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ベンダーロックインを解きほぐしていくために。AWSからホワイトペーパーを発行。
今回のブログでは「ベンダーロックイン」についてどう考えれば良いか、どのように影響を回避することができるのか────AWSの知見をまとめたホワイトペーパーの概要を紹介します。
ご不明の点、「Contact Us」までお問合せください。(以下、グローバル・チームが執筆したホワイトペーパーの要旨紹介となります。)
邦訳完成:
ベンダーロックインを解きほぐしていくために
キーコンセプト①:選択の自由はお客様に
本ホワイトペーパーで強調されている第一のポイントは、お客様自身がどのクラウド、どのサービスを使うか、そして「いつ」「どのように」他社のクラウドに移行するかの決定権を完全に有する──という点です。いずれのCSP(クラウド・サービス・プロバイダー)やアプリベンダー、システム・インテグレーターも、技術的・契約的な囲い込み手段を弄するべきではない、との前提が記載されています。
キーコンセプト②:スイッチングコスト
「ベンダーロックイン」は回避され、解消されるべきです。しかしそれは、「スイッチングコスト」が常に”ゼロ”であることを意味しません。「スイッチングコスト」は、金銭的・時間的・工数的に必ず多かれ少なかれ生じます。そのコストをどこまで許容できるか、事前に正確に見積もれるか──これらの論点の深堀りと大まかな把握が、ベンダーロックインの回避・解消には有効です。
キーコンセプト③:移行を容易にするAWSのサービス群
本ホワイトペーパーの後半は、AWSからの(from) / AWSへの(to)「データ移行 / 環境移行」を容易にする多数のサービスの紹介に当てられています。お客様自身が望めば、可及的速やかにクラウドを「Switch(乗り換える)」することは容易であるべきですし、AWSを含むCSP(クラウド・サービス・プロバイダー)はそれを全力でサポートするべき──との考えが記載されています。
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- 他、上記ホワイトペーパー末尾で複数の「Further Reading」をご紹介しています。
- ダウンロード先 再掲
- 英語版ホワイトペーパー『Unpicking Vendor Lock-in』
- 日本語版『ベンダーロックインを解きほぐしていくために』
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このブログは英文でのホワイトペーパーを参照し、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 パブリックセクター 統括本部長補佐(公共調達渉外担当)の 小木郁夫と岡野聡子が共同で執筆しました。
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