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Amazon RDS Online Seminar 第2回 「Amazon RDS for Oracle と Amazon RDS for SQL Server」 資料・動画及び QA 公開
先日(2020/10/15)開催しました 第2回 Amazon RDS Online Seminar「Amazon RDS for Oracle と Amazon RDS for SQL Server」
の資料・動画を公開しました。当日、参加者の皆様には数多くの QA を頂きありがとうございました。
頂いた QA の一部についても共有しております。
Amazon RDS アーキテクチャ概要 | 資料1 | 資料2 | 動画 |
Amazon RDS for Oracle 独自機能のご紹介 | 資料1 | 資料2 | 動画 |
Amazon RDS for SQL Server 独自機能のご紹介 | 資料1 | 資料2 | 動画 |
資料1と資料2は同一の資料となります。
資料1のリンクでダウンロードできない際に資料2のリンクをご利用頂ければと思います。
Q. Amazon RDSのスケールアップはイベント通知可能でしょうか?
A. インスタンスタイプを変更した場合、ストレージの設定変更やパラメータグループの変更、マルチAZへの変更などのイベントを通知することが可能です。通知可能なイベントについては下記のドキュメントをご参照下さい
Amazon RDS イベント通知の使用
Q. 同一リージョン内のリードレプリカは同期レプリケーションが可能なのでしょうか?
A. リードレプリカについては同一リージョンだとしても同期レプリケーションにすることはできません。同期レプリケーション が必要ということであれば、マルチAZ配置をご利用頂く必要がございます。
Q. Amazon RDS のリードレプリカを昇格した後、昇格したリードレプリカをソースにリードレプリカを構成するにはどの様な手順になりますでしょうか。
A. リードレプリカの昇格は、レプリカ構成を解消して、リードレプリカで使用されていたインスタンスをシングルインスタンスとして稼働させるオペレーションになります。その後、昇格したインスタンスをソースに、新たにリードレプリカ構成を組むという手順になります。
Q. Amazon RDS for Oracle のリードレプリカは異なるリージョンで利用可能ですが、マウントされたレプリカはどの様な場合に利用される事を想定しているのでしょうか?
A. マウントされたレプリカは読み取りはできませんが、Active Data Guard Option ライセンスが不要です。リージョン間の災害対策が目的で、読み取りができなくても良いので Active Data Guard Option ライセンスのコストを削減したい。という用途を想定しております。
Q. Amazon RDS for Oracle の場合、複数のデータベースの作成は可能でしょうか?
A. Amazon RDS for Oracle は1データベース構成 (1インスタンス) のみとなります。
Q. Amazon RDS for SQL Server の場合、複数のインスタンスの作成は可能でしょうか?
A. Amazon RDS for SQL Server は1インスタンス構成のみとなります。DBは複数作成できます
Q. Amazon RDS のポイントインタイムリカバリを実施する際に自動バックアップは必要でしょうか?
A. はい。必要です。Amazon RDS の自動バックアップ機能によって、DBインスタンスのポイントインタイムリカバリが可能になります。
Q. AWS Database Migration Service (DMS) におけるデータ移行について、特定のデータを絞って転送することはできますでしょうか?例えば、移行元は3年分のデータを保持しており、移行先へは直近1年分を転送することはできますか?
A. はい、可能です。行のフィルタや列のフィルタを行う事が可能です。
Q. AWS Database Migration Service (DMS) の変更データキャプチャ (CDC)を Full Load の後ではなく、Oracle の Data Pump の後に実施する事は可能でしょうか?
A. はい、可能です。CDCの開始ポイントとして Oracle の SCN を指定する事ができます。データ欠損やデータ不整合が発生しない SCNをご指定する点にご注意下さい。
Q. AWS Database Migration Service (DMS) を利用する際の制限事項等はありますでしょうか?
A. データソース、データターゲット毎の制限事項等がございます。詳細は下記の AWS Database Migration Service ユーザーガイドの情報をご参照頂ければと思います。
「データ移行のソース」
「データ移行のターゲット」
Q. PostgreSQLで比較した時、 PostgreSQL と互換性のある Amazon Aurora ではなく、Amazon RDS for PostgreSQL を選択するのはどのようなケースでしょうか?
A. 第1回 RDS Online Seminar でご説明しております。こちらの Blog から資料のダウンロードが出来ますのでご参照頂ければと思います。
今後の Amazon RDS Online Seminar の予定
第3回 Amazon RDS Performance Insights
開催日時: 2020年12月3日(木) 開演: 13:30~15:00 (予定)
形式: オンライン
【アジェンダ】
13:30~13:50 Amazon RDS Performance Insights 概要
データベースのパフォーマンスを管理する上で、平常時から様々なメトリクスを収集し問題発生時に即座に分析を可能なプラットフォームが必要です。このセッションではフルマネージ型のサービスでデータベースのパフォーマンス分析が簡単に実現できる Amazon RDS Performance Insights を説明します。また、パフォーマンス分析で重要なメトリクスであるデータベースロードなどいくつかのメトリクスに関しても理解して頂けます
14:00~15:00 Amazon RDS Performance Insights ハンズオン
データベースのパフォーマンスがダウンした際に、どのようにボトルネックを特定しチューニングするのか?このハンズオンでは、実際のパフォーマンストラブルの状況からボトルネックの特定、チューニングで改善するまでのステップをハンズオンで体験して頂きます
著者
北澤英崇
データベース スペシャリスト ソリューション アーキテクト
様々なデータベースの技術担当を経験。現在はデータベースを AWS 上に実装する際の技術支援全般を担当。