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新開設 – AWS 米国東部 (オハイオ) リージョン

AWS を拡大するための継続的なプランの一環として、新しいリージョンを開設したことをお知らせいたします。米国東部で AWS をご利用のお客様は、既存の US East (Northern Virginia) リージョンと合わせて、AWS インフラストラクチャサービスのスイートに低レイテンシーで迅速にアクセスできるようになります。

詳細
新しいオハイオリージョンは、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) に加えて Amazon Elastic Block Store (EBS)Amazon Virtual Private CloudAuto ScalingElastic Load BalancingNAT ゲートウェイスポットインスタンスDedicated Host などの関連サービスをサポートします。

まだまだ続きます。Amazon API GatewayAmazon AuroraAWS Certificate Manager (ACM)AWS CloudFormationAmazon CloudFrontAWS CloudHSMAmazon CloudWatch (CloudWatch EventsCloudWatch Logs を含む)、AWS CloudTrailAWS CodeCommitAWS CodeDeployAWS CodePipelineAWS ConfigAWS Database Migration Service、AWS Direct Connect(専用線接続サービス)、Amazon DynamoDBAmazon EC2 Container RegistryAmazon ECSAmazon Elastic File SystemAmazon ElastiCacheAWS Elastic BeanstalkAmazon EMRAmazon Elasticsearch ServiceAmazon GlacierAWS Identity and Access Management (IAM)AWS Import/Export SnowballAWS Key Management Service (KMS)Amazon KinesisAWS LambdaAWS MarketplaceAWS Mobile HubAWS OpsWorksAmazon Relational Database Service (RDS)Amazon RedshiftAmazon Route 53Amazon Simple Storage Service (S3)AWS Service CatalogAmazon Simple Notification Service (SNS)Amazon Simple Queue Service (SQS)AWS Storage GatewayAmazon Simple Workflow Service (SWF)AWS Trusted AdvisorVM Import/Export、AWS WAF もサポートします。

オハイオリージョンは、C4D2I2M4R3T2、および X1 のインスタンスをすべてのサイズでサポートします。他の最近開設されたすべてのリージョンと同様に、インスタンスはリソーススタック内で起動する必要があります (詳細については、「Virtual Private Clouds for Everyone」を参照してください)。

すぐれた接続
以下に参考になると思われるラウンドトリップのネットワークメトリックスをいくつか示します (すべての名前は空港コードです。また、ネットワーキング業界の通例として、すべての時間には +/- 2 ms の誤差が伴います)。

  • IAD (US East (Northern Virginia) リージョンの本拠) とは 12 ms。
  • JFK (インターネット交換ポイントの本拠) とは 20 ms。
  • ORD (QTS および Equinix でホストされている Direct Connect ロケーションと別の交換ポイントのぺアの本拠) とは 29 ms。
  • SFO (US West (Northern California) リージョンの本拠) とは 91 ms。

US East (Ohio) と US East (Northern Virginia) のラウンドトリップレイテンシーは 12 ms のみであり、S3 Cross-Region ReplicationCross-Region Read Replicas for Amazon AuroraCross-Region Read Replicas for MySQLCross-Region Read Replicas for PostgreSQL などの AWS 特有の機能を十分に活用できます。2 つのリージョン間のデータ転送には、AZ 間料金 (GB あたり 0.01 USD) が適用されるため、リージョンをまたいだユースケースはより一層経済的なものになります。また、ネットワーキングフロントについては、オハイオ州立大学と協力して OARnet への AWS Direct Connect(専用線接続サービス) アクセスを提供することが合意されました。この 100 ギガビットネットワークは、オハイオ州全体の大学、学校、医学研究病院、州政府を接続します。この接続により、地域の教師、学生、研究者は AWS への専用の高速ネットワーク接続を利用できます。

14 リージョン、38 アベイラビリティーゾーン (増加中)
このリージョン (3 つの AZ で構成) が本日開設されたことで、AWS は総計 14 リージョンおよび 38 アベイラビリティーゾーンに拡大されました。また、中国で 2 番目の AWS リージョンの開設準備中であり、カナダ、フランス、英国でも新しい AWS リージョンが計画されています。

最近、リージョンとアベイラビリティーゾーンの違いについて業界全体で混乱があるようですが、この 2 つの用語の違いをよく理解しておくことが重要です。各リージョンは、1 つ以上のアベイラビリティーゾーン (AZ) で構成される物理的な場所を指します。各アベイラビリティーゾーンは、1 つ以上のデータセンターで構成されます。各データセンターは、冗長性のある電源、ネットワーキング、および接続を備えており、それぞれが別々の設備に収容されます。各リージョンに複数の AZ を設けることで、AZ が 1 つだけの場合よりも、実行するアプリケーションの可用性、耐障害性、耐久性を強化できます。

2 つの用語の違いを説明するために仲間内でよく使う例えがあります。私の好きな例えは、「ホテルとホテル内の部屋」、「リンゴの木とリンゴ」です。何に例えても構いませんが、違いをよく理解した上で使ってください。

Jeff;