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AWS IoT Developer Day with IoT TwinMaker でデジタルツインを構築する方法を学べます。

こんにちは!ソリューションアーキテクトの戸塚です。この記事では、 AWS IoT Developer Day – with IoT TwinMaker についてご紹介します。 AWS IoT TwinMaker が 2022 年 4 月 22 日に一般利用開始となりました。
本ワークショップでは、既存の 3D モデルを AWS IoT TwinMaker でインポートして、
物理空間とその状態を 3D シーン上で表現します。AWS IoT TwinMaker では他の時系列などのデータストアサービスに接続して、デジタルツイン上で表現するコンポーネント(データコネクタ)を作成します。仲介するサービス数を抑えたシンプルなアーキテクチャで構成しています。

ハンズオンの構成

このハンズオンでは 仮想の IoT device として、AWS Cloud9 上で動かすダミープログラムが生成する擬似的なセンサー値を AWS IoT Coreを介して、AWS IoT Sitewise にデータを送ります。その際に AWS IoT Sitewise にデータを保存するための IoT ルールを設定します。その後、AWS IoT TwinMaker では、SiteWise に保存したデータ、と S3 に事前に格納しておいたメタデータをあらかじめ用意した 3D データ(工場で稼働する機器)とマッピングを行います。AWS IoT TwinMaker にて、コンポーネント、エンティティ、シーン等の作成を行い、デジタルツインが作成されます。最後に、可視化として本ワークショップでは、Grafana を用いてデジタルツインダッシュボードを作成します。これにより、データ収集→時系列データの保存→デジタルツインの作成→ダッシュボードの作成の一通りの流れを体験いただけるものとなっています。

AWS IoT Developer Day – with IoT TwinMaker

ハンズオンで構築する アーキテクチャを下図に示します。

さいごに

この記事では AWS IoT Developer Day -with IoT TwinMaker の内容についてご紹介しました。このハンズオンは公開されているため、AWS アカウントさえあればご自身のタイミングやペースでいつでも実施いただけます。

AWS IoT Developer Day -with IoT TwinMaker

また、AWS IoT TwinMaker のハンズオンとして Amazon TimeStream からの時系列データを扱う AWS IoT TwinMaker workshop for beginner もございますので、こちらもお試しください。
今回紹介したハンズオン以外にも IoT 関連のハンズオンを日本語で公開しています。こちらにアクセスして確認いただき、気になるハンズオンを是非実施してみてください。

著者
ソリューションアーキテクト 戸塚 智哉