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[AWS Black Belt Online Seminar] Amazon CloudWatch Container Insights で始めるコンテナモニタリング入門 資料及び QA 公開

昨年 (2019/11/27) 開催しました AWS Black Belt Online Seminar「Amazon CloudWatch Container Insights で始めるコンテナモニタリング入門」の資料を公開しました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の一部についても共有しております。

資料P48 のCloudWatch LogsのEKSのロググループ名で以下の通り記載誤りがございました。資料は正しい内容に修正した上で公開いたします。

誤) EKSの場合:/aws/ContainerInsights/< Cluster名>/performance
正) EKSの場合:/aws/containerInsights/< Cluster名>/performance

 

20191127 AWS Black Belt Online Seminar Amazon CloudWatch Container Insights で始めるコンテナモニタリング入門

AWS クラウドサービス活用資料集(すべての過去資料が閲覧できます)

Q. Fargateの場合、ECS インスタンスのメトリクスは見れるのでしょうか?
A. Fargate 起動タイプにおけるコンテナ実行環境となる仮想マシンは AWS が管理・運用する仕組みとなっているため、お客様の CloudWatch Container Insights 上では仮想マシンレベルのメトリクスは表示されません。

Q. EKSのメトリクスの表示時は、どのような粒度での表示が可能なのでしょうか(ECSの場合はTasks etc. でしたが)
A. Amazon EKSではClusters、Nodes、Services、Namespaces、Podsの単位でメトリクスを取得することが可能です。 また、ECS同様、コンテナ単位でのCPU使用率、メモリ使用率の取得が可能です。 取得できるメトリクスの詳細はこちらのドキュメントをご確認ください。
Amazon EKS および Kubernetes Container Insights のメトリクス

Q. 本サービスのベースとして使用しているOSSは何ですか?Elasticsearchでしょうか。
A. Container Insightsを有効にするとECS、EKSの運用データは、パフォーマンスログは、リソース使用状況に関する詳細なメトリクスを含んでおり、構造化された JSON スキーマで保存されます。
CloudWatch は、このデータから、Cluster、Node、Pods、Namespace、Task、Serviceのレベルのカスタムメトリクスを作成します。実装の詳細についてはCloudWatchの内部仕様であるため公開しておりません。

Q. Container Insights を活用してアラーム設定していく際の良いやり方や、注目するべきメトリクスについても知りたいです。セミナーであったリソース配分で見ていた CPU 利用率やメモリ利用率等以外にも、見ておくことで良いものがあれば教えて下さい。
A. ECSでリソースのアラーム(CPU利用率等)を設定する場合、「Cluster」「Service」「Task」と各粒度でアラームを取得していただくことで、問題発生時にどの単位で問題が発生しているかを把握しやすくなります。最適なアラーム設定というのはお客様の環境やワークロードに依存しますが、問題の切り分けを行いやすい粒度、頻度でアラームを設定していただくことをお勧めいたします。また、監視すべきメトリクスについても同様に、お客様の環境、ワークロードに依存します。Task監視の観点では、リソースのメトリクスとしてはCPU使用率、メモリ利用率以外にもストレージの読み書きのバイト数(StorageReadBytes、StorageWriteBytes)や、ネットワークの送受信のバイト数(NetworkRxBytes、NetworkTxBytes)などが考えられます。また、リソース監視以外にも、PendingTaskCountからPENDING 状態にあるタスクの数をモニタリングすることができ、Cluster、Service全体で異常が発生しているTaskの数を把握することが可能です。その他ECS、EKSのメトリクス詳細については以下ドキュメントのリンクをご確認ください。

ECS
EKS

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