Amazon Web Services ブログ

AWS at NAB 2022のデモとプレゼンテーションビデオをオンデマンドで公開しました

NAB Show 2022 の期間中、Amazon Web Services はメディア&エンターテインメント( M&E )向けの専用ソリューションや、テクノロジーフォワードのトピックを AWS Theater で紹介しました。コンテンツ制作、メディアサプライチェーンとアーカイブ、放送、Direct to Consumer とストリーミング、データサイエンスと分析という M&E 向けの 5 つのソリューション分野におけるクラウドでの変革に関するデモやプレゼンテーションを現在オンデマンドでご覧いただくことができます。

AWS for M&E YouTube チャンネルでは、AWS at NAB DemosAWS at NAB Theater Sessions のプレイリストをご覧いただけます。NAB 2022 のビデオの詳細とリンクは、このブログポストで紹介しています。

AWS は、コンテンツ制作者、権利者、プロデューサー、放送局、配信事業者がメディアワークロードを構築、展開、改革するために、正しいツールを選択し、価値実現のための時間の短縮をクラウドの活用で実現します。

AWS at NAB Demos 2022

Filmlight でカラーグレーディングとフィニッシングを実現

カラーグレーディングとフィニッシングでは、AWS で Filmlight Baselight を利用できるようになりました。AWS Cloud Digital Interface (CDI) と AWS Elemental MediaConnect を活用し、オンプレミスのグレーディングモニターに視覚的にロスレスの基準信号を出力する、クラウド上の Baselight の動作デモをご覧ください。

Autodesk Flame を使ってクラウドでワークフローのフィニッシングを行う

Autodesk Flame  が  AWS 上で使用できるようになりました。ビジュアルエフェクト、映画、テレビ、合成、ポストプロダクションのプロフェッショナルが、オンプレミスのハードウェアと同等以上のパフォーマンスレベルで、同じ業界最先端の機能を利用することが初めて可能になりました。

AWS Elemental Linkの紹介

AWS Elemental Link エンコーディングデバイスは、カメラのようなライブビデオソースを AWS Elemental MediaLive に接続します。ユースケースに応じて、2種類の Link デバイスが用意されています。高精細( HD )ビデオ用の Link HD と超高精細( UHD )ビデオ用の Link UHD です。デバイスを使用するには、ビデオソース、イーサネット、電源に接続するだけです。そして、 AWS マネジメントコンソールにアクセスできる場所であれば、どこからでもデバイスを制御・監視することができます。

AWS Elemental MediaConvert の ABR 自動設定ファイルベーストランスコーディング機能

AWS Elemental MediaConvert には、ABR(Adaptive Bit Rate)エンコーディングの設定をソース動画ごとに自動的にカスタマイズする「 ABR 自動設定」機能があります。自動 ABR 構成は、トランスコーディングのセットアップを簡素化し、映像品質を最適化し、ABR パッケージのサイズを縮小します。エンコード時に行われるコンテンツ分類の分析に基づいて、ABR ラダーに理想的なレンディションを選択します。

AWS を使用して自動化されたインテリジェントなハイライトとリプレイビデオを作成する

Media Replay Engine ( MRE ) フレームワークとその機械学習モデルを使用して、スポーツやニュースのライブ番組をセグメント化し、ハイライトやリプレイ用のクリップに優先順位を付ける方法をご紹介します

次世代のDirect to Consumer (D2C) ストリーミング 

AWS 上で完全な D2C ビデオ体験を構築します。グローバルなライブストリーミング、コンテンツディスカバリー、パーソナライズされたレコメンデーション、そしてワンタイム視聴、サブスクリプション、広告サポートなどの複数のマネタイズメソッドでサービスを強化します。顧客生涯価値(Customer Lifetime Value)を理解し、視聴者を魅了し満足度を向上し維持することができます。

クラウドでstatmuxを使った放送の実現

次世代のプライマリおよびセカンダリ配信システムを AWS 上に構築します。コンテンツプロバイダーがストレージとプレイアウトを AWS に移行することで、二次配信ワークフローを実行し、statmux(統計的多重化)とストリーミング処理を行うことが可能です。

VOD ライブラリで  IMDb タイトルマッチングの事例

IMDb Mojo データセットについての説明と、ビデオオンデマンド (VOD) カタログをよりリッチにするための方法。

Amazon Personalize: VOD ライブラリのためのリアルタイムのパーソナライゼーションとレコメンデーション

Amazon Personalize を使用して、個々の視聴者に合わせたコンテンツオファーを作成する方法をご覧ください。レコメンデーションや視聴行動などを含むコンテンツオファーは、ユーザーのアクションから導き出すことができます。

IMDb ナレッジグラフとその応用

IMDB Mojo データセットと、タイトルマッチを使った様々なアプリケーションの構築方法について学びます。ナレッジグラフを作成し、カタログ外検索を実装することで、コンテンツに対する視聴者の体験を向上させます。

