AWS Startup ブログ

AWS Loft Tokyo で「CBcloud」の アーキテクチャに関するお話を伺いました

こんにちは、Startup担当Solutions Architectチームのマネージャーをしている篠原英治(@shinodogg)です。

CBcloud株式会社のCSO皆川さん(写真 左)とCTO徳盛さん(写真 右)にAWS Loft Tokyoにお越しいただき、PickGoイチマナのビジネスモデルや、そこで深くご活用いただいているAWSのアーキテクチャについてお話を伺いました。

皆川さんはChief Strategy Officerとしてアライアンス/組織/人事/営業などを幅広くご担当され、徳盛さんはChief Technology Officerとしてプロダクト開発における技術選定やエンジニアのマネージメントなどをご担当されています。

CBcloud

PickGoについて

AWS Solutions Architectの保里が都内で見かけたPickGo。現在のビジネスの状況やそこで使われている技術についてお話を伺いました。PickGo

Startup支援プログラムであるAWS Activateがきっかけで、”元々馴染みがあったAWSの導入を決めた”、と語る徳盛さん。他社のクラウドも試してみたが、AWSのアカウントマネージャーおよびソリューションアーキテクトによるフォローや技術サポートなどに好感を持ち、最終的にはAWSに落ち着いた、とのこと。また、エンジニアの採用といった観点で見た場合も、”市場におけるAWSエンジニアの多さは魅力”とおっしゃっていました。

tokumori

CBcloudを支える技術

AWS Elastic Beanstalkを活用してスケール構成を実現している様子を紹介してくれました。

eb

車両の動態管理システムである”イチマナ”においては、フロント側とAPI側をサービス化して分離しながら、Blockchain技術を活用して履歴を保持されているとのことです。AI/MLといった領域は最初から知見をお持ちだったのではなく、エンジニアの方々が学習をされてR&D的に取り組まれていらっしゃいます。今後は培った技術を活用して、ルーティングや到着予測の精度を上げていきたい、とのことでした。メールの送信はAmazon Simple Email Service (Amazon SES)を利用。

イチマナ

CSO皆川さんにイチマナを完全無料としたことをお伺いしたところ、納品先にも位置情報を共有する仕組みを入れており、これまでの動態管理サービスとの違いをつくるだけでなく、運転中に電話がなることを減らしドライバーの安全を守りたい思いがあるとのこと。またこれまで動態管理を導入したくでも導入することが出来なかった中小運送会社にも使ってもらい所属するドライバーの待遇改善にもつなげたいとのことでした。

CSO皆川

これまでもAmazonとのビジネス連携をAWSと一緒に検討させていただいてきた経緯がございますが、今後のサービスの開発ロードマップも踏まえながら、どのように今ある課題を解決していくか、例えば、積載率を向上への取り組みについて、ブロックチェーン技術やAI技術を織り交ぜながら、ご紹介いただきました。

“ドライバーファースト”を掲げ、ラストワンマイル問題を解決すべく、サービス開発に邁進しているCBcloudさんの今後に目が離せませんね。cbcloud startup

CBcloudにおける技術選定

“エンジニアとして最新の技術や言語を導入してみたいと思う気持ちはありつつも、テクノロジーはあくまでサービスを構築するための手段として考え、開発速度と品質を両立できるような技術を選択することを心がけている”と、CTO徳盛さん。現在、APIはRuby on Railsを使用し、フロント側はVue.jsを導入中。過去に特定のプログラミング言語を押し出したところ、エンジニアの採用に苦戦したことがあった、とのこと。そう言った意味で、AWSに関しては”エンジニアの仲間を集める上で現状、一番良い選択肢”と皆川さんと徳盛さんが口を合わせたようにおっしゃっていたのが印象的でした。

hiring

一日の平均睡眠時間は?

徳盛さんは6〜7時間の睡眠時間を確保できるように、会社から近いところにお住まいとのこと。一方で皆川さんの平均睡眠時間は5〜6時間。お子さんの保育園の送迎なども含めたその日の状況によってフレキシブルにご予定を組まれているそうです。

20歳の頃の自分に伝えたいことはありますか?

徳盛さんは学生時代、研究室にこもって作業に没頭していたこともあり、”もっと広く世の中のことを興味を持っても良かったかもしれない”とおっしゃっていました。皆川さんは、”今を楽しもう。20歳の時に今しか出来ないことを。”

 


皆川さん、徳盛さん、お忙しいところ快くインタビューを受けてくださりありがとうございました!今後ともAWSをよろしくお願い致します!CODE HAPPY!

cbcloud aws