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AWS Audit Manager が生成系 AI 向けの AWS のベストプラクティスフレームワークを提供開始
AWS Audit Manager での評価の設定方法
Audit Manager の生成系 AI フレームワーク v1のベストプラクティスを使うのは簡単です。Audit Manager 評価の作成を進める前に、以下の前提条件が整っていることを確認してください。
前提条件
まず、AWS コンソールに移動し、Audit Manager を選択または検索します。
Audit Manager コンソールから、右上の [評価の作成] を選択します:
次に、2 つの必須情報を入力する必要があります。1 つは 300 文字以下の評価名、もう 1 つは評価レポートの出力先である S3 バケットです。オプションで、評価の説明を 1000 語まで入力できます:
次に、標準フレームワークのリストから [AWS Generative AI Best Practices Framework v1] フレームワークを選択します:
[新しいタグを追加] を選択して、タグを評価に関連付けます。各タグにキーと値を指定できます。タグキーは必須で、このアセスメントを検索する際の検索条件として使用できます。Audit Manager のタグの詳細については、「AWS Audit Manager リソースのタグ付け」を参照してください。オプションとして、評価に最大 50 個のタグを追加することが可能です:
次に、評価の対象となる AWS アカウントを指定します。このデモ環境では、開発、ロギング、および単一の本番アプリケーションアカウントを選択しています。ユースケースによっては異なるかもしれませんが、ロギングアカウントを使用している場合は、そのアカウントを含めてそこにルーティングされる可能性のある関連イベントをキャプチャする必要があります。アカウントを指定したら、[次へ] を選択して続行します:
これは標準フレームワークでカスタムフレームワークではないため、Audit Manager はエビデンスの収集に必要なサービスを選択します (つまり、ここで選択されているサービスはこの評価でテスト可能なサービスの一覧ではなく、評価に必要なデータを収集するサービスの一覧となっているということです)。この画面では、あとは [次へ] を選択するだけです:
ユーザー名またはロールで 1 人以上の [監査所有者 (audit owners)] を選択する必要があります。ここで選択されたエンティティは、この評価に変更を加えることが可能です。一般的には、組織内でそのような職務を担う人だけを選択します。監査所有者が決まったら、 [次へ] を選択して次に進みます:
最後に、設定した内容がすべて表示されます。必要に応じて内容を変更し、設定内容に問題がなければ [評価を作成] を選択します:
上のバナーにあるように、評価対象のアカウントで Amazon Bedrock が実際に使用されている場合は24 時間以内にエビデンスを確認できるようになるはずです。
さらに深く掘り下げたい場合は、より具体的なニーズに合わせてフレームワークをカスタマイズできます。AWS Audit Manager の標準フレームワークのカスタマイズに関する詳細については、こちらをご覧ください。
このブログはソリューションアーキテクトの三厨が翻訳を担当しました。原文はこちら。
著者について
参考文献:
- What’s New Post – Best Practices framework for GenAI
- AWS Audit Manager ドキュメント
- Transform responsible AI from theory into practice
- Amazon Bedrock ユーザーガイド
- Transform responsible AI from theory into practice
- AWS Cloud Adoption Framework for Artificial Intelligence, Machine Learning, and Generative AI