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Tag: マイクロサービス

茶色の抽象的な図形

システム開発のモダナイズ、パート2 – 最初の一歩

AWS は、仕事に適したツールの選択、差別化につながらない作業のオフロード、ビルディングブロックの接続、すべての自動化を容易にするサービスを構築し続けています。マイクロサービスやAWS Lambda などのサーバーレスサービスは、変更のスコープを縮小することの助けにはなりますが、完全に「高頻度の組織」(high-frequency organization)となるにはビジネス面での変更が必要です。

階層化された円のイメージ

システム開発のモダナイズ、パート 1-モダンアプリケーション

私はエンタープライズストラテジストとして、企業がビジネスの俊敏性を生み出すために採用している最新のプラクティスとテクニックについて、時間をかけて顧客と話し合ってきました。その実践方法やテクニックは、今日の「モダンアプリケーション」の基礎でもあります。 しかし、開発者やリーダーのために「モダンアプリケーション」を定義することが、1つの非常に重要な理由から難しい場合があります。その理由とは「モダンアプリケーション」が実在する物ではないからです。モダンアプリケーションとは、開発者が活用可能な最新のテクニックとテクノロジーに基づいてアプリケーションを構築するためのアプローチなのです。

歯車と人

パート 1: マイクロサービス:技術、ビジネス、組織設計?その全てです

デジタルトランスフォーメーションの特徴の1つは、スピードと俊敏性の向上です。データとアルゴリズムを使用して、より迅速に意思決定を行う必要があります。新しい収益源を獲得し、顧客体験を向上させるために、デジタルサービスを迅速に作成する必要があります。CTO やチーフアーキテクト(または AWS)が、自社のビジネスを救い、俊敏性、革新性を高め、世界の飢餓を解決するマイクロサービスと呼ばれる新しいソフトウェア・アーキテクチャについて熱く語っているのを聞いたことがあるかもしれません。マイクロサービスアーキテクチャの技術的側面については多くのことが書かれていますが、マイクロサービスの非技術的側面(ビジネス、組織など)は、それほどの頻度や熱量でカバーされていません。マイクロサービスの非技術的な側面を取り上げる前に、技術的な部分も誰にでも分かる言葉で説明し、ビジネス価値との関連を説明する価値があると思います。

のみと槌で彫刻を彫る画像

サービスのサイズとスコープの検討

技術においてマイクロサービスを構築するという逆らい難い流れがありますが、それには正当な理由があります。小さなコンポーネントは、モダンなアプリケーションのデリバリの手法と目的に対してとても相性が良いのです。マイクロサービスは最新のトレンドですが、変更や機能追加、構成の理解や運用が容易であるという、モノリスの利点も無視してはいけません。モノリスでの開発を続けるべきというわけではありませんが、意図を持ってどの道筋や手段を取るかを選択する必要があります。

ボードに挿した無数のピンとそれらを結ぶ糸

ツー・ピザ・チームは始まりに過ぎない – パート2: 高パフォーマンスのアジャイル組織はアカウンタビリティとエンパワーメントがカギです

前回のブログ記事では、プロジェクトへの従来型のアプローチとスキルベースのチームが、高パフォーマンスなアジャイル組織になる事を妨げている理由についてお話ししました。高パフォーマンスなアジャイル組織とは、迅速にイノベーションを実現し、素早く市場に新しいアイデアを投入し、短い時間で高度なテクノロジーを使ったソリューションを展開できる組織です。
答えは何だったでしょうか? 明確な線引きのされた説明責任(アカウンタビリティ)と権限と環境を与えること(エンパワーメント)が高パフォーマンスなアジャイル組織には必須だということです。行動する事を奨励されその権限を与えられている環境では、説明責任を持つ従業員はチームの目標に沿ってワークロードを管理し、必要な時には積極的に支援を求め、ミスを犯したときには責任を取ります。これはマイクロマネジメントの対極です。
私自身の経験や、多くの企業と協力してデジタルトランスフォーメーションを進めてきた中から、私は企業が高パフォーマンスなアジャイル組織になるための4つの重要な特徴を見つけました。