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Amazon RDS on VMware 発表

データベース管理者は、ハードウェアのプロビジョニング、オペレーティングシステムやデータベースのインストールとパッチ適用、バックアップの管理に多くの時間を費やしています。この整理されていない重労働によって仕事を続けることはできますが、投資収益率の高いより高いレベルの取り組みに費やす時間が奪われることがよくあります。長年、Amazon Relational Database Service (RDS) はこうした厄介な仕事の面倒をみて、クラウドでの MariaDB、Microsoft SQL Server、MySQL、Oracle、 PostgreSQL の使用を簡単にしてきました。AWS の顧客は、RDS の高可用性、スケーラビリティ、耐久性、管理のシンプルさをとても気に入っています。

今週の初めに、RDS のメリットをオンプレミスの仮想化環境、ハイブリッド環境、そして VMware Cloud on AWS へ導入できるように進めていることを発表しました。わずか数回のクリックにより数分で、新しいオンプレミスデータベースのインスタンスをプロビジョニングし、オンプレミスやクラウドベースのストレージにバックアップを作成し、オンプレミスまたは AWS クラウドで実行される読み取りレプリカを確立することができます。vSphere の Amazon RDS が OS やデータベースのパッチを処理し、シングルクリックでオンプレミスのデータベースを AWS へ移行できます。

Amazon RDS on VMware の内側
開発チームから詳しく話を聞いて、Amazon RDS on VMware の詳細について学びました。以下は、私が学んだことの簡単なまとめです。

アーキテクチャ – vSphere の環境は、インターネットまたは AWS Direct Connect による接続で実行されている VPN トンネルによって AWS に接続されている実質的にプライベートでローカルな AWS アベイラビリティゾーン (AZ) です。vSphere クラスターにまたがる RDS のマルチ AZ インスタンスを作成することができます。

バックアップ – バックアップはローカル (オンプレミスのストレージ) または AWS を利用することができますが、ローカルと AWS の両方の保持ポリシーの影響を受けます。バックアップは移植性があり、クラウド内で Amazon RDS インスタンスを作成するために使用できます。同じ環境に復元する限り、ポイントインタイムリカバリ (PITR) がサポートされます。

管理 – vSphere の Amazon RDS インスタンスは、Amazon RDS コンソールおよび vCenter から管理することができます。また、Amazon RDS CLI および Amazon RDS API を使用することもできます。

リージョン米国東部 (バージニア北部)米国西部 (オレゴン)アジアパシフィック (東京)欧州 (フランクフルト) の各リージョンで開始しますが、時間とともに増える予定です。

プレビューの登録
Amazon RDS on VMware を最初に使ってみたい場合は、プレビューの登録をしてください。私は近い将来、より多くの情報(そして実践的なブログ記事)を掲載しますので、お楽しみに!

Jeff