動する機能を IAM ユーザーに提供できます。

テンプレートはバージョン管理されているので、1 つのインスタンスを起動するときに、任意のバージョンを使用できます。テンプレートは、最初から作成したり、以前のバージョンに基づいたり、または実行中のインスタンスからパラメータをコピーすることができます。

コンソールで起動テンプレートを作成する方法は以下のとおりです。

ネットワークインターフェイス、ストレージボリューム、タグ、およびセキュリティグループを追加する方法は以下のとおりです。

高度なパラメータと特殊なパラメータを指定する方法は以下のとおりです。

テンプレートですべてのパラメータを指定する必要はありません。複数のインスタンスまたは起動に共通する値を起動時に入力して、その他のパラメータを追加できます。

Create launch テンプレートを開き、テンプレートを作成して、On-Demand インスタンスの起動、Auto Scaling グループの作成、および Spot Fleets の作成に使用できます。

Launch Instance ボタンをクリックして、テンプレートで起動するオプションを指定できるようにしました。

テンプレートとバージョンを選択して、すべての起動パラメータを確定するだけです。

また、テンプレートとテンプレートバージョンをコンソールで管理することもできます。

この機能の詳細については、Launching an Instance from a Launch Template をご覧ください。

スプレッドプレイスメントグループ
スプレッドプレイスメントグループは、グループ内のインスタンスを同じ基本ハードウェアで共有したくない場合に適しています。少数の重要なインスタンスが互いに分離して保持される必要があるアプリケーションを、スプレッドプレイスメントグループで起動して、1つのハードウェア障害が複数のインスタンスに影響するリスクを軽減できます。スプレッドプレイスメントグループを使用する際のいくつかの注意点を以下に示します。

  • アベイラビリティーゾーン – 1 つのスプレッドプレイスメントグループは、複数のアベイラビリティーゾーンにまたがることができます。グループごとアベイラビリティーゾーンごとに、最大 7 つの実行インスタンスを持つことができます。
  • 固有のハードウェア – 利用できる固有のハードウェアが不足している場合、起動リクエストが失敗する可能性があります。時間の経過とともに、全体的な利用量が変動したりハードウェアが追加されるので、後で失敗したリクエストを再試行できます。
  • インスタンスタイプ – M4、M5、C3、R3、R4、X1、X1e、D2、H1、I2、I3、HS1、F1、G2、G3、P2、P3など、さまざまなインスタンスタイプをスプレッドプレイスメントグループ内で起動できます。
  • リザーブドインスタンス – スプレッドプレイスメントグループ内で起動されるインスタンスに対して、キャパシティーを予約できます。ただし、プレイスメントグループに対してキャパシティを予約することは現在できません。一部の RI を利用可能な場合でも、ICE(容量不足のエラー)が発生する可能性があります。
  • 適用性 – Dedicated Instance または Dedicated Host では、プレイスメントグループは使用できません。

プレイスメントグループは、AWS Management ConsoleAWS Command Line Interface (CLI)AWS Tools for Windows PowerShell、およびAWS SDK で作成および使用できます。コンソールコマンドラインを使用する方法を学習するのに役立つ、新しい機能がコンソールに含まれています。

既存のプレイスメントグループを指定したり、EC2 インスタンスの起動時に新しいプレースメントグループを作成できます。

詳細については、Placement Groups をご覧ください。

Jeff;