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【開催報告&資料公開】「コンテナで ARM アーキテクチャを活用するには?Deep Dive 版」セミナー

ソリューションアーキテクトの苅野です。2023 年 5 月 25 日に「コンテナで ARM アーキテクチャを活用するには?Deep Dive 版」をオンライン開催しました。本セミナーでは実際に AWS Graviton を導入するにあたって技術的な注意点や導入の手順を具体的に知りたい方を対象に、例えばコンテナ特有のライフサイクル(イメージ開発・ビルドから実行等)の各所において今どこに注意する必要があるか、またコンテナオーケストレーターによってどういう考慮が必要か、さらにアプリケーションを ARM 向けにどう最適化すべきか、まさに今コンテナ環境で ARM を使うために必要な情報を網羅的に提供しました。

本記事では、発表内容の概要と発表資料を掲載しています。

セミナー概要

タイトル: 「コンテナで ARM アーキテクチャを活用するには?Deep Dive 版」
日時: 2023 年 5 月 25 日 (木) 14:00 – 16:00

セッション詳細

14:00-14:15 「コンテナ視点から見る Amazon EC2 のコスト最適化とAWSのシリコンイノベーション」

講師:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 コンピュート事業本部 シニアソリューションアーキテクト 滝口 開資
概要: お使いのコンテナアプリケーションを最適な費用で運用したい、というのはあらゆるユーザーが求めていることです。このセッションでは、コンテナ視点から見るAmazon EC2のコストを最適化するのに必要な知識として、AWS Gravitonとそれを支えるAWSのシリコンイノベーション、そしてEC2スポットインスタンスの位置付けと考え方を紹介します。

資料

14:15-14:40 「アプリケーション観点での AWS Graviton へのワークロード移行」

講師: アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 コンピュート事業本部 ソリューションアーキテクト 落水 恭介
概要: AWS Graviton ベースの Amazon EC2 インスタンスや AWS Graviton プロセッサを搭載した AWS Fargate でコンテナを実行する場合、アプリケーションコードの移行対応を必要とするケースがあります。本セッションでは、ソフトウェア開発ライフサイクルにおけるアプリケーションコードの観点から、AWS Graviton へワークロードを移行する方法をご紹介します。

資料

14:40-15:05 「マルチアーキテクチャ・コンテナのビルドとデリバリー」

講師: アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 インターネットメディアソリューショングループ ソリューションアーキテクト 苅野 秀和
概要: AWS Graviton でコンテナを動かしたいけど他のアーキテクチャでもコンテナを動かしたいんだよなーというそこのあなたへ!本セッションではマルチアーキテクチャが技術的にどのように実現されているのかとコンテナイメージをビルドしデリバリーするにはどのような方法があるのかを解説します。

資料

15:05-15:30 「Amazon ECS, Amazon EKS でのマルチアーキテクチャ・コンテナの実行」

講師: アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 インターネットメディアソリューショングループ ソリューションアーキテクト 黄 光川
概要: Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) とAmazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) で、Graviton ベースのコンピュートノードを利用する方法について紹介します。具体的には、Capacity Providers (Amazon ECS の場合)、Karpenter (Amazon EKS の場合) について、実際の設定例を含めて紹介する予定です。

資料

まとめ

本セミナーではコンテナにおけるソフトウェア開発ライフサイクルにおいて開発/テスト、イメージのビルド/登録、デプロイ/運用の各ステップで、実際に AWS Graviton を導入する際の技術的な注意点や導入の手順をご紹介しました。セミナーにご参加いただいた皆様ありがとうございました。参加頂けなかった方も、このブログから動画や資料を参照いただき今後の AWS 活用の参考になりましたら幸いです。