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AWS Week in Review – LLM を使用した生成系 AI の実践コース、Amazon SageMaker Data Wrangler の最新情報など – 2023 年 7 月 3 日

6月26日週の AWS Week in Review の記事で、ロンドンが夏であると Danilo が言っていましたね。私はシンガポールにいますが、ここもほとんど夏です。しかし、この地では、ドリアンが美味しい季節の始まりを告げる 6 月は特別な月です。

私は7月10日週から、タイ、マレーシア、フィリピンに出張します。その前に、6月26日週の興味深い最新情報をいくつかご紹介します。

それでは、始めましょう。

6月26日週のリリース
私が注目したいくつかのリリースを以下に記載しました。

新しい実践コース: Generative AI with Large Language Models – 生成系 AI は、過去数か月間にわたって、注目のテクノロジーであり続けています。大規模言語モデル (LLM) を学習しようとしている場合は、Coursera の新しい実践コース「Generative AI with LLMs」をお試しいただけます。Antje は、DeepLearning.AI と AWS によるこのコラボレーションコースを発表する記事を投稿しました。このコースは、データサイエンティストとエンジニアが、実世界のアプリケーション用に LLM を選択、トレーニング、微調整、デプロイするエキスパートになるための準備を整えることを目的としています。

Generative AI with Large Language Models

Amazon SageMaker Data Wrangler から Snowflake への直接接続 – この発表により、SageMaker Data Wrangler において、Snowflake からデータベース、テーブル、スキーマを参照し、データをクエリできるようになりました。これにより、S3、Amazon Athena、Amazon Redshift、Amazon EMR、50 を超える SaaS アプリケーションなどの他の一般的なデータソースとデータを結合して、機械学習向けに適切なデータセットを作成できる可能性が広がります。

Amazon SageMaker Role Manager がきめ細かい許可を作成するための CDK ライブラリの提供を開始 – Amazon SageMaker Role Manager の CDK サポートにより、SageMaker ユーザー、ジョブ、および SageMaker パイプラインのために、きめ細かいアクセスを備えた許可をプログラムで定義できます。これにより、手動の作業が軽減され、一貫した許可管理を行うことができます。例えば、次のコードは、ペルソナに固有の、関連する一連の機械学習アクティビティに関する許可を付与します。


export class myCDKStack extends cdk.Stack {
  constructor(scope: cdk.App, id: string, props?: cdk.StackProps) {
    super(scope, id, props);

    const persona = new Persona(this, 'example-persona-id', {
        activities: [
            Activity.runStudioAppsV2(this, 'example-id1', {}),
            Activity.accessS3Buckets(this, 'example-id2', {s3buckets: [s3.S3Bucket.fromBucketName('DOC-EXAMPLE-BUCKET')]}) 
            Activity.accessAwsServices(this, 'example-id3', {})
        ]
    });

    const role = persona.createRole(this, 'example-IAM-role-id', 'example-IAM-role-name');
    
    }
}                                   
                

AWS SDK for SAP ABAP – SAP ABAP デベロッパーに朗報です。 最近、AWS SDK for SAP ABAP の一般提供の開始が発表されました。これにより、ABAP デベロッパーは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンで、ABAP 環境と 200 以上のサポートされている AWS のサービスの間で、シンプルかつ安全で設定可能な接続を使用できるようになります。この AWS SDK は、ABAP デベロッパーが AWS のサービスを利用してビジネスプロセスをモダナイズするのに役立ちます。

Amazon OpenSearch Ingestion が Amazon Security Lake からのイベントの取り込みのサポートを開始 – Amazon OpenSearch Ingestion では、Apache Parquet 形式でデータを取り込めるようになりました。また、Amazon Security Lake は Apache Parquet 形式で Open Cybersecurity Schema Framework (OCSF) を使用しているため、Amazon Security Lake からデータを簡単に取り込むことができます。

AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページを定期的にご確認ください。

AWS のオープンソースに関する新着情報
いつものように、同僚の Ricardo が AWS のオープンソースに関するニュースの最新情報を厳選してくれました。注目すべき情報をいくつかご紹介します。

lightsail-miab-installer – 私の同僚の Rio Astamal が開発したこの便利なコマンドラインツールは、Amazon Lightsail で Mail-in-a-Box を設定するプロセスを簡素化するように設計されました。lightsail-miab-installer を使用すると、Mail-in-a-Box のインストールと設定を簡単に合理化して、さらにアクセスしやすく、ユーザーフレンドリーにすることができます。

rdsconn – AWS ヒーローである Aidan Steele によって生み出されたこのすばらしいツールは、ノートパソコンから VPC 内の AWS RDS インスタンスに直接接続するプロセスを簡素化します。最近リリースされた EC2 Instance Connect を使用すると、rdsconn により、面倒な SSH トンネルが不要になります。

cdk-appflow – AWS CDK を使用してアプリケーションを構築し、Amazon AppFlow を使用してさまざまな SaaS アプリケーションと AWS の間の双方向データ転送の統合を作成している場合は、Amazon AppFlow 向けの新しい AWS CDK コンストラクトである cdk-appflow をお気に入りいただけるでしょう。現在はテクニカルプレビューの段階ですが、ぜひお試しいただき、フィードバックをお寄せください。

今後の AWS イベント
参加して学べるイベントも予定されています。AWS Summit イベントから見てみましょう。

そして、仲間のビルダーから学び、AWS Community Day に参加しましょう。

AWS re:Invent の登録を受け付けています
この記事を締めくくる前に、AWS re:Invent の登録が開始されたことをお伝えします!

グローバルなクラウドコンピューティングコミュニティ向けに AWS が主催するこの学習カンファレンスは、2023 年 11 月 27 日から 12 月 1 日にかけてラスベガスで開催されます。

役立つヒント: AWS re:Invent への出張の価値を証明するために、「Justify Your Trip」ページに記載されている情報をご活用ください。

今週はここまでです。7月10日週に再びアクセスして、新たな Week in Review をぜひお読みください。

構築がうまくいきますように。
– Donnie

この記事は、Week in Review シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!

原文はこちらです。