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In The Works – Amazon Aurora Serverless

既にご存知の通り、Amazon AuroraはMySQL互換とPostgreSQL互換があり、マネージドサービスで自動的に64TBまでスケールアップするデータベースストレージ’を備えています。Auroraデータベースインスタンスを作成する際に必要なインスタンスサイズの選択や、リードスループットを向上させるためにリードレプリカを作成するかどうかのオプションを選択します。処理の需要やクエリ数の増減に応じて、インスタンスサイズやリードレプリカの数を必要に応じて変更可能です。このモデルはリクエスト数や負荷などのワークロードが予測し易い場合はうまくいきます。

しかし、場合によっては1日や1週間の間に数時間、もしくは数分間だけリクエストがスパイクするようなワークロードの割り込みがあったり予測が難しいケースがあります。セールや1回だけもしくは不定期イベント、オンラインゲームや日時・週次のレポーティング、dev/test、新規アプリケーションなどが当てはまります。適切なキャパシティに調整し続けるためには多くの作業が必要です、そのため安定している状態を基準として支払いを行うほうが懸命です。

Get Ready for Amazon Aurora Severless
本日、Amazon Aurora Serverless プレビューを開始しました(こちらからサインアップをして下さい!)。変更が頻繁に起こる環境などに向けてデザインされており、この新サービスは利用したデータベースリソースに応じて1秒単位で課金をします。

このServerlessモデルはAuroraアーキテクチャ(詳細はDesign Consideration for High-Throughput Cloud-Native Relational Databasesをご覧ください)の様に処理とストレージを分離しています。事前にインスタンスサイズを選ぶ代わりに、エンドポイントを作成し最小・最大キャパシティを設定します。そして、エンドポイントにクエリを発行します。エンドポイントは高速にスケールするデータベースリソースへのシンプルなProxyとして動作します。これにより、スケーリング処理が実行されている間もコネクションを維持します。スケーリングは高速で、新規リソースは5秒以内に利用可能になります。こちらが全体の構成です。

aurora_serverless_arch

ストレージと処理のレイヤーが分離されているため、0台までスケールダウンしストレージ料金だけお支払頂くことも可能です。これは非常に良いことだと思いますし、新しいすぐに起動するアプリケーションのようなものをリードするのではないかと期待しています。スケーリングが数秒で完了します。ワームプール上にリソースが起動をされており、リクエストを処理するのを待っています。新しいリソースがフルスピードで処理が実行できるように、既存のキャッシュやバッファされているコンテンツに関しては特別な処置が行われます。また、簡単にAurora Serverlessをご利用頂くことが可能です。

課金は、コンピュートパワーとメモリに応じて決定されるCapacity Unitsに応じて行われます。課金は1秒単位で行われ、新規に追加されるリソースに対しては最小1分から開始されます。

Stay Tuned
Amazon Aurora Serverlessについてさらに詳細な情報は2018年の早い段階でお伝えできると考えています。現在のプランでは、MySQL互換のAuroraから利用が可能になり、2018年後半にはPostgreSQL互換のエンジンも対応する予定です。ぜひ、previewにご登録下さい。

Jeff;

翻訳は星野が担当しました。(原文はこちら)