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Amazon QuickSight Q – 自然言語の質問を使用したビジネスインテリジェンス

ビジネスデータに意味付けをして価値を引き出すことは有意義ですが、それには困難が伴います。(Wikipedia によれば) ビジネスインテリジェンス (BI) という用語は 1800 年代半ばから存在していますが、エンタープライズにおける現代的な BI ツールの採用率はまだかなり低く留まっています。

Amazon QuickSight は、BI を組織内でより簡単に機能させるように設計されています。2015 年に発表され、2016 年に提供が開始された QuickSight は、クラウド向けに構築されたスケーラブルな BI サービスです。2016 年のリリース以降、地理空間の視覚化とプライベート VPC アクセス (2017 年)、セッションごとの料金 (2018 年)、追加の API (データ、ダッシュボード、SPICE、許可 (2019 年))、ダッシュボードの埋め込みオーサリング自動ナラティブのサポート (2020 年)、Dataset-as-a-Source (2021 年) など、多くの新しい機能を追加してきました。

QuickSight Q の一般提供を開始
私の同僚である亀田治伸が、昨年の 12 月に Amazon QuickSight Q (または略して Q) を発表し、皆様に概要をご提示しました。2021 年 9 月 23 日、Q の一般公開をお知らせします。また、その仕組みをご覧いただきたいと思います!

簡単な復習として、Q は QuickSight の Enterprise Edition 用の自然言語クエリツールです。機械学習を活用することで、既存のデータがよりアクセスしやすくなり、より価値が高まります。Q を個人的なビジネスインテリジェンスエンジニアまたはデータアナリストとお考えください。24 時間いつでも呼び出しに応答し、迅速で有意義な結果を提供すべく常に準備しています。 数秒で質の高い結果を得ることができ、常に適切な形式で表示されます。

舞台裏では、Q は自然言語理解 (NLU) を利用して質問の意図を見出します。複数の領域 (営業、マーケティング、小売、人事、広告、金融サービス、ヘルスケアなど) から引き出された語彙や概念を認識するようにトレーニングされたモデルを活用して、Q は QuickSight によってサポートされているすべてのデータソースを参照する質問に回答できます。これには、Amazon RedshiftAmazon Relational Database Service (RDS)Amazon AuroraAmazon AthenaAmazon Simple Storage Service (Amazon S3) などの AWS ソースのデータのほか、Salesforce、Adobe Analytics、ServiceNow、Excel などのサードパーティーのソースおよび SaaS アプリケーションのデータも含まれます。

稼働中の Q
Q はトピックを利用します。トピックは通常、組織内で使用するために QuickSight Author によって作成されます (お客様が QuickSight Author の場合は、開始方法について詳細をご覧ください)。トピックは質問の対象領域を表し、インタラクティブに作成されます。Author がトピックを作成するために実行する 5 つのステップのプロセスの詳細については、新しい動画 Tips to Create a Great Q Topic をご覧ください。

Q を利用するには、トピック (この場合は [B2B Sales] (B2B の売上)) を選択して、ページ上部の Q バーに質問を入力します。

Q のクエリ --

実際の結果に加えて、Q は説明情報へのアクセスを提供します。これにより、自分の質問が想定したとおりに理解および処理されたかどうかを確認できます。例えば、[sales] (販売) をクリックすると、Q がフィールドをどのように処理するかを知ることができます。

[sales] (販売) フィールドの使用に関する詳細情報。

各アスペクトも微調整できます。ここでは [Sorted by] (並べ替え) をクリックしました。

[sales] (販売) フィールドの並べ替え順序の変更。

Q は回答ごとに適切な視覚表現を選択しますが、それもきめ細かく調整できます。

新しいビジュアルタイプを選択します。

ドーナツグラフも表示できます。

Q による質問の処理方法、そして、質問の処理および表示のコントロールについて見てきました。ここからはさらにいくつかの質問を見てみましょう。最初に「南部で最も売れているのはどの商品ですか?」という質問です。

質問:

これは、「地域とカテゴリー別の総売上はどうなっていますか?」という質問に対する回答です。[vertical stacked bar chart] (垂直積み上げ棒グラフ) のビジュアルを使用しています。

地域およびカテゴリ別の総売上。

舞台裏 – Q のトピック
前述したように、Q は特定の主題を表すためにトピックを使用します。[Topics] (トピック) をクリックすると、自分が作成したトピック、または自分と共有されているトピックのリストが表示されます。

[B2B Sales] (B2B の売上) をクリックして詳細を確認します。[Summary] (概要) ページは、トピックの微調整に使用できる情報を QuickSight Author に提供するように設計されています。

[B2B Sales] (B2B の売上) のトピックに関する情報。

[Data] (データ) タブをクリックして、Q が質問に回答するために使用するフィールドのリストの詳細を確認できます。各フィールドには、質問のプロセスをより単純で自然なものにするために、いくつかの同義語またはわかりやすい名前を付けることができます。

[B2B Sales] (B2B の売上) のトピックのフィールドのリスト。

フィールド (行) を展開して、Q がフィールドを「理解」して使用する方法の詳細を確認できます。フィールドにとって意味のある集計のタイプを管理するために変更を加えることができます。また、追加のセマンティック情報を提供することもできます。

[Product Name] (製品名) フィールドに関する情報。

追加のセマンティック情報を提供する例として、フィールドの [Semantic Type] (セマンティックタイプ) が [Location] (場所) の場合、適切なサブタイプを選択できます。

[User Activity] (ユーザーアクティビティ) タブには、ユーザーがこのトピックについて尋ねている質問が表示されます。

[B2B Sales] (B2B の売上) のトピックのユーザーアクティビティ。

QuickSight Author は、このタブを使用して、ユーザーからのフィードバックをモニタリングし、最も一般的な質問を理解できます。また、よくある質問を使用して、QuickSight ダッシュボードで提供されるコンテンツを改善することもできます。

最後に、[Verified answers] (確認済みの回答) タブには、手動で確認および承認された回答が表示されます。

知っておくべきこと
Amazon QuickSight Q について知っておくべきことをいくつかご紹介します。

料金 – 各 Reader および Author について月額料金がかかります。詳細については、QuickSight の料金のページをご覧ください。

リージョン – Q は、米国東部 (バージニア北部)米国西部 (オレゴン)米国東部 (オハイオ)欧州 (アイルランド)欧州 (フランクフルト)、および 欧州 (ロンドン) の各リージョンでご利用いただけます。

サポートされている言語 – 英語での質問のサポートを開始します。

Jeff;

原文はこちらです。