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Amazon RDS for MariaDB バージョン 10.0 および 10.1 のサポート終了のお知らせ

この投稿は、AWS フォーラムで案内されたアナウンスメントの参考和訳です。以前AWS フォーラムで案内したアナウンスメントから廃止プロセスのスケジュール、自動アップグレード先のバージョンが変更されています。


Amazon RDS は、MariaDB メジャーバージョン 10.0 および 10.1 の廃止プロセスを延長します。UTC 協定世界時間の 2021 年 3 月 22 日 00:00:01 (JST 日本標準時間の 2021 年 3 月 22 日 09:00:01) より、Amazon RDS はスケジュールされたメンテナンスウィンドウ内で MariaDB 10.0 および 10.1 のインスタンスを自動的に MariaDB 10.2 にアップグレードします。2021 年 5 月 18 日 00:00:01 UTC (2021 年 5 月 18 日 09:00:01 JST) の時点で残りのすべての Amazon RDS for MariaDB 10.0 および 10.1 インスタンスは、メンテナンスウィンドウ中であるかどうかに問わず、MariaDB 10.2 にアップグレードされます。
以前のフォーラムで、2021 年 2 月 9 日から自動アップグレードを開始し、2021 年 3 月 9 日に残りのインスタンスをアップグレードすることをお伝えしました。今回、お客様からの延長のご要望が多かったことと、アップグレードの利便性を向上させる機会を得たことから、すべてのお客様を対象に廃止プロセスを延長することを決定しました。

お客様は、MariDB 10.0 および 10.1 インスタンスをこの廃止プロセスのスケジュールに先駆けて、できるだけ早く MariaDB 10.2 以上にアップグレードすることを強くお勧めします。MariaDB コミュニティは、2019 年 3 月 31 日に MariaDB 10.0 のサポートを終了し、2020 年 10 月 17 日にMariaDB 10.1のサポートを終了しました。より新しいバージョンには、以前のデータベースのバージョンのさまざまなソフトウェアの欠陥に対する修正が多数含まれています。また、MariaDB 10.3 には、Oracle との互換機能の強化、一時データ処理のサポート、ユーザー定義によるアグリゲーション、データ定義言語 (DDL) オペレーションの改善を含む主要な機能強化が含まれています。MariaDB 10.4 には、さらに改良された DDL オペレーションおよび認証機能が含まれています。

以下は、MariaDB 10.0 および 10.1 の更新された廃止スケジュールに関する重要なマイルストーンの概要です。

  • 現在から 2021 年 3 月 22 日 00:00:01 UTC (2021 年 3 月 22 日 09:00:01 JST) の間
    AWS コンソールまたは CLI から MariaDB 10.0 および 10.1 の新しい RDS インスタンスを作成することはできません。この機能は2020 年 12 月 3 日に削除しました。
    Amazon RDS for MariaDB 10.0 および 10.1 インスタンスを MariaDB 10.2、10.3、10.4へいつでもアップグレードすることができます。
    2021 年 3 月 22 日まで、MariaDB 10.0 および 10.1 のスナップショットの復元や、バージョン 10.0 および 10.1 でリードレプリカの作成は引き続き行うことができます。
  • 2021 年 3 月 22 日 00:00:01 UTC (2021 年 3 月 22 日 09:00:01 JST)
    RDS は、スケジュールされた最も早い(次回の)メンテナンスウィンドウで、MariaDB 10.0 および 10.1 インスタンスをバージョン 10.2 に自動的にアップグレードします。
    Amazon RDS for MariaDB 10.0 および 10.1 のデータベーススナップショットを復元すると、Amazon RDS は復元されたデータベースを自動的にMariaDB 10.2 にアップグレードします。
  • 2021 年 5 月 18 日 00:00:01 UTC (2021 年 5 月 18 日 09:00:01 JST)
    RDS は、メンテナンスウィンドウ中であるかどうかに問わず、残りの MariaDB 10.0 および 10.1 インスタンスをバージョン 10.2 に自動的にアップグレードします。

データベースがメンテナンスウィンドウ期間外で想定外に使用できなくなることを回避するため、事前にデータベースのスナップショットを作成し、アップグレードの期間を見積もるテストをすることをお勧めします。メジャーバージョンのアップグレードの詳細については、データベースバージョンのアップグレードを参照してください。バージョンアップによるダウンタイムを削減する別の一般的な手法は、AWSブログに記載されています。

ご質問やご不明な点がある場合は、AWS サポート までお問い合わせください。


変更履歴
2021/3/23 廃止スケジュール及び自動バージョンアップグレード先のバージョンが変更になったため従来のフォーラムでのアナウンスから変更をアナウンスしたフォーラムに翻訳対象を変更