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AWS Application Migration Service が大阪リージョンでご利用いただけるようになりました

みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、シニアエバンジェリストの亀田です。

AWS Application Migration Service が大阪リージョンでご利用いただける用になりましたのでお知らせいたします。

AWS Application Migration Service (AWS MGN)

Application Migration Service は最小限のダウンタイムで、アプリケーションをクラウドに移行することを実現させるサービです。物理インフラストラクチャ、仮想インフラストラクチャ、およびクラウドインフラストラクチャで動作しているソースサーバーを、 AWS でネイティブに実行するように自動的に変換することにより、時間のかかる、エラーが発生しやすい手動プロセスを最小限にとどめます。同じ自動化されたプロセスを広範なアプリケーションに反復的に使用できるようにすることで、移行プロジェクト全体を簡素化します。また、移行前にテストを実行するも可能で、SAP、Oracle、SQL Server などの最も重要なアプリケーションが AWS でシームレスに動作することを確認することができます。

AWSでは従来移行のためのサービスとして、 AWS Server Migration ServiceCloudEndure などを提供していましたが、今後のプロジェクトでは、このAWS MGNをご検討いただくことをお勧めいたします。AWS MGN は CloudEndure に基づいている一方で、CloudEndure と異なりAWS マネジメントコンソールと統合されています。AWS MGN は次世代の CloudEndure であると言えます。Amazon CloudWatchAWS CloudTrailAWS Identity and Access Management (IAM) と統合されており従来のCloudEndureでは実現できなかったより強固なセキュリティとモニタリングが可能となっています。

対応OSと従来のサービスとの使い分け

対応しているOSは以下のとおりです

Windows

  • Microsoft Windows Server 2008 R2 64 bit (patched)
  • Microsoft Windows Server 2012 64 bit
  • Microsoft Windows Server 2012 R2 64 bit
  • Microsoft Windows Server 2016 64 bit
  • Microsoft Windows Server 2019 64 bit

Linux

  • SUSE Linux (SLES) 12 and higher. *SP4 and higher
  • Debian Linux 9 and higher
  • Ubuntu 12.04 and higher
  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.0 and higher
  • Oracle Linux 6.0 and higher *Oracle Linux 6.0+ running Unbreakable Enterprise Kernel Release 3 or higher or Red Hat Compatible Kernel only
  • CentOS 6.0 and higher

各種注意点などはこちらにまとまっていますのでご確認ください。移行対象OSが上記リストに含まれていない場合、引き続きCloudEndureのご利用をお勧めします。またCloudEndureもAWS MGNと同様にAgentのインストールが必要となりますが、それが難しい場合、VMWare 及び Hyper-Vの仮想イメージ移行では、Server Migration Serviceを引き続きご利用いただけます。

AWS MGN は移行対象のサーバにAgent をインストールしストレージのブロック単位でデータを移行するため、Agentの動作条件は上記の通りOSに依存しますが、移行対象のアプリケーションには依存せず移行を実現します。ソースサーバーで実行されているエージェントからデータを受信し、このデータをステージング Amazon EBS ボリュームに書き込みます。レプリケートされたデータは圧縮され、転送中にTLS 1.2 で暗号化され、EBS 暗号化を使用して保存時に暗号化されえるため、セキュアな移行を実現できます。

EC2 Classicからの移行

AWS MGN や CloudEndure はAgentが対応しているOSであれば、その仮想化方式などに依存せずストレージのブロックレベルで移行が可能となるため、従来移行が課題であったEC2 ClassicからEC2への移行にもご利用いただくことが可能です。これにより、EC2はAmazon VPCなど最新の機能と連携が可能となります。

– シニアエバンジェリスト 亀田