AWS at NAB Theater Sessions 2022

AWS と Salesforce が Direct to Consumer 型サービスのプレイブックを書き換える方法

多くのコンテンツ所有者やプロバイダにとって、収益性の高い D2C ストリーミング・サービスの構築や拡張は依然として困難な状況にあります。潜在顧客を特定し、適切なタイミングで適切な体験と収益化の提案を行い、顧客を囲い込むには、適切な戦略と複雑なソリューションが必要です。Salesforce のサブスクライバーライフサイクルと AWS のコンテンツ視聴体験を統合することでこれを実現することができます。このセッションでは、AWS と Salesforce がどのように協力し、統合のペインポイントを軽減し、安全で拡張性が高く、導入が容易な設計の次世代ビデオストリーミングとマネタイゼーションのためのカスタマイズ可能なリファレンス実装に取り組んだかを紹介します。

Untold Studios がお届けする Frito-Lay の大ヒットスーパーボウルスポット” Push It ”

Untold Studios が、スーパーボウル・スポットのために、歌ったりブレイクダンスしたりするクリーチャーのコーラスをどのように実現したのか、その舞台裏をご紹介します。世界中の 45 人のアーティストがチームを組み、AWS 上に構築されたクラウドスタジオの力を借りて、記録的な速さで 7 体の CGI クリーチャーを作り上げた様子をご紹介します。

ブンデスリーガと AWS 、ファンから大きな支持を得る

Sportcast のイノベーションとテクノロジーの責任者である Tim Achberger 氏と、Amazon Web Services(AWS)のグローバルメディア&エンターテイメント担当 GM である Marc Aldrich は、戦術フィード、インタラクティブフィード、AWS によって提供されるブンデスリーガ・マッチ・ファクトなど、受賞したブンデスリーガの放送サービスについて話しています。

AWS で実現するメディアサプライチェーン。MGM スタジオの” From Concept to Consumer ”の道のり

MGM Studios がどのようにフルクラウドベースのデジタルサプライチェーンを構築し、クリエイティブなアイデアを取り込み、ビジョンを実現したかをご紹介します。MGM Studios はアセット取り込みと管理、メタデータ抽出、配信とディストリビューションワークフローに特化した AWS のサービスとソリューション、AWS パートナーを選択してきたかについて説明します。

Premaker: AWSで作るコンテンツと体験

Preymaker 社のチーフクリエイティブである Angus Kneale 氏が、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスを使用して Autodesk Flame を実行する方法について説明します。どこからでも Flame を実行できるようになったことで、Preymaker とそのクライアントの状況がどのように変わったかをお聞きください。

AWS Color in the Cloud: Baselight によるグレーディングとフィニッシング

AWS は FilmLight と共同で、忠実なカラーグレーディングワークフローをクラウドで提供するようになりました。AWS のブロードキャスト製品群 Elemental とビジュアルロスレス JPEG XS コーデックを使用し、カラーグレーディングとフィニッシングアプリケーション向けに最大 12 ビット 4:4:4 リファレンスモニターへの映像プレビューを実現できるようになりました。このワークフローは、ディレクターや撮影監督( DP )のためのオーバー・ザ・ショルダー・ビューの統合もサポートしています。AWS のマネージドサービスを活用することで、アプリケーションをホストするインスタンスのリソースを使うことなく映像プレビューを実現することで、アーティストエクスペリエンスを損なうことはありません。AWS と FilmLight は、AWS Color in the Cloud ワークフローと FilmLight のグレーディングシステム Baselight との統合を紹介しました。

Direct-to-consumerビデオストリーミングサービスにおける顧客生涯価値の向上

ストリーミングプロバイダーには、これまで以上に、顧客エンゲージメントの向上、新しい体験の革新、ロイヤルティの向上、顧客ライフサイクルを通じたアップセルの機会の活用が求められています。顧客生涯価値( CLTV )は、ストリーミング・サービスの収益を増加させるための最も重要な指標の1つです。このビデオでは、D2C( Direct to Consumer )ビデオサービスにおける顧客行動、セグメンテーション、パーソナライズされたコンテンツ、インタラクティブ・ストリーミングに基づき、新規視聴者の獲得、視聴者の維持、解約の管理を AWS がどのように支援するかの戦略について説明します。

メディアアーカイブの秘めたる可能性を解き明かす

大規模なメディアアーカイブは、最小限のコストでテープライブラリの寿命を延ばすことに重点を置き、アセットの再利用に時間がかかることを容認してきました。このような設計では、新しいメディアを発見したり、古いメディアと新しいメディアをミックスして、より多くのストーリーを伝えることができません。このビデオでは、長寿命でほとんどアクセスされないデータでも、AWS上でわずか数ミリ秒でアクセスする方法を紹介します。また、アーカイブの運用を強化・最適化し、ワークフローを簡素化してコストを削減し、ビジネスの価値を高める最新のストレージ機能についてもご紹介します。最後に、クラウドでアーカイブを最大限に活用するための新しい考え方をご紹介します。


参考リンク

AWS Media Services
AWS Media & Entertainment Blog (日本語)
AWS Media & Entertainment Blog (英語)

AWS のメディアチームの問い合わせ先: awsmedia@amazon.co.jp
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翻訳は  BD 山口が担当しました。原文はこちらをご覧ください。