Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2022/4/4週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
個人的なチャレンジだったのであまりこちらでは触れてこなかったのですが、2020 年の秋頃からダイエットに取り組んで最近目標を達成することができました。週刊 AWS の OGP 画像 SNSでリンクを共有したときに表されるサムネイルの画像です)でも徐々にシュッとしてきたのですが、一部の読者の方から「病気じゃないか、大丈夫か」とご心配を頂いていたという話を耳にしました。ご心配をおかけして申し訳ないのですが、特にそういうことではなくダイエットの成功という嬉しい出来事ですので、ご安心ください。
それでは、4 月 4 日週のアップデートを振り返ってみましょう。今回は取り上げるべきアップデートがたくさんありました。そのぶん、ひとつひとつの紹介コメントは意識して短めにしていますので、気になるものはリンク先をご確認ください。
2022 年 4 月 4 日週の主要なアップデート
- 4/4(月)
- Amazon RDS Proxy が PostgreSQL バージョン 13 をサポート
Amazon RDS Proxy が PostgreSQL の新しいメジャーバージョンであるバージョン 13 に対応しました。Amazon RDS for PostgreSQL と PostgreSQL 互換の Amazon Aurora の双方でご利用可能です。 - Amazon OpenSearch Service で OpenSearch バージョン 1.2 をサポート
OpenSearch と OpenSearch Dashboards のバージョン 1.2 を、 Amazon OpenSearch Service で実行できるようになりました。 - Amazon EKS が Kubernetes バージョン 1.22 をサポート
Amazon EKS, Amazon EKS Distro, Amazon EKS Anywhere で Kubernetes のバージョン 1.22 が利用できるようになりました。バージョン 1.22 サポートの詳細についてはブログ記事が出ていますので、こちらもご覧ください。
- Amazon RDS Proxy が PostgreSQL バージョン 13 をサポート
- 4/5(火)
- 新しい Amazon EC2 のコンソールによりインスタンス起動時のエクスペリエンスが改善
Amazon EC2 のコンソールが改善され、インスタンス起動時のエクスペリエンスが新しくなりました。画面遷移が減り、単一ページで必要な設定を行うことが可能です。 - Apache Iceberg を利用した Amazon Athena の ACID トランザクション機能が一般利用開始に
Amazon Athena の ACID トランザクション機能が一般利用開始になりました。詳細についてはドキュメントのこちらとこちらをご確認ください。 - AWS Backup が Amazon FSx for Lustre の Persistent 2 デプロイタイプに対応
AWS Backup が Amazon FSx for Lustre のデプロイタイプ、Persistent 2 に対応しました。
- 新しい Amazon EC2 のコンソールによりインスタンス起動時のエクスペリエンスが改善
- 4/6(水)
- AWS Lambda Function URLs を発表
AWS Lambda の新機能、Function URLs を発表しました。この機能は、AWS Lambda のサービスに組み込まれた HTTPS エンドポイントを、Lambda 関数と紐付けることでLambda 関数をこれまでよりも容易に起動できるようになるというものです。詳細についてはブログ記事をご覧ください。 - AWS Amplify Studio にファイルストレージ機能とファイル管理機能を追加
AWS Amplify Studio にファイルストレージリソースを設定・管理するための GUI が追加され、ユーザ生成コンテンツの保存・提供が容易になりました。詳細についてはブログ記事もご覧ください。 - Amazon CloudWatch Metrics Insights が一般利用開始に
Amazon CloudWatch で様々な運用メトリクスに対して SQL ベースでクエリを発行して、傾向やパターンの分析を可能にする新機能、Metrics Insights が利用可能になりました。GUI ベースのクエリビルダーを使ってメトリクスの分析を行うこともできます。詳細はドキュメントをご確認ください。 - Amazon OpenSearch Service の可観測性インタフェース追加とログ分析機能の強化を発表
Amazon OpenSearch Service で可観測性インタフェースとログ分析機能が追加されました。可観測性インタフェースを利用すると、ひとつの UI でトラッキングデータとログデータを簡単に分析することが可能になります。こちらの機能もドキュメントをご覧ください。 - AWS Management Console で統一設定が利用可能に
AWS Management Console で統一設定 (Unified Settings) が利用可能になりました。この機能を利用するとデバイスやブラウザ間を横断して設定が保存され、デフォルトの言語やリージョン、よく使うサービスなどを設定することが可能です。ちなみに、以前のコンソールで画面左側に用意されていた言語設定もこの中に統合されていますので、ご注意を。 - AWS Compute Optimizer が 66 の Amazon EC2 インスタンスタイプに対応
AWS Compute Optimizer が新たに 66 種類の Amazon EC2 のインスタンスタイプに対応し、ワークロードに応じてよりコストパフォーマンスの高いインスタンスタイプを選択することが容易になります。
- AWS Lambda Function URLs を発表
- 4/7(木)
- AWS PrivateLink, AWS Transit Gateway, AWS Client VPN のデータ転送料金を値下げ
2022 年 4 月 1 日より、AWS PrivateLink/AWS Transit Gateway/AWS Client VPN の同一リージョン内におけるアベイラビリティゾーンを跨ぐデータ転送費用が無料となります。この値下げは自動的に有効になり、何らかの構成変更が必要になることはありません。 - Amazon DocumentDB ( MongoDB 互換 ) 向けの Performance Insights のプレビューを開始
Amazon DocumentDB ( MongoDB 互換 ) で Performance Insights がプレビューで利用可能になりました。Performance Insight を利用するとデータベースのパフォーマンスや負荷の原因を容易に特定し、改善アクションに繋げることが可能になります。追加費用無しでご利用頂けますが、現時点では r4/r5/r6g/t3/t4g インスタンスでのみサポートとなります。 - Amazon Redshift が Microsoft Azure Active Directory とのネイティブの統合機能を追加
Amazon Redshift が Microsoft Azure Active Directory とネイティブ統合機能を提供開始し、Azure AD を利用して Redsfhit へのアクセスを認証・認可することが可能になりました。この機能は Microsoft PowerBI などのツールを利用する際にも有益です。詳細はブログをご確認ください。 - Amazon Redshift がロールベースのアクセス制御 ( RBAC ) をサポート
Amazon Redshift でロールベースのアクセス制御 (Role based access control, RBAC) に対応しました。RBAC を利用するとユーザがデータにアクセスする際に、そのユーザが持っている役割とそれに紐付くアクセス許可に基づいた制御が可能になり、データアクセスのセキュリティ管理の簡素化に繋がります。 - Amazon ECS で Fargate 上で稼働する Windows コンテナでのコマンド実行に対応
Amazon Elastic Container Service Exec(Amazon ECS Exec) で、AWS Fargate で稼働するWindows コンテナに対するコマンド実行がサポートされました。
- AWS PrivateLink, AWS Transit Gateway, AWS Client VPN のデータ転送料金を値下げ
- 4/8(金)
- AWS Shield Advanced が ALB に対する自動アプリケーションレイヤー DDoS 軽減をサポート
AWS Shield Advanced の自動アプリケーションレイヤー DDoS 軽減機能が、新たにCloudFront ディストリビューションに加えて、 ALB ( Application Load Balancer ) リソースをサポートしました。 - Amazon RDS for Oracle が M6i/R6i インスタンスをサポート
Amazon RDS for Oracle で M6i/R6i インスタンスをご利用頂けるようになりました。
- AWS Shield Advanced が ALB に対する自動アプリケーションレイヤー DDoS 軽減をサポート
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)