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AWS – 次の嵐に備えて

以前触れたように (AWS – Ready to Weather the Storm)、ハリケーンや嵐などの自然災害に直面した場合でも AWS が確実に稼働し続けられるよう、私たちは幅広い予防策を講じています。ハリケーン「フローレンス」が米国東海岸に向かっていることから、これは過去記事の最も重要なポイントを振り返り、情報を最新のものにしておくのに最適なタイミングだと考えました。押さえておくべき事項は、以下のとおりです。

アベイラビリティゾーン – 高可用性を確保するため、AWS の必須コンポーネントについては複数のアベイラビリティゾーンをまたいでレプリケートしています。ジェネレーター、UPS ユニット、空調などの一般的な障害点については、アベイラビリティゾーンをまたぐ共有はされていません。電力系統は完全冗長設計で、運用に影響を与えることなく維持できます。AWS Well-Architected フレームワークでは、複数のアベイラビリティゾーンを適正に使用して信頼性と回復力の高いアプリケーションを構築するための手引きを提供しています。また、ホワイトペーパー AWS クラウドでの耐障害性のあるアプリケーションの設計でも情報を提供しています。

緊急時対応計画 – 緊急時対応計画を整備し、対応について定期的に予行演習を行っています。得られた教訓を盛り込んで新たな脅威に備えるべく、一連の事故対応計画を整備し、定期的に更新しています。ハリケーンなど、すでにわかっている出来事が起こるまでの数日間、燃料調達を増やし、人員の配置プランを更新し、サポートチームの健康と安全を確保するための備えを増強します。

データ転送 – デバイスあたり 100 TB のストレージ容量を備えているので、AWS Snowball Edge の設備を使用して迅速に大量のデータをクラウドに移動できます。

災害対応 – 災害の前後および最中に、コールスパイクが発生する場合、Amazon Connect でお客様の既存のコールセンター能力を補い、応答を改善させることが可能です。

サポート – こうした問題でお困りの場合には、AWS サポートに連絡してください。

Jeff