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新しいコンピューティング最適化 (C7i-Flex) Amazon EC2 Flex インスタンス

 

CPU を絶えず 100% の最大使用率で実行するアプリケーションはほとんどありません。ウェブアプリケーションを例にとってみましょう。使用率は需要が高い期間と低い期間で変動するのが一般的ですが、サーバーのコンピューティング能力をフルに活用することはめったにありません。

典型的なアプリケーションが、時折発生するピーク時以外は概して低レベルから中レベルの CPU 使用率で実行されていることを示すグラフ。

お客様が現在 AWS クラウドで実行している多くの一般的なワークロードの CPU 使用率。(出典: AWS ドキュメント)

このようなワークロードを実行する簡単かつコスト効率性に優れた方法の 1 つは、2023年 8 月にリリースされた Amazon EC2 M7i-Flex インスタンスを使用することです。これらは、Amazon EC2 M7i インスタンスの低価格バリアントで、最も一般的なサイズの汎用コンピューティングに同一の次世代仕様を提供するとともに、常に最大限のコンピューティング能力を使用する必要がない場合により低い料金設定と優れたパフォーマンスを提供するという追加のメリットがあります。このため、同じパフォーマンスベンチマークを満たしながら運用コストを削減したい場合の優れた第 1 選択肢になります。

この柔軟性にはお客様から大きな反響をいただいたため、AWS は5月14日、同じような料金/パフォーマンスのメリットを提供し、コンピューティング集約型ワークロードのコストを削減する Amazon EC2 C7i-Flex インスタンスをリリースして、Flex ポートフォリオを拡大しました。これらは Amazon EC2 C7i インスタンスの低価格バリアントで、ベースラインレベルの CPU パフォーマンスを提供し、95% の確率で最大限のコンピューティングパフォーマンスにスケールアップする機能を備えています。

C7i-flex インスタンス
C7i-flex は、large から 8xlarge までの 5 つの最も一般的なサイズを提供し、Amazon EC2 C6i インスタンスよりも 19% 優れた料金パフォーマンスを実現します。

インスタンス名 vCPU メモリ (GiB) インスタンスストレージ (GB) ネットワーク帯域幅 (Gbps) EBS 帯域幅 (Gbps)
c7i-flex.large 2 4 EBS のみ 最大 12.5 最大 10
c7i-flex.xlarge 4 8 EBS のみ 最大 12.5 最大 10
c7i-flex.2xlarge 8 16 EBS のみ 最大 12.5 最大 10
c7i-flex.4xlarge 16 32 EBS のみ 最大 12.5 最大 10
c7i-flex.8xlarge 32 64 EBS のみ 最大 12.5 最大 10

C7i-flex と C7i の選択基準
C7i-flex と C7i は、どちらも Amazon Web Services (AWS) 以外では利用できないカスタム第 4 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサが搭載されたコンピューティング最適化インスタンスです。これらは、他のクラウドプロバイダーが使用する同等の x86 ベースのインテルプロセッサよりも最大 15% 優れたパフォーマンスを提供します。

どちらも DDR5 メモリを使用し、メモリと vCPU の比率が 2:1 であるため、ウェブサーバーやアプリケーションサーバー、データベース、キャッシュ、Apache Kafka、および Elasticsearch などのアプリケーションの実行に最適です。

では、これらのどちらか一方を使用する理由は何でしょうか? 以下は、どちらのインスタンスが適切かを判断するときの 3 つの考慮事項です。

使用パターン
EC2 flex インスタンスは、すべてのコンピューティングリソースをフル活用する必要がない場合に最適です。

コンピューティングリソースを効率的に使用するため、5% の料金パフォーマンス向上と、5% の料金削減を実現できます。通常、flex インスタンスはほとんどのアプリケーションに適しているため、コンピューティング集約型ワークロードには C7i-flex インスタンスを第 1 選択肢にすべきです。

その一方で、アプリケーションが常に高い CPU 使用率を必要とする場合は、C7i-flex の代わりに C7i インスタンスを使用する必要があります。おそらく、バッチ処理、分散分析、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、広告配信、高度にスケーラブルなマルチプレイヤーゲーム、動画エンコードなどのワークロードには、C7i インスタンスの方が適切です。

インスタンスサイズ
C7i-flex インスタンスは、ワークロードの大半で使用される最も一般的なサイズを提供しており、最大サイズは 8xlarge です。

より高度な仕様が必要な場合は、大型の C7i インスタンスを検討してください。これには、12xlarge16xlarge24xlarge48xlarge に加えて、metal-24xl および metal-48xl サイズの 2 つのベアメタルオプションが含まれます。

ネットワーク帯域幅
大きいサイズは、より広範なネットワーク帯域幅と Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) 帯域幅も提供するため、要件によっては、サイズがより大きい C7i インスタンスの 1 つを使用する必要があるかもしれません。C7i-flex インスタンスは、最大 12.5 Gbps のネットワーク帯域幅と最大 10 Gbps の Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) 帯域幅を提供し、これはほとんどのアプリケーションに適しています。

知っておくべきこと
リージョン – AWS サービス (リージョン別) にアクセスして、希望するリージョン内で C7i-flex インスタンスが利用可能かどうかを確認してください。

購入オプション – C7i-Flex および C7i インスタンスは、オンデマンド、Savings Plan、リザーブドインスタンス、およびスポットの形式でご利用いただけます。C7i インスタンスは、専有ホストおよびハードウェア専有インスタンス形式での利用も可能です。

詳細については、Amazon EC2 C7i and C7i-flex instances をご覧ください。

Matheus Guimaraes

原文はこちらです。