Amazon Web Services ブログ
週刊AWS - 皆さんの支援を受けて復活!
AWS では毎日なにかしら興味深いことが起きていることに私が気付いたのは 2012 年のことでした。市販用にパッケージされたソフトウェアの流通が一般的だったその当時、クラウドは着実にそして継続的に、その開発を進行させていました。このブログをご覧の皆さんに、すべてのアクティビティをご説明するため、そして AWS が開発するイノベーションのペースについて分かりやすく解説するために、2012 年の春、初の AWS ウィークリーレビューを公開しました。初回、ブログをまとめフォーマットを作り投稿するまでのプロセスに掛かった時間は約 5 分ほどでした。公開後、読者の皆さんから素晴らしいフィードバックをお寄せ頂き、その後 4 年間に渡り毎週新しいブログを投稿してきました。そして時間が経つに連れて AWS はもちろん、次第に規模が大きくなっていった AWS ファンのコミュニティ、開発者、パートナーからのコンテンツによる内容も増えていきました。しかし残念なことに、ウィークリーレビューを公開していくために情報を探し保存そしてリンクをフィルターして投稿という流れに大きく時間を取られるようになっていきました。今年の始めに公開した 4 月 25 日付けのウィークリーレビューを書き上げるには 4 時間も時間を費やすことになり、残念ながらウィークリーレビューの投稿は、その週をもって中止することに決定しました。その後、読者の皆様から何件ものメールやツイートを頂き、よりオープンでスケーラブルな新しいモデルを使用したレビュー再開の可能性について検討することにしました。
協力者の幅を拡大
そしてこの度、AWS ウィークリーレビューが GitHub プロジェクトとして復活することになりました (https://github.com/aws/aws-week-in-review)。これに伴い寄稿者のお誘い (AWS ファン、ユーザー、ブロガー、パートナー) をスタートします。流れとしては、毎週月曜日の朝、私が前週のプルリクエストをレビューしてから承認、その週のウィクーリーレビューを午前 10 時 (太平洋標準時) までに公開します。投稿内容の目的と質を維持するため、スタイルやコンテンツがガイドラインに適しているプルリクエストを私が承認します。その時点で私が次週のファイルも作成するので、ご自分に関係性のある新しいコンテンツを検索し表示することができます。
コンテンツとスタイルのガイドライン
寄稿者に該当するガイドラインは次の通りです。
- 関連性 – 寄稿する内容はすべて AWS に直接関連していること。
- 所有権 – 寄稿内容の所有権は寄稿者が持つこと。
- 有効性 – リンクはすべて一般公開されている内容であること (無料およびゲートしているコンテンツは問題なし)。
- 適時性 – 寄稿した内容はすべて関連の日付に作成されたものであること。
- 中立性 – 自分の意見を公開する場ではない点を忘れないこと。 事実とリンクのみを提供すること。
個人的にはクラウドビジネスに関する一般的なニュースは避けるようにしています。また、ベンチマークについて触れる場合は、まず同僚の許可を得ることにしています。では、次にスタイルについて簡単にご説明します。
- 大方の場合、このブログのコンテンツのスタイルは「I wrote about POST_TITLE」や「We announced that TOPIC」といったものです。
- 他の AWS ブログでは「The BLOG_NAME wrote about POST_TITLE」といったスタイルを使用しています。
- そして個人からのコンテンツは「PERSON wrote about POST_TITLE」といった具合になります。
- また、パートナーや ISV からのコンテンツは「The BLOG_NAME wrote about POST_TITLE」といったスタイルです。
従来の形式の他に新しいバリエーションがあっても構いませんが、その場合はクリーンで簡潔なものにしてください。私の過去の記事を参考にしても問題ありません。将来的には注目を集めやすいビジュアルデザインを取り組んでいく可能性もありますので、アイデア (もしくはコントリビューション) は大歓迎です。
項目
数年に渡り使用していきた項目は次の通りです。
- デイリーサマリー – このブログのコンテンツ、AWS やその他のブログなど。
- 新しい & 注目のオープンソース.
- 新しい SlideShare プレゼンテーション.
- 新しい YouTube の動画、APN サクセスストーリーを含む。
- AWS Marketplace に掲載された新製品など。
- 新しいお客様事例.
- 近日開催のイベント.
- サポート募集.
RSS フィードがきっかけで注目するコンテンツもあります。私が GitHub リポジトリで使用する OPML ファイルを載せておきますので、スタートポイントとしてご活用ください。新しく注目に値するオープンソースの項目は AWS の GitHub 検索に由来します。検索結果をスクロールダウンして、気になる 10 件~15 件を選びます。興味深く関係性のあるリンクやディスカッションを探すために、個人的には /r/aws と Hacker News もチェックするようにしています。今後、グループや個人が 1 つの項目のメイン寄稿者になることも考えられます。もしそうなったらとても興味深いものになるでしょう。さらに、AWS との関係性が高いものであるならば、新しい項目を追加してもいいと思っています。
自動化
今年始めにプロセスを自動化しようとしたのですが、結果に納得することができませんでした。もし、試してみたい方がいればどうぞ。ただし、投稿内容の質を可能な限り維持していくため、自動化するとしても人間による判断力が必要だと考えています。
それではスタート!
このプロジェクトが始まってとてもワクワクしていると同時に、プルリクエストが届き始めるのを今から待ちわびています。ご提案や懸念するポイントがあれば、ブログのコメント欄でぜひお知らせください 。正直に申し上げて、私は Git ベースのコラボレーションの経験が浅いので、これは新しい学習経験になるだろうと思っています。他により優れたプロセスがあるとお考えでしたらお気軽にお知らせください、よろしくお願い致します。
— Jeff;
※本内容はJeffが投稿する英語版の「AWS Week in Review」に対する翻訳記事です。