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AWS Week in Review – 2022 年 4 月 4 日

AWS Week in Review はシリーズとして、毎週 AWS からの興味深いニュースやお知らせをダイジェストでお伝えします!

4 月 4 日の AWS Week in Review をご覧いただきありがとうございます。今週は、メインリリースと並行して、AWS Organizations 内で AWS アカウントを管理する新しい API、AWS Lambda のレイヤーを更新するより簡単なプロセス、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の新しい動作など、いくつかの新機能も取り上げました。

2022 年 3 月 28 日週のリリース:
3 月 28 日週のリリースのうち、私が注目したいくつかのリリースを以下に記載しました。

持続可能性の柱が Well Architect Tool で利用可能に – Well Architect Tool は、クラウドアーキテクチャのベストプラクティスとガイダンスの中心的な場所です。持続可能性の柱は re:Invent 2021 カンファレンスで発表されました。これは、クラウドコンピューティングの環境ベストプラクティスを使用して、ワークロードを学習、測定、改善するのに役立ちます。

API コールで AWS メンバーアカウントを閉鎖する – この機能の提供は静かに開始されましたが、Organizations を通じて多数の AWS アカウントを管理しているユーザーにとっては重要なリリースです。 Twitter コミュニティが最初にこの変更を発見し、AWS SDK for Go にコミットがあることに気付きました。詳細については、公式ブログ投稿のお知らせをご覧ください!

Lambda コンソールにおいて、関数のすべてまたはサブセットで Lambda のレイヤーが更新可能に – Lambda のレイヤーにより、Lambda 関数で使用できるライブラリやその他の依存関係を便利にパッケージ化できます。レイヤーを使用すると、アップロードされるデプロイアーカイブのサイズが小さくなり、コードのデプロイがより迅速になります。これまでは、特定のレイヤーバージョンを使用するすべての関数を特定して更新することが困難でした。今回のリリースにより、Lambda コンソールに特定のレイヤーを使用するすべての関数のリストが表示され、新しいレイヤーバージョンで更新する関数を複数選択できるようになりました。これで、一度に 1 つの関数を更新したり、外部スクリプトを使用して複数の関数の更新を実行したりする必要がなくなります。

Amazon EC2 がハードウェア障害時のデフォルトでの自動復旧の提供を開始 – この新機能により、インスタンスが到達不能になった場合に、インスタンスを簡単に復旧できます。自動復旧は、基盤となるハードウェアの問題が原因となってインスタンスに障害が生じた場合にインスタンスを復旧することで、インスタンスの可用性を向上させます。自動復旧は、インスタンスの再起動中に、インスタンス ID、プライベート IP アドレス、Elastic IP アドレス、およびすべてのインスタンスメタデータを保持したまま、インスタンスを別のハードウェアに移行します。必要に応じて、インスタンスの自動復旧を無効にすることもできます。

AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。

AWS のその他のニュース
リリースに加えて、他のニュースと私の興味を惹いたブログをご紹介します。

サブサハラアフリカの AWS コミュニティ向けの新しい AWS ポッドキャスト英語フランス語イタリア語ドイツ語スペイン語 (3 つ)、ロシア語など、さまざまな言語で AWS ポッドキャストをご利用いただけます。今週、同僚の Veliswa が、サブサハラアフリカの AWS コミュニティとお客様を紹介するために、英語のポッドキャストを開始しました。優れたポッドキャストアプリケーション (SpotifyApple を含みますが、これらに限られません) を使用して聴くことができます。

Le Podcast AWS en Français の 100 番目のエピソード – 今週は、AWS のフランス語のポッドキャストの 100 番目のエピソードも公開されました。2019 年の開始以来、このポッドキャストは 25 万回ダウンロードされています。お聴きいただき、ありがとうございます。

AWS のオープンソースに関するニュースと更新 同僚の Ricardo が、オープンソースに関するこの週刊ニュースレターを書いています。第 106 版を読みながら、私は Java コミュニティにとって重要な 2 つの情報に気付きました。

まず、Amazon Corretto 18 がリリースされました。このバージョンは、最新の Java 機能リリース OpenJDK 18 をサポートしており、Linux、Windows、および macOS でご利用いただけます。OpenJDK 18 は、新しいインターネットアドレス解決機能、Simple Web Server、更新された Vector API、JavaDoc 向けの新しい @snippet Tag、Core Reflection の新しい実装、標準 Java API のデフォルト文字セット (charset) としての UTF-8 への変更、外部メモリ API の 2 番目のイテレーション、switch ステートメントのパターンマッチングの改善、およびファイナライズの非推奨化を提供します。

次に、Java ベースの Lambda 関数を Quarkus にデプロイして Lambda のコールドスタート時間を短縮する方法をご紹介するブログ投稿を公開しましたQuarkus は Java Champion である Emmanuel Bernard 氏によって作成されました。これは GraalVMOpenJDK HotSpot 用にカスタマイズされたオープンソースのネイティブ Java スタックであり、最高の Java ライブラリと標準から生まれました。メモリフットプリントが非常に低く、起動時間が速くなるように設計されています。そして、Quarkus は Corretto でも動作します。

Cloud Guru がよくある質問に答える – ほぼ毎週、どのような AWS 認定を取得すべきかというご質問をいただきます。Cloud Guru は、Which AWS certification is right for me? (どの AWS 認定が適切か) でその判断方法をご紹介します。

AWS の今後のイベント
カレンダーを確認して、以下の AWS イベントにサインアップしましょう。

AWS Summit が始まりました – 先週はブリュッセルサミットが開催されました。次は、パリサンフランシスコロンドンの順に開催される予定です。私はパリサミットで閉会の基調講演を行い、ロンドンの Formula1 GameDay エリア周辺にいる予定です。お近くにお越しの際には、ぜひ立ち寄って声をかけてください! サインアップしていただくと、お住まいの地域のサミットへの登録の受付が開始された際に通知を受け取ることができます。今年のサミットに直接参加できない場合は、6 月に EMEA 向けのオンラインサミットが開催されます (欧州時間ですが、すべてのセッションは 9 月までオンデマンドでご視聴いただけます)。

.NET Enterprise Developer Day EMEA の登録の受付を開始 – .NET Enterprise Developer Day EMEA 2022 は無料のバーチャルカンファレンスであり、AWS での .NET アプリケーションとワークロードを迅速かつ効率的に移行およびモダナイゼーションするための極めて関連性の高い情報をエンタープライズのデベロッパーに提供します。2022 年 4 月 26 日にオンラインで開催されます。

re:Mars カンファレンスの登録の受付を開始 – Mars は、機械学習 (Machine learning)、オートメーション (Automation)、ロボティクス (Robotics)、宇宙 (Space) の頭文字から成る頭字語です。AI/機械学習の未来を作り上げている著名なソートリーダーや技術エキスパートから学ぶことができます。このカンファレンスは、2022 年 6 月 21 日から 24 日まで、ネバダ州ラスベガスで開催されます。

re:Inforce カンファレンスの登録の受付を開始 – AWS ではセキュリティが最優先事項となっています。AWS のセキュリティ体制を強化するのであれば、この 2 日間のカンファレンスは価値があります。セキュリティ、コンプライアンス、アイデンティティ、およびプライバシーに関して、業界をリードする講演者から最新情報を聞くことができます。このカンファレンスは、2022 年 7 月 26 日と 27 日に、マサチューセッツ州ボストンで開催されます。

今週はここまでです。次週の月曜日に再びアクセスして、新たな Week in Review をぜひお読みください!

— seb

原文はこちらです。