AWS JAPAN APN ブログ
AWS re:Invent 2018 で発表された APN プログラムについて
11月26日~30日にラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2018にて行われた、毎年恒例のグローバルパートナーサミット内で、弊社グローバルアライアンス&チャネル担当バイスプレジデント、テリー・ワイズより発表された重要な戦略および新プログラムについてご紹介させていただきます。
グローバルパートナーサミットは、AWS パートナーネットワーク (APN) パートナーに、ネットワーキングやコラボ、学びの機会を提供しました。
今年は、APN パートナーが AWS のテクノロジーを活用し、APN プログラムでビジネスの構築や成長を促進する方法を学べるような GPS セッションやイベントが、re:Invent 会場で開催されました。
APN プログラムの変更
今回re:Inventでの重要な発表のひとつとして、APNプログラム全体における様々な変更・アップデートが挙げられます。これらは、日々進化し続けるAPNパートナーコミュニティーの成長・投資・革新を認め、支援するためのものです。パートナー様には、より体系的なプログラムベネフィットを揃えました。
Editor’s Note: 新Tier要件の施行日は2019年4月1日に変更になりました。
今回のプログラム変更は以下のとおりです。
- 「スタンダード」から「セレクト」へのTier名称変更
- 各Tierのパートナー様に向けた体系的なベネフィット
- APN要件のアップデート:パートナー様の「知識」・「経験」・「お客様の成功」を測ることのできる要件設定
APN プログラムの変更の詳細は、こちらを参照してください>>
これらの変更に加えて、APN に登録したばかりのパートナー向けのいくつかの新しいプログラムと、AWS に精通した熟練 APN パートナーのためのプログラムも導入しています。新しいプログラムを以下のとおりご紹介します。
新APN パートナーのための新しいプログラム
新AWS ナビゲートトラック
AWSナビゲートプログラムは、APNパートナー様がAWS上で専門分野の活動・実務を行う上での手引きとなる規範的手順を提供しています。ナビゲートトラックは、APNパートナー様がAWSのエキスパートになり、AWSのお客様のための革新的なソリューションを展開するために必要なガイダンスです。
re:Invent では、3 つの新しい AWS ナビゲートトラックを発表しました。
APN パートナーからの強いご要望に基づいて、弊社は AWS ナビゲートプログラムを開発し、APN パートナーがAWSを活用したビジネス差別化の道をうまく歩んでいけるよう支援しています。今すぐ、このトラックを利用して、各分野の専門的なプラクティスを開始することができます。
APN パートナーが利用できる AWS ナビゲートトラックを全部見る>>
APN コンサルティングパートナー向け新プログラム
AWS Well-Architected パートナープログラム
AWS Well-Architected パートナープログラムは、APN パートナーが優れたアーキテクチャの習性を確立し、お客様のリスクを排除するお手伝いをします。
AWS Well-Architected パートナーは、このプログラムを通じて、お客様のワークロードの状態を検証し、いつ、どこで支援が必要なのかについての改善を行います。
AWS Well-Architected フレームワークは、お客様が AWS クラウドでのワークロードの設計を簡単にする、一連のベストプラクティスとプリンシパルです。
このフレームワークは、AWS のお客様と APN パートナーがアーキテクチャを評価し、時間の経過とともに拡張する設計を実装するための、一貫したアプローチを提供します。
AWS Well-Architected パートナープログラムの詳細は、こちらを参照してください>>
AWS IoT サービスデリバリー称号
AWS サービスデリバリープログラムは、特定の AWS サービスを顧客に提供した実績を APN コンサルティングパートナーに紹介するものです。APN パートナーは AWS サービスデリバリーを指定し、専門知識のサービスレベルを AWS の顧客に見せることで、差別化を図ることができます。
re:Invent では、3 つの新しい AWS IoT サービスデリバリーを発表しました。
AWS IoT サービスデリバリーの詳細は、こちらを参照してください>>
- AWS IoT Coreパートナーは、コスト・信頼性・安全性・パフォーマンス・スケーラビリティを最適化するIoTデザイン及び実装のためのベストアプローチを選択することによって、お客様の体験と結果を改善します。
AWS IoT Coreパートナーについてはこちら
AWS IoT Core検証チェックリストはこちら - AWS IoT Greengrassパートナーは、お客様にエッジデバイスインテリジェンスをもたらすAWSサービスをサポートするためのIoTソリューション知識だけでなく、AWS IoT Greengrass及びAWS IoT Coreについての深い技術的知見を有し、活用します。
AWS IoT Greengrassパートナーについてはこちら
AWS IoT Greengrass検証チェックリストはこちら - AWS IoT Analyticsパートナーは、ハードウェアやインフラストラクチャーを管理する必要なく、大規模にスケーラブルなAWS IoT Analyticsの上で迅速でレスポンシブなIoTアプリケーションを構築します。
AWS IoT Analyticsパートナーについてはこちら
AWS IoT Analytics検証チェックリストはこちら
APN テクノロジーパートナー向け新プログラム
AWS コンテナコンピテンシー
AWSコンテナコンピテンシーは、コンテナ上での動作をサポートするAWS上の製品もしくはソリューションを持つAPNテクノロジーパートナーを識別するものです。AWSコンテナコンピテンシーパートナー様が開発された製品もしくはソリューションは、お客様がコンテナをモニターし、ログをとり、安全性を保つことだけでなく、最適化オーケストレーションやスケジューリング、インフラストラクチャー、アプリケーション構築・試行・コンテナ上でのデプロイまでを支援します。
AWS コンテナコンピテンシーの詳細は、こちらを参照してください>>
AWS コンピテンシーを取得するには、APN パートナーは、AWS ソリューションのセキュリティ、パフォーマンス、信頼性の評価だけでなく、業界に特化した技術に関する厳しい技術的検証を受けなければなりません。
AWS Device Qualification プログラム
AWS Device Qualification プログラムは、APNパートナーがAWS IoT Core、AWS IoT Greengrass、Amazon FreeRTOS、Amazon Kinesis Video Streamsを活用していることを確認することで、彼らのデバイスハードウェア(開発ボード、組込みモジュール、シングルボードコンピュータ、ゲートウェイ、センサー、カメラ等)が適格なものであるとする、新しいハードウェア認定プログラムです。
認定デバイスは、お客様がAWSと連携しているIoTデバイスを見つけることができるAWSパートナーデバイスカタログへの掲載が可能になります。このカタログは、お客様が認定ハードウェアを見極める際、評価・開発のために掲載ハードウェアをAPNパートナー様から購入できるリンクを含んでいるため、APNパートナー様にはそういった新しいお客様とつながるチャネルを構築できます。。