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新着情報 – 第 4 世代 Gen AMD EPYC プロセッサを搭載した Amazon EC2 M7a 汎用インスタンス

2021 年 11 月、最高 3.6 GHz の周波数で動作する第 3 世代 AMD EPYC (Milan) プロセッサを搭載した Amazon EC2 M6a インスタンスがリリースされました。これにより、M5a インスタンスに比べてコストパフォーマンスが最大 35% 向上します。SAP など、x86 命令に依存するワークロードを実行する多くのお客様は、クラウドの利用を最適化する方法を模索しています。これらのお客様は、EC2 が提供するコンピューティングオプションを活用しています。

8月15日、最大周波数 3.7 GHz の第 4 世代 AMD EPYC (Genoa) プロセッサを搭載した新しい汎用 Amazon EC2 M7a インスタンスの一般提供をお知らせします。このインスタンスでは、M6a インスタンスと比べてパフォーマンスが最大 50% 向上しています。このパフォーマンスの向上により、データ処理の高速化、ワークロードの統合、保有コストの削減が実現します。

M7a インスタンスは、AVX-512、Vector Neural Network Instructions (VNNI)、および bfloat16 (Brain Floating Point 16) をサポートします。これらのインスタンスには、データインメモリへの高速アクセスが可能な Double Data Rate 5 (DDR5) メモリが搭載されていて、M6a インスタンスに比べて 2.25 倍のメモリ帯域幅を提供するので、レイテンシーを低く抑えることができます。

SAP 認定の M7a インスタンスは、金融アプリケーション、アプリケーションサーバー、シミュレーションモデリング、ゲーム、中規模データストア、アプリケーション開発環境、キャッシングフリートなど、高パフォーマンスと高スループットのメリットを活用するアプリケーションに理想的です。

M7a インスタンスでは、768 GiB の RAM で最大 192 の vCPU を使用できます。詳細な仕様は次のとおりです。

名前 vCPU メモリ (GiB) ネットワーク帯域幅 (Gbps) EBS 帯域幅 (Gbps)
m7a.medium 1 4 最大 12.5 最大 10
m7a.large 2 8 最大 12.5 最大 10
m7a.xlarge 4 16 最大 12.5 最大 10
m7a.2xlarge 8 32 最大 12.5 最大 10
m7a.4xlarge 16 64 最大 12.5 最大 10
m7a.8xlarge 32 128 12.5 10
m7a.12xlarge 48 192 18.75 15
m7a.16xlarge 64 256 25 20
m7a.24xlarge 96 384 37.5 30
m7a.32xlarge 128 512 50 40
m7a.48xlarge 192 768 50 40
m7a.metal-48xl 192 768 50 40

M7a インスタンスには最大 50 Gbps の拡張ネットワーキングと 40 Gbps の EBS 帯域幅があり、これは M6a インスタンスと同様です。ただし、1 つの vCPU、4 GiB を提供する新しいミディアムインスタンスサイズでは、ワークロードのサイズをより正確に調整できます。最大サイズは 192 の vCPU、768 GiB です。

新しいインスタンスは、従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアにオフロードするビルディングブロック技術の集合体である AWS Nitro System をベースに構築されており、高性能、高可用性、高セキュリティのクラウドインスタンスが実現しています。

今すぐご利用いただけます
8月15日、Amazon EC2 M7a インスタンスは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンで利用できるようになりました。Amazon EC2 でいつも支払うのと同じように、使用した分の料金のみをお支払いいただきます。詳細については、Amazon EC2 の料金ページを参照してください。

詳細については、EC2 M7a インスタンスAWS/AMD パートナーページを参照してください。ec2-amd-customer-feedback@amazon.comAWS re:Post for EC2、または通常の AWS サポートの担当者を通じて、ぜひフィードバックをお寄せください。

Channy

原文はこちらです。