Amazon Web Services ブログ

週刊AWS – 2019/8/5週

こんにちは、AWSソリューションアーキテクトの小林です。関東は梅雨明け直後から大変な暑さですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?今週からお盆休みの方が多いようで、通勤電車もいつになく空いており快適でした。私は混む時期を避けて夏休みを取ることが多いのですが、お盆期間中は電車が空いているのも大きなメリットのひとつですね。デメリットは、お気に入りのランチスポットがお盆休みでやっていないリスクがあることです(これはとても残念)。

さて、それでは先週のアップデートを振り返ってみましょう。最近は大盛り号が続いたので、今週は若干厳しめに絞り込むように意識してみました。他にもたくさんのアップデートがありますので、他にも知りたい方はWhat’s newを確認してみてください。日本語版は若干の翻訳ラグがありますので、英語版も併せてどうぞ。

2019年8月5日週の主要なアップデート

  • 8/5(月)
  • 8/6(火)
    • AWS DataSync now supports Amazon VPC endpoints
      AWS DataSyncがVPCエンドポイントをサポートしました。これによってDataSyncのエージェントとクラウド間の通信をクローズドで実現できるようになり、厳しいセキュリティポリシーが定義された組織でも利用を検討できるようになりました。
  • 8/7(水)
  • 8/8(木)
    • Amazon SageMaker notebooks now available with pre-installed R kernel
      Amazon SageMakerのNotebookでR kernelがプリインストールされるようになり、手動で導入する必要がなくなりました。またreticulateパッケージもインストール済みですので、RのスクリプトからPythonのモジュールを起動することもできます。
    • Amazon EC2 Fleet Now Lets You Modify On-Demand Target Capacity
      これまでは稼働中のEC2フリートに対して追加・削除が可能なのはスポットインスタンスのみ、という制約がありました。今回のアップデートで、オンデマンドインスタンスのターゲットキャパシティを変更できるようになり、リソースの調達やコストの最適化をより簡素に実行可能になりました。
    • Amazon EC2 Fleet Now Lets You Set A Maximum Price For A Fleet Of Instances
      Amazon EC2フリートに関する2つめのお知らせです。EC2フリートにかかるコストの上限額を設定できるようになりました。上限額を設定すると、リソース追加時に設定された上限額を超えないようにするという制御がはいるようになります。全体のコストを考慮してリソースを拡張したい場合に便利な機能です。
    • Amazon EC2 C5 New Instance Sizes are Now Available in Additional Regions
      EC2の新たなインスタンスタイプであるc5.12xlarge, c5.24xlarge, c5.metalが東京リージョンでも利用可能になりました。
    • Amazon Aurora Multi-Master is Now Generally Available
      Amazon Aurora Multi-Masterがバージニア、オレゴン、オハイオ、アイルランドで一般利用開始になりました。この機能はAurora MySQL 5.6で動作します。Aurora Multi-Masterの挙動を前提としたアプリケーションを利用すれば、インスタンス障害時のダウンタイムを最小限に抑えることが可能になります。制約などについてはドキュメントに詳細な記載がありますので、是非ともご一読ください。
  • 8/9(金)
    • Amazon Aurora with PostgreSQL Compatibility Supports Publishing PostgreSQL Log Files to Amazon CloudWatch Logs
      PostgreSQL互換のAmazon Auroraが出力するログを、CloudWatch Logsで収集・管理できるようになりました。PostgreSQLのシステムログもその対象に含まれます。CloudWatch Logsでログを永久保存することもできますし、Amazon S3にログをエクスポートすることも可能です。
    • Introducing Amazon EC2 I3en and C5n Bare Metal Instances
      Amazon EC2の新しいベアメタルインスタンスとしてI3enとC5nの提供を開始しました。いずれも東京リージョンでご利用頂くことができます。
    • AWS Lake Formation is now generally available
      AWS Lake Formationが東京、バージニア、オハイオ、オレゴン、アイルランドの各リージョンで一般利用開始となりました。Lake Formationは安全なデータレイクを数日間で構築できるサービスで、データの配置場所とデータクセスとセキュリティに関するポリシーを設定すればデータレイクを利用開始できるのがポイントですので、是非トライしてみてください。

それでは、今週はこのあたりで。See you next week!

ソリューションアーキテクト 小林正人(@maccho_j)