クラウドでは柔軟で低コストのITリソースにすばやくアクセスできます。公共部門の諸機関で AWS クラウドを使用すれば、ハードウェアへ大規模に先行投資したり、手間のかかる作業に多大な時間と資金を費やしたりする必要はもうありません。
AWS では、政府機関や教育機関、非営利組織がより迅速に行動し、IT コストを削減し、アプリケーションをスケールするために役立つ、コンピューティング、ストレージ、データベース、分析、アプリケーション、デプロイのサービスを提供しています。
このチュートリアルでは、検討すべき重要なトピックを取り上げます。これには、AWS へ移行する根拠の提示、操作や文化に関連する事柄、購入戦略、アーキテクチャに関する検討事項、将来にわたって革新を可能にしコストを抑えるためのさらなる改良点が含まれます。
クラウドコンピューティングサービスを購入する際に求められるスキルや戦略は、従来の IT 購入で必要とされたものとは異なります。クラウドに移行する心づもりはあるものの、実践的なガイダンスを求めていますか。 開始方法が不明でしょうか。 AWS が、適切な取得アプローチの選択をサポートします。
ぜひ購入方法ガイドをご確認ください。なお、クラウドサービスの調達要件全般について、AWS のスペシャリストから直接お話しすることができます。
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ビジネスケースを構築するにはどうすればよいですか。
クラウドへの道のりは、公共部門の中でもさまざまです。AWS はこれまで、多数のお客様がその道のりの各段階で目標を達成するのをサポートしてきました。
すべての道は固有のものですが、プロセスを効率化するために実践できる共通の型、アプローチ、ベストプラクティスというものが存在します。
詳細については以下を参照してください。
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クラウド移行の道のりへ踏み出す最良の方法はどのようなものですか。
まず、次のようにしてクラウド移行の価値、優先性、メリットを把握する必要があります。
- プロジェクトを描写します。
- 期待される利点を定義
- プロジェクトのコストと見込み節約額を概観(AWS 計算ツールが使用可能)
- ギャップ分析を実施
- 潜在的リスクを特定します。
- クラウドに移行するワークロードを特定します。
- 既存契約の期間と日付を定めます。
- 予算承認を確保します。
詳細については以下を参照してください。 -
主要な関係部門とはいつから協働すべきですか。
次のようなあらゆる主要関係部門と、早い段階から協働することが重要です。
- 調達/商務
- 法務/契約
- 予算/財務
- セキュリティ/コンプライアンス
- 技術/IT
- 事業部門/ビジネスリーダーシップ
オープンにコミュニケーションを取ることで、クラウドの導入がどのように既存の活動に影響するか、明確な理解を生むことができます。また、次の事項に対する期待をリセットする機会が得られます。- スケジュール
- リスク管理
- セキュリティ管理
- コンプライアンス
- 出費
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どうすればコストを最も簡単に把握できますか。
最初のステップとして、現在のコストを明確に把握することが重要です。これは、最適なコスト効率を実現できる移行モデルを定義するための基準値になります。
効率性と俊敏性をもたらす新しい方法で業務を遂行する必要があります。これには次のことが求められます。
- 新しいスキルに関する IT、セキュリティ、商務、法務スタッフのトレーニング
- 新しい業務プロセスの定義づけ、理解、遂行
- 既存の業務プロセスの修正
- 業務運営、商務、セキュリティ上の管理の遂行/強化
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クラウドのコストをどのように既存の技術インフラストラクチャと比較すればよいですか。
この 2 つのモデルは大きく異なります。クラウドでは、コストのかかる初期投資を避け、代わりにサービス使用量に応じた分のみ支払うことができます。コストを理解する際は、すべてを考慮に入れることが重要です。既存の技術インフラストラクチャでは、初期コスト (運用コストと設備投資の比較を考えてみてください)、不動産関係の間接費や光熱費、設備のモニタリングと維持を行う人的資源が必要です。
次のツールを使用して双方のモデルの総所有コストを算出し、クラウドの料金体系のしくみを視覚化することをお勧めします。
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クラウド導入の最速経路はどのようなものですか。
成功するクラウド導入は、十分に設計された調達戦略と、クラウドに主眼を置いた契約方式から生まれます。調達を適切なものにすることで導き出されるクラウドテクノロジーとクラウドサービスのポートフォリオからは、クラウドコンピューティングのメリットを真に得ることができます。以下をはじめ、適正なアプローチを探す方法は多数あります。
- 提案依頼書 (RFP) を使用します。
- 既存の契約方式を使用します。
- AWS からの直接購入: (AWS の利用規約に準拠した取引となります) AWS アカウントを開いてサービスの利用を開始します。
- AWS パートナーからの間接購入を選択します。
クラウドサービスの調達要件全般について、AWS のスペシャリストから直接お話しすることができます。
最初のステップとして、How to Buy Cloud Computing Services for Your Agency のオンラインセミナーをご覧いただけます。AWS 公共部門コントラクトセンター もご参照ください。
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要件または RFP はどのように記載すればよいですか。
要件を記載する際は、細部にこだわりすぎないようにします。その代わりに、期待する成果に焦点を当てます。柔軟で陳腐化しない言葉を使用して、契約が承認時まで最新のものとしてあり続けられるようにすることが重要です。成功するクラウド調達戦略は、機能に関する要件や、全体的なパフォーマンスに基づく要件に焦点を当てています。特定の手法、ハードウェア、設備、必要な部品番号を指定することは避けるようにします。お客様が必要としているサービスや成果を提供または改善できる方法を、ベンダーが推奨できるようにします。
詳細については以下を参照してください。
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政府が定める契約方式を利用できますか。
クラウドコンピューティングの導入率が高まるにつれ、公共部門の多数の機関において、クラウドサービス購入のための公募による契約方式が承認されています。既存の契約を活用すれば、デプロイの加速につながります。
現在、連邦、国、州、地区の各政府および教育機関に対して、多数の契約方式を使用できます。詳しくは、次を参照してください。
詳細については以下を参照してください。 -
パートナーは必要ですか。 その場合、合うパートナーを探すにはどうすればよいですか。
AWS パートナーネットワークは、お客様の成長と成功をサポートすることを目的とした、強固で包括的なグローバルパートナープログラムです。ビジネス、コンサルティング、テクノロジーサポートを適切に取り混ぜることで、購入、デプロイ、導入、ワークロードのクラウド移行が容易になります。
- AWS 公共部門パートナーの成功事例
- ニーズに最も合った公共部門パートナーを検索
- AWS Marketplace では、1,280 以上の ISV が、35 のカテゴリの 4,000 を超えるソフトウェアを提供
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クラウドコンピューティングの支払いはどのように行いますか。
料金体系は AWS のサービスごとに異なりますが、複雑な相互依存性やライセンス要件はありません。個々のサービス料金の詳細については、以下を参照してください。
クラウドサービスの調達要件全般について、AWS のスペシャリストから直接お話しすることができます。