Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2022/1/24週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
最近空気の乾燥が気になるので、加湿器を導入してみました。快適ですね、加湿器って。室温が同じでも、湿度が上がってくると体感温度も上がってくるような気がします。おそらく何らかのメカニズムがあるのだと思いますが、どうしてそう感じられるのか、深掘りして調べてみたい気分です。
それでは、1月24日週のアップデートを振り返ってみましょう。
2022年1月24日週の主要なアップデート
- 1/24(月)
- Amazon DocumentDB ( MongoDB 互換) のアップデート
MongoDB 互換のフルマネージドデータベースのサービス、Amazon DocumentDB で2つのアップデートがありました。ひとつめとしてMongoDB との互換性向上のため API サポートが強化され、$mergeObjects と $reduce が利用可能になりました。ふたつめは無料トライアル期間の提供開始です。1ヶ月間にわたり t3.medium インスタンスを延べ750時間、3,000万の I/O、5GBのストレージ、5GBのバックアップストレージが利用可能です。 - Amazon RDS for PostgreSQL で新しいマイナーバージョンをサポート
Amazon RDS for PostgreSQL で新たなマイナーバージョンとして 13.5/12.9/11.14/10.19/9.6.24 が利用可能になりました。また、AWS Outposts 上の Amazon RDS でも PostgreSQL の 13.5/12.9 が利用できるようになっています。ちなみに PostgreSQL のバージョン 9.6.24はメジャーバージョン 9.6 の系列の最終リリースですので、ご利用中の場合はアップグレードを計画することをおすすめします。
- Amazon DocumentDB ( MongoDB 互換) のアップデート
- 1/25(火)
- Amazon FSx for NetApp ONTAP で SSD ストレージ容量の拡張が可能に
Amazon FSx for NetApp ONTAP で ファイルシステムの SSD ストレージ容量を追加できるようになりました。2021年12月9日以降に作成されたファイルシステムでは、既に容量追加が可能です。それ以前のものについては週次のメンテナンスウィンドウがすぎたものから順次対応します。 - Amazon Elastic File System Replicationを発表
Amazon EFS の NFS のファイルシステムを同じリージョンや異なるリージョンに自動的にレプリケーションする Amazon Elastic File System Replication を発表しました。ビジネスの継続性のためにコピーを自動的に維持したり、DR 戦略の一環として他リージョンに複製する用途などに便利な機能です。詳細についてはブログもご覧ください。 - Lightsail CDN で Lightsail Container Services をコンテンツ配信のオリジンとして設定可能に
Lightsail CDN は AWS の CDN プラットフォームである Amazon CloudFront を利用する CDN 機能です。今回新たに Lightsail CDN でコンテンツ配信のオリジンとして、Lightsail Container Services で稼働するコンテナベースのアプリケーションを設定できるようになりました。詳細についてはドキュメントをご確認ください。 - Amazon Managed Streaming for Apache Kafka(Amazon MSK) が大阪リージョンでも利用可能に
Amazon MSK が大阪リージョンでも利用可能になりました。
- Amazon FSx for NetApp ONTAP で SSD ストレージ容量の拡張が可能に
- 1/26(水)
- Amazon EC2 X2iezn インスタンスを発表
Amazon EC2 の新たなメモリ最適化インスタンス、X2iezn を発表しました。X2iezn は第2世代の Intel Xeon Scalable processor を搭載し、最大 4.5GHz の全コアターボ周波数が利用できます。電子回路設計自動化のワークロードやリレーショナルデータベースなど、大容量のメモリと高いシングルスレッド性能を必要とする用途に最適です。X2iezn インスタンスは6つのサイズで提供され、東京リージョンでもご利用頂けます。 - Contact Lens for Amazon Connect でカスタム語彙をサポート
Contact Lens は音声のテキスト化機能を提供していますが、この精度向上に繋がるカスタム語彙機能をサポートしました。コンタクトセンターの分野によってはその領域特有の語彙やフレーズが利用されることがあります。こういった場合に、この機能を利用することで会話の書き起こし精度の向上が期待できます。
- Amazon EC2 X2iezn インスタンスを発表
- 1/27(木)
- AWS Private Link で5つのメトリクスを収集可能に
AWS Private Link を利用時に、トラフィック量やコネクション数などのメトリクスを収集し可視化できるようになりました。これらのメトリクスには CLI や CloudWatch のコンソールからアクセス可能です。デフォルトではこれらのメトリクスは1分間隔でパブリッシュされるようになっています。 - Amazon EC2 G4dn インスタンスが大阪リージョンで利用可能に
機械学習モデルのデプロイや、グラフィック性能が重視されるアプリケーションに最適な GPU 搭載インスタンス、Amazon EC2 G4dn インスタンスが大阪リージョンでもご利用頂けるようになりました。 - Amazon RDS Performance InsightsがRDS for Oracleの実行計画取得をサポート
Amazon RDS Performance Insights で Amazon RDS for Oracle のクエリ実行計画の収集とトラッキングができるようになりました。この機能により、クエリのパフォーマンス問題の原因が実行計画に起因するのか否かを判断することがこれまでよりも容易になります。 - Amazon RDS for PostgreSQLとAmazon RDS on AWS OutpostsがPostgreSQL 14に対応
Amazon RDS と RDS on Outposts で、PostgreSQL の新しいメジャーバージョンであるバージョン 14 を利用できるようになりました。
- AWS Private Link で5つのメトリクスを収集可能に
- 1/28(金)
- AWS Systems Managerでより高い並列度でオートメーションを実行可能に
AWS Systems Manager が最大 500 のオートメーションを同時に実行できるようになりました。これによって大規模なインスタンス群に対して一斉にパッチを適用するといった運用タスクの自動化が容易になります。
- AWS Systems Managerでより高い並列度でオートメーションを実行可能に
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)