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データアナリスト向け、無料のウェブベースのクエリオーサリングツール Amazon Redshift クエリエディタ V2 のご紹介

SQL (Structured Query Language) は、私が生まれる前の1986年からリレーショナルデータの操作と分析の国際標準として広く利用されています。それでも、新しいデータベースやデータウェアハウスへのアクセス、認証情報やシングルサインオンの設定、複数のデスクトップライブラリやドライバーのダウンロードとインストール、新しいスキーマの理解など、クエリを実行する前の処理に長い時間を要することがあります。クエリ、結果、分析を同じチーム内や複数のチーム間で安全に共有することも大きな課題です。

2021 年 9 月 29 日、Amazon Redshift クエリエディタ V2 が一般提供されました。これは、SQL を使用してデータの探索、分析、共有を行うことのできるウェブベースのツールです。このツールでは、Amazon Redshift に保存されているデータの探索、分析、共有、コラボレーションを行うことができます。このクエリエディタは、Amazon Redshift 上のデータウェアハウス、および Amazon Redshift Spectrum を介したデータレイクをサポートします。

Amazon Redshift クエリエディタ V2 は、クエリツールとインフラストラクチャ管理の運用コストを削減する無料のサーバーレスウェブインターフェイスを提供します。ブラウザのマネージド SQL エディタあるクエリエディタ V2 はシングルサインオンプロバイダと統合されているため、最初のクエリまでのステップ数を削減し、インサイトを迅速に取得できます。また、クエリ結果のインプレースビジュアル分析をすべて 1 か所で取得できます。データをダウンロードする必要はありません。チームの生産性をさらに高めるために、保存されたクエリを使用したコラボレーション機能、そして複数のユーザー間で結果と分析を共有する機能が向上しています。

セキュリティの観点から、アナリストは、IAM ロール (読み取り、書き込み、または管理者アクセス) を使用して、Amazon Redshift クラスターへの管理者権限なしでクエリエディタ V2 にアクセスできます。詳細については、ドキュメントを参照してください。

Amazon Redshift クエリエディタ V2 の接続のセットアップ
最初に Amazon Redshift クラスターへの接続を設定する必要があります。

設定した接続は、今後のセッションで再利用できます。もちろん、接続はいつでも編集または削除できます。

クラスターをクリックすればクエリエディタ V2 に接続できます。

Amazon Redshift クエリエディタ V2 の実行
ウェブインターフェイスでは、スキーマ、テーブル、ビュー、関数、およびストアドプロシージャを参照できます。1 回のクリックでテーブルの列をプレビューし、スキーマ、テーブル、関数を作成または削除することもできます。

このインターフェイスは、初心者でもエキスパートユーザーのように直感的に使用できます。パネルのサイズ変更、タブの作成、エディタの環境設定の構成を行うことが可能です。

クエリの実行または説明は非常に簡単で、必要な操作はクエリの記述 (または貼り付け) を行って [Run] (実行) を選択することだけです。結果セットは下部のペインで視覚化して操作できます。例えば、行の順序を変更することや特定の単語を検索することができます。Amazon Redshift クエリエディタ V2 はブラウザベースのツールですが、ブラウザと Amazon Redshift クラスターの間でのデータ移動は最適化されているため、ブラウザで raw データをダウンロードする必要はありません。多くのフィルタリングと並べ替えはブラウザで直接行われます。待ち時間はありません。

結果セットを JSON または CSV ファイルとしてローカルマシンにエクスポートするには、結果セットを右クリックします。

ここまでは期待通りの内容だったと思います。 クエリの実行は、クエリエディタで最低限必要な機能です。以降のセクションでは、その他の興味深い機能をいくつか見ていきましょう。

Amazon Redshift クエリエディタ V2 を使用したチームコラボレーション
Amazon Redshift クエリエディタ V2 では、IAM ロールに基づいてチームメンバーのアクセス許可を管理できるため、安全な方法でクエリやクラスターアクセスを簡単に共有できます。

例えば、AmazonRedshiftQueryEditorV2FullAccessAmazonRedshiftQueryEditorV2ReadSharingAmazonRedshiftQueryEditorV2ReadWriteSharing などの IAM 管理ポリシーを使用できます。redshift:GetClusterCredentials アクセス許可を含めることを忘れないでください。

チームの IAM ロールをセットアップしたら、[Save] (保存) を選択してクエリを保存します。

[Untitled] (無題) タブにクエリ名が表示されます。これ以降、この保存されたクエリを編集して更新し、もう一度 [Save] を選択します。

書き込みアクセス権を持つユーザーは、共有クエリを実行、編集、および削除できますが、読み取りアクセス権を持つユーザーが行うことができるのは共有クエリの実行だけです。

複数のプロジェクトで作業し、複数のチームと共同作業している場合、クエリ名を覚えたり、長いリストでクエリを見つけたりするのは難しいことがあります。Amazon Redshift クエリエディタ V2 では、[Queries] (クエリ) の左側のナビゲーションから保存済みのクエリと共有クエリにアクセスできます。クエリはフォルダに整理しておくことができます。ネストされたフォルダもサポートされています。

最後に、保存された各クエリはバージョン管理され、バージョン履歴は常に利用可能です。この機能は、古いバージョンを復元する必要がある場合に非常に便利です。

Amazon Redshift クエリエディタ V2 でのクエリのプロット
チームメンバーとクエリを共有できる機能に加えて、結果セットを視覚化し、PNG または JPEG としてエクスポートして、後で使用できるようにグラフを保存できれば生産性がさらに向上します。 Amazon Redshift クエリエディタ V2 では、結果のインプレース視覚化を実行できます。満足できるルックアンドフィールのグラフを取得できたら、後で使用できるように保存します。保存したすべてのグラフはフォルダに整理できるので、保存したグラフを選択し、対応するクエリを再実行して、新しいイメージをエクスポートすることができます。プロットをゼロから設定することや、さまざまなプロジェクトで多くのグラフやクエリの構成を覚えておく必要はありません。

今すぐご利用いただけます
現在、Amazon Redshift クエリエディタ V2 は、AP-Northeast-3 リージョンを除くすべての商用 AWS リージョンでご利用いただけます。 Amazon Redshift クラスターのコストを除き、ライセンスや追加コストは不要です。

このサービスは、Amazon Redshift コンソールを使用して操作できます。ローカルマシンにドライバーやソフトウェアをインストールする必要はありません。

詳細については、Amazon Redshift クエリエディタ V2 の技術ドキュメントを参照するか、次のビデオをご覧ください。

皆様からのフィードバックをお待ちしています。

Alex

原文はこちらです。