Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2022/3/21週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
長年肩こりに悩まされていたのですが、キーボードを打つときにどうしても猫背っぽくなってしまうことが原因ではないかと思い至りました。その解決策として左右分割式のキーボードを購入して、今日から使い始めてみました。まだ手になじんだとは言えない状態で、結構な頻度でタイプミスをしてしまう感じですが、これは慣れの問題のような気もします。果たして肩こりはどうなるか、興味津々です。
それでは、3 月 21 日週のアップデートを振り返ってみましょう。
2022 年 3 月 21 日週の主要なアップデート
- 3/21(月)
- Amazon RDS for PostgreSQLがtds_fdwによるSQL Server連携をサポート
Amaozn RDS for PostgreSQLでtds_fdw拡張を介してSQL Serverに接続し、そのデータを取得できるようになりました。
- Amazon RDS for PostgreSQLがtds_fdwによるSQL Server連携をサポート
- 3/22(火)
- Amazon Corretto 18 が一般利用開始に
マルチプラットフォームに対応し本番環境でも利用可能な無料のOpenJDKディストリビューションであるAmazon Correttoの新バージョン、Amazon Corretto 18が一般利用開始になりました。(本記事執筆時点では日本語版のWebページでは前バージョンの17までしかリンクがありませんが、英語に切り替えていただければダウンロード可能です) - Amazon RDSでこれまでよりも詳細な費用内訳を参照可能に
AWS Cost ExlorerとCost and Usage Reports(CURs)でAmazon RDSの費用内訳をこれまでよりも詳細に確認可能になりました。具体的には、ストレージ費用、Provisioned IOPSの費用、バックアップ費用を個別に確認できるようになっています。
- Amazon Corretto 18 が一般利用開始に
- 3/23(水)
- AWS Cost Categoriesがリソースとタグによるアクセス制御に対応
AWS Cost Categoriesがリソース名とタグに基づいたアクセスコントロールに対応しました。AWS IAMポリシーを定義することで設定可能で、あるユーザに見せたい情報・見せたくない情報を細かく制御できるようになりました。 - Amazon KendraがSlack ConnectorによるSlackのメッセージ検索に対応
機械学習のテクノロジに基づくインテリジェントな検索サービス、Amazon KendraがSlackでやりとりされたメッセージの検索に対応しました。この機能はSlack Connectorを介して実現されます。(現時点ではKendraは日本語ドキュメントの検索には対応してますが、自然言語による検索には対応していませんのでご注意ください) - Amazon ECSでAmazon EC2 Auto Scaling 向けのウォームプールをサポート
Amazon ECSでコンテナの稼働プラットフォームとしてEC2を利用している場合に、ウォームプール機能を利用できるようになりました。この機能を利用すると事前に初期化済みのEC2インスタンスをスタンバイしておくことで、トラフィック増に応じたスケールアウトをより俊敏に行うことが可能です。 - Amazon QuickSightのグループ管理UIをリリース
Amazon QuickSightでユーザのグループを管理するための、グラフィカルなユーザインタフェースが利用可能になりました。 - AWS Cost Anomaly Detectionがリソースとタグベースのアクセス制御をサポート
AWSの費用に関する異常検知と原因分析を行うAWS Cost Anomaly Detectionでリソースとタグベースのアクセス制御が可能になりました。IAMポリシーを定義することできめ細かいアクセス許可が可能です。 - Amazon GameSparksのプレビュー開始を発表
Amazon GameSparksのプレビューを開始しました。GameSparksはゲームデベロッパーが、サーバーや低レベルなクラウド側リソースを意識・管理することなく、ゲームのバックエンドを構築・実行・スケーリングできるようにするためのマネージドサービスです。詳細についてはブログ記事をご覧ください。ちなみに、同じタイミングでAWS GameKit for Unreal Game Engineが一般利用開始になっていますので併せてどうぞ。
- AWS Cost Categoriesがリソースとタグによるアクセス制御に対応
- 3/24(木)
- Amazon EC2 Auto Scalingのライフサイクル状態をインスタンスメタデータから取得可能に
Amazon EC2のインスタンスメタデータサービス(IMDS)から、Auto Scalingインスタンスのライフサイクル状態を取得できるようになりました。このアップデートにより、インスタンスが別の状態に移行する際にインスタンス側で必要なアクションを容易に定義することが可能です。 - AWS Supportの情報をJiraで統合管理可能に
Atlassian Jira Service Management(JSM)のData Centerバージョンで、AWS Supportのケースをトラッキング・管理できるようになりました。JSMを利用しているお客様はAWS SupportのケースをJiraのワークフローを活用して管理できます。AWS SupportとJiraの連携はAWS Service Management Connector for JSMを介して実現されます。このコネクタを使うとAWS SupportのみならずAWS ConfigやAWS Security Hubとの連携も可能です。 - AWS Lambdaで最大10GBのエフェメラルストレージをサポート
従来は最大512MBだったLambda関数のエフェメラルストレージの容量が、最大10,240MB(10GB)まで設定可能になりました。この拡張はより多くのデータの一時的なキャッシュが利用できることを意味し、機械学習の推論やメディア処理などデータ集約型アプリケーションで特に便利です。
- Amazon EC2 Auto Scalingのライフサイクル状態をインスタンスメタデータから取得可能に
- 3/25(金)
- Amazon RDSの無料利用枠にdb.t3.microとdb.t4g.microインスタンスを追加
Amazon RDSの無料利用枠で、db.t3.microインスタンスとAWs Graviton2ベースのdb.t4g.microインスタンスが利用可能になりました。詳細についてはAWS無料利用枠のページをご確認ください。(現時点ではwebページへの反映が遅れているようです。反映まで少々お待ちください。)
- Amazon RDSの無料利用枠にdb.t3.microとdb.t4g.microインスタンスを追加
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)