Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2020/3/9週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの小林です。今週も週刊AWSをお送りします。
なんとなく天気のことを書きがちなので、今回は天気ネタは封印して食べ物ネタを書いてみようと思います。最近作り置きの惣菜としてラタトゥイユを作ってみました。野菜を刻んで缶詰のトマトを入れて煮込み、コンソメと塩こしょうで味を調えるだけなのでカンタンです。そのまま食べても、パンにのせても、パスタソースにしてもおいしいので、仕事の合間に気分転換として料理をしてみるなんていうのはいかがでしょうか?
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2020年3月9日週の主要なアップデート
- 3/9(月)
- Amazon RDS for MySQL now Supports Minor Versions 5.6.46, 5.7.28, and 8.0.17
Amzazon RDS for MySQLでマイナーバージョン5.6.46、5.7.28、8.0.17が利用可能になりました。 - Amazon SageMaker Ground Truth Now Supports Multi-Label Image and Text Classification and Amazon CloudWatch Events
Amazon SageMaker Ground Truthを利用した教師データ作成時に、画像またはテキストに対して複数のラベルを付与できるようになり、これまでよりも複雑なワークロードに対応できるようになりました。また、ラベル付けタスクのステータスが変わるとCloudWatch Eventsにイベントを送信することが可能になり、後続作業への連携や問題への対処が容易になりました。 - AWS Config support for Amazon SNS is now available in AWS Commercial and AWS GovCloud (US) Regions
AWS ConfigがAmazon SNSをサポートし、SNSのトピックに対する変更をトラックすることができるようになりました。変更が行われたことをトリガとしてAWS Config Ruleを呼び出すことも可能なので、ガバナンスの強化に役立てることもできます。 - Amazon Data Lifecycle Manager (DLM) Adds Support For 1 hour Backup Interval
Amazon EBSのSnapshot取得を自動化するAmazon DLMがこれまでよりも高頻度な1時間毎の自動バックアップ設定が可能になりました。なお、従来の頻度も引き続きご利用いただけます。
- Amazon RDS for MySQL now Supports Minor Versions 5.6.46, 5.7.28, and 8.0.17
- 3/10(火)
- Amazon Aurora with PostgreSQL Compatibility supports Amazon Aurora Global Database
Amazon Aurora Global DatabaseがAmazon AuroraのPostgreSQL互換エディションでも利用可能になりました。最大で5つのセカンダリリージョンで単一のAuroraデータベースを参照することができ、通常1秒未満のレプリカラグで最新のデータを読み込むことができます。詳細についてはドキュメントをご確認ください。 - Amazon EKS now supports Kubernetes version 1.15
Amazon EKSがKubernetes 1.15をサポートしました。Amazon EKSは直近3つのリリースをサポートします。従ってバージョン1.12は2020年5月11日にサポート終了を予定していますのでご注意ください。期日以後、既存のバージョン1.12のクラスタは1.13に自動更新されますので、計画的なアップグレードをお勧めします。 - Announcing Bottlerocket, a new open source Linux-based operating system purpose-built to run containers
Linuxベースの新しいOSとしてBottlerocketのパブリックプレビューを開始しました。Bottlerocketはコンテナを実行するために設計され、そのために必要不可欠なソフトウェアのみが含まれています。現時点ではAmazon EKSでの利用に対応しており、ECSについては近日中に対応予定となっています。 - Amazon RDS Performance Insights Supports Amazon RDS for MySQL Version 8.0
Amazon RDS Performance InsightsがAmazon RDS for MySQLのバージョン8.0に対応しました。
- Amazon Aurora with PostgreSQL Compatibility supports Amazon Aurora Global Database
- 3/11(水)
- Amazon Redshift launches pause and resume
Amazon Redshiftがクラスタの一時停止と再開をサポートしました。クラスタが必要ない時間帯は一時停止状態にすることによって、開発環境など常時は必要ないクラスタのコストを最適化することが可能になります。
- Amazon Redshift launches pause and resume
- 3/12(木)
- Amazon Elasticsearch Service announces sup,ort for Elasticsearch versions 7.4
Amazon Elasticsearch ServiceでオープンソースのElasticsearch 7.4とそれに対応するKibanaが利用できるようになりました。既存の5.x、6.x、7.1のドメインをバージョンアップすることもできます。 - Amazon Redshift introduces support for materialized views (Generally Available)
Amazon Redshiftでマテリアライズドビューを利用できるようになりました。これによってダッシュボードやBIツールなど頻繁に実行される分析ワークロードのパフォーマンスを大幅に向上させることが可能になりました。一般利用開始という扱いですので、全てのお客様に本番環境でご利用頂くことができます。 - API Gateway offers private integrations with AWS ELB and AWS CloudMap as part of HTTP APIs GA release
Amazon API GatewayでHTTP APIが一般利用可能になりました。HTTP APIは旧来から利用可能だったREST APIと比較して低コスト・低レイテンシーを実現する機能です。このタイミングで、プライベートなELBにリクエストをルーティングする機能や、ALBのサポート、AWS CloudMapに登録されたIPアドレスベースのサービスへのルーティングにも対応しています。詳細についてはブログ記事をご確認ください。
- Amazon Elasticsearch Service announces sup,ort for Elasticsearch versions 7.4
- 3/13(金)
- Amazon Managed Blockchain is now available in the Asia Pacific (Tokyo) region
Amazon Managed Blockchainが東京リージョンでも利用可能になりました。 - Amazon Athena now publishes CloudWatch Events for Athena query state transitions
Amazon Athenaでクエリの状態遷移に応じてCloudWatchのイベントを発行できるようになりました。イベントにはクエリ状態の遷移に関する情報が含まれているので、クエリ正常終了後に後処理を呼び出したり、異常終了時に管理者に通知したりといった他サービスとの連携をこれまでよりも容易に構築することができるようになりました。 - Introducing Amazon Personalize Optimizer Using Amazon Pinpoint Events
Amazon PinpointとAmazon Personalizeの直接連携を可能にする新たなAWS Solutionsが公開されました。これをりようすると、Pinpontから得られた情報をもとにPersonalizeで再学習を行う一連のワークフローを自動的にデプロイすることができます。詳細についてはこちらのWebページをご覧ください。
- Amazon Managed Blockchain is now available in the Asia Pacific (Tokyo) region
- 3/14(土)
- 東京で桜の開花が宣言されました
AWSの発表ではありませんが、東京で桜の開花が宣言されました。見頃まではまだしばらくかかりそうですが、いよいよ春本番がやってきます。
- 東京で桜の開花が宣言されました
今週は良いアップデートが多く、いつもよりも大盛りになってしまいました。必ずしも全てを理解する必要はありませんが、みなさんの利用パターンで関係しそうなところはキャッチアップをいただければ幸いです。
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)