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AWS、北九州市のバックアップ首都構想実現を支援するデジタル人材育成、スタートアップ支援、宇宙産業推進を支援
デジタルの力で地域活性化を目指すデジタル田園都市国家構想に基づき、それぞれの地域の社会課題の解決や、その地域の強みや特色を活かしたデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しています。また2021年9月のデジタル庁発足後、ガバメントクラウドの導入が各自治体で本格的に進み始めています。一方でそれを推進すべきデジタル人材の不足は大きな課題です。
2006年に他社に先駆けてサービスを開始して以来、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスを提供するアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)は、クラウドサービスの提供にとどまらず、デジタル人材の育成支援にも取り組んでおり、最新のデジタルテクノロジーやグローバルの知見の提供などを通じて、地域経済活性化や地域創生に向けたDXの加速を支援しています。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下、AWSジャパン)では、全国の自治体や地域行政におけるイノベーションを支援し、より良い社会と市民生活の実現に貢献すべく、様々な自治体、関係団体との連携を図っています。2022年9月にはつくば市と研究開発型スタートアップの成長加速に向けた連携協定、また、同年同月に浜松市とデジタル・スマートシティ浜松の実現に向けた連携協定、2023年5月には新潟県と地域産業の活性化に向けた包括的な連携協定を締結しました。そしてこのたび、地域創生に向けた自治体におけるDXの加速を支援するため、AWSジャパンは2023年8月17日に北九州市と連携協定を締結しました。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 執行役員 パブリックセクター 統括本部長 宇佐見 潮は次のように述べています。「北九州市は『デジタルで快適・便利な幸せなまち』というミッションの実現を目指して、市の行政および地域産業全体でデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組まれています。また、同市は地域のポテンシャルや強みを生かした独自の戦略を打ち出し、“バックアップ首都構想”の実現や宇宙産業の推進に力を入れています。これらを支援する今回のイニシアチブは、デジタル田園都市国家構想が目指す地域創生の布石となることでしょう。北九州市との連携を通じて AWS のクラウドテクノロジーと多様な支援プログラムを提供し、北九州の目指すミッションに向けて伴走できることを心から嬉しく思います」
(写真左)AWSジャパン 執行役員 パブリックセクター統括本部長 宇佐見 潮/(写真右)北九州市 市長 武内 和久
北九州市は、「デジタルで快適・便利な幸せな街へ」のミッションのもと、DXを契機に必要な見直し・改善に取り組み、市民サービスの向上と業務の効率化を同時に実現することを推し進めています。
AWSジャパンは、北九州市の地域の特色や強みを活かしながら地域課題を解決するためのDXの推進に向けて、以下の4つの項目において、最新のクラウドテクノロジー、グローバルの知見・ネットワーク、デジタルスキル支援を通じて、北九州市のミッション実現を支援します。
1)“バックアップ首都構想 ”の実現に向けた支援
2)行政や地域のDX促進に向けた支援
3)スタートアップ育成に向けた支援
4)宇宙産業の推進に向けた支援
1. “バックアップ首都構想”実現に向けた支援
北九州市は、低災害リスクや、エネルギーや水の安定供給など、北九州市のポテンシャルを活かし、首都圏に集中する企業などが災害時にも業務を維持できるよう、バックアップ機能を誘致する“バックアップ首都構想”を掲げています。
この構想に基づく企業誘致には、北九州市におけるデジタル人材、特にクラウド人材が不可欠です。そこでAWSジャパンは在北九州市の企業と連携し、ハンズオンセッションを実施するなど、地域の企業にクラウドスキルトレーニングを提供し、デジタル人材の育成を支援します。
2. 行政や地域のDX促進に向けた支援
地域のイノベーションを推進するために、地域の産業やビジネスのイノベーション、DXを支える北九州市の職員がクラウドについて理解を深めていただくことが重要です。AWSのパートナー企業が実施するクラウド人材育成プログラムを市の職員に提供し、職員のデジタルスキルの向上をサポートしていきます。
また、地域のデジタル人材の層を厚くし、北九州市全体のイノベーションを促進・支援するために、地域の高等教育機関などと連携し、クラウド学習プログラムであるAWS Academy を活用した学生のクラウドスキルトレーニングや将来のデジタル人材育成を行います。 AWS Academyを通じて、教材や実習環境だけではなく、講師の登壇までのトレーニングも含むパッケージ化されたプログラムを高等教育機関向けに提供し、学生たちが将来、業界で認知されている認定資格を取得し、需要の高いクラウド関連の仕事に就けるように支援します。
3. スタートアップ育成に向けた支援
AWSでは、クラウドをはじめとしたデジタルテクノロジーを社会実装するうえで、スタートアップが欠かせないと考えています。それにより、過去10年にわたり数千におよぶ日本のスタートアップを支援してきました。北九州市との連携においてもそのノウハウを共有し、北九州市のスタートアップのすそ野をより一層拡大していきます。
まず、「COMPASS小倉」等の市内コワーキングスペースを利用する企業に対し、AWSのクレジットを利用できる AWS Activate などの支援プログラムを提供します。AWS Activateとは、スタートアップが自身のビジネスの立ち上げや拡大に向けてAWSを速やかに運用開始するために必要なリソースを包括的に提供するスタートアップ支援プログラムです。
4. 宇宙産業の推進に向けた支援
北九州市は市の成長戦略の一つとして宇宙産業に力を入れており、宇宙ビッグデータの利活用などを進めていく方針を打ち出しています。AWSは2020年に航空宇宙・衛星産業におけるイノベーションの加速に特化したチームを立ち上げ、官民のお客様の宇宙関連のビジネスをサポートしています。
今後、AWSの宇宙産業に関する知見や企業間のネットワークを北九州市と共有することで、市の宇宙産業推進のステージに合わせた連携を図っていきます。また、宇宙に関するアイデアコンテストやハッカソン等の共同開催も予定していきます。
AWSは、デジタル技術を活用して地域創生や社会課題解決に取り組む自治体や地域産業、スタートアップを、AWSの最新のテクノロジーやサービスなどの提供を通じて支援します。それにより市民や住民のより良い豊かな市民の暮らしに貢献することを、様々なステークホルダーと共に目指していきます。