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新規オープン – AWS アフリカ (ケープタウン) リージョン

Jeff が 2018 年にお約束したアフリカの AWS リージョンが開設されました。正式な名称はアフリカ (ケープタウン) で、API 名は af-south-1 です。今日からこの新リージョンを使用して、南アフリカでワークロードをデプロイし、データを保存できるようになります。

この新リージョンが加わったことで、すべての組織がアフリカ中のエンドユーザーに低レイテンシーのサービスを提供し、アフリカに拠点を置くより多くの組織が、AWS クラウドのパフォーマンス、セキュリティ、柔軟性、信頼性、使いやすさなどのメリットを利用できるようになります。この開始に伴い、すべての規模の組織で実験と革新をより迅速に実行できるようになります。

AWS リージョンは最高レベルのセキュリティ、コンプライアンス、データ保護をご提供します。この新リージョンを使用することで、データ所在地の要件がある現地のお客様、個人情報保護法 (POPIA: Protection of Personal Information Act) への準拠を予定されているお客様は、自社データの完全な所有権を維持し、お客様ご自身がデータの移動を選択しない限り、データが移動されることはないという保証に基づいて、南アフリカでコンテンツを格納できるようになります。

アフリカ (ケープタウン) は 23 箇所目の AWS リージョンで、アフリカでは初のリージョンとなります。3 つのアベイラビリティーゾーンで構成され、Global AWS Infrastructure ではアベイラビリティーゾーン (AZ) が合計 73 箇所になります。

インスタンスとサービス
この 3 つのアベイラビリティーゾーンを持つリージョンで実行されるアプリケーションは、C5dD2I3M5M5dR5R5d、および T3 のインスタンスを使用でき、次の各種 AWS サービスを利用できます。Amazon API GatewayAmazon Aurora (MySQL と PostgreSQL の両方)、Amazon CloudWatchAmazon CloudWatch LogsCloudWatch EventsAmazon DynamoDBAmazon Elastic Block Store (EBS)Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)Amazon Elastic Container RegistryAmazon ECSElastic Load Balancing (Classic、Network、Application)、Amazon EMRAmazon ElastiCacheAmazon Elasticsearch ServiceAmazon GlacierAmazon Kinesis Data StreamsAmazon Relational Database Service (RDS)Amazon RedshiftAmazon Route 53Amazon Simple Notification Service (SNS)Amazon Simple Queue Service (SQS)Amazon Simple Storage Service (S3)Amazon Simple Workflow Service (SWF)AWS Auto ScalingAWS Artifact、AWS Certificate ManagerAWS CloudFormationAWS CloudTrailAWS CodeDeployAWS ConfigAWS Personal Health DashboardAWS Database Migration ServiceAWS Direct ConnectAWS Elastic BeanstalkAWS Identity and Access Management (IAM)AWS Key Management Service (KMS)AWS MarketplaceAWS Mobile SDKAWS Shield (リージョナル)、AWS Site-to-Site VPNAWS Step FunctionsAWS サポートAWS Systems ManagerAWS Trusted AdvisorAWS X-RayAWS Import/Export

アフリカで増す存在感
この新しいリージョンはアフリカにおける AWS による投資の存続を意味します。2004 年、アマゾンは、先駆的なネットワーキングテクノロジー、カスタマーサポート向けの次世代ソフトウェア、および Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) の背景にあるテクノロジーの構築に焦点を当てる Development Center をケープタウンに開設しました。AWS はまた、アカウントマネージャー、カスタマーサービス担当者、パートナーマネージャー、ソリューションアーキテクト、デベロッパーアドボケイトなどを含む多数のチームを追加し、クラウドに移行するあらゆる規模のお客様を援助しています。

2015 年、AWS はその拡大を継続してヨハネスブルグに事務所を開設し、2017 年には AWS Direct Connect を通じてアフリカに Amazon Global Network を配備しました。2018 年、AWS はアフリカ大陸でインフラストラクチャを立ち上げて、南アフリカのケープタウンヨハネスブルグの 2 箇所、直近ではケニアのナイロビに新しいエッジロケーションを持つ Amazon CloudFront を導入しました。AWS は、AWS AcademyAWS Educate によってテクノロジー教育の育成もサポートし、AWS Activate を介した新規ビジネスの成長を継続的に支援しています。南アフリカに AWS リージョンが加わったことで、スタートアップからエンタープライズ級の企業まであらゆるサイズの組織の創設者、そして、アフリカ全体の教育機関、NGO、公共部門の革新と成長に貢献します。

新リージョンはすべての人にご利用いただけます。既存の AWS のお客様、パートナー、そして、リージョン内のローカルパートナーと連携する新規のアフリカのお客様にご利用いただけます。アフリカ (ケープタウン) リージョンでのワークロードのデプロイを計画中の方は、お気軽にお問い合わせください。また、この場をお借りして同リージョンでの人材募集についても触れておきたいと思います。アカウントマネジメント、ソリューションアーキテクト、カスタマーサポート、製品管理、ソフトウェア開発、その他、さまざまな人材を募集しています。amazon.jobs にアクセスして、職務経歴書をお送りください。

その他の最新情報
お客様がエンドユーザーの近くでワークロードをデプロイできるように、世界中のインフラストラクチャの拡大を今後も続けていきます。すでにアジアパシフィック地域で 2 箇所 (インドネシア日本)、ヨーロッパで 2 箇所 (イタリアスペイン)、将来的な AWS リージョンが発表されています。今後も、同様の最新情報をお伝えします。

— seb

(写真: Good Free Photos)