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Category: Amazon Q Developer

Kiro の AI エージェントフックで開発ワークフローを自動化する

ソフトウェアプロジェクトが成長するにつれ、ドキュメントやテスト、コードの可読性とパフォーマンスを同期させ続けるのは難しくなります。Kiro のエージェントフックは、こうした重要な作業をバックグラウンドで自動化し、テスト更新やドキュメント同期、規約適用をリアルタイムに行うことで、受動的な AI 支援から能動的な統合への転換を実現し、開発者が集中を保ちながら高品質なコードを出荷できるよう支援します。

チャットから仕様へ : Kiro を用いた AI 支援開発の深掘り

Kiro という新しい IDE は、仕様駆動型開発(Spec-Driven Development)を通じて、AI 支援開発へのアプローチを根本的に変革します。仕様駆動型開発は、受動的なコーディングから能動的な仕様策定への移行を意味し、単なるワークフロー改善ではなく、AI と協働してソフトウェアを構築する方法における根本的な進化です。AI を高度なオートコンプリートツールとして扱うのではなく、戦略的思考のパートナーとして位置づけることで、変更コストが高くなる前により良い意思決定を行えるようになります。その結果、開発サイクルの高速化、コード品質の向上、予期せぬ事態の減少、そして後付けではなくプロセスに統合されているため常に最新の状態に保たれるドキュメントが実現されます。

Amazon Q Developer Meetup #2

[資料公開 & 開催報告] Amazon Q Developer Meetup #2 を開催しました

2025 年 8 月 28 日に AWS Startup Loft Tokyo (目黒) で開催された「Amazon Q Developer Meetup #2 – Amazon Q Developer を業務で活用した成果共有と最新情報 Update -」のイベントの様子をレポートします。
本イベントは AWS が提供する生成 AI アシスタント、Amazon Q Developer をテーマに実施しました。
まずソリューションアーキテクトの小西から、Amazon Q Developer と、AI IDE である “Kiro” の最新情報アップデート情報をご紹介させていただきました。続いて、Amazon Q Developer をご利用いただいている株式会社 LIFULL 様、株式会社マイナビ様から、どのように業務やプロジェクトに活かしているのか、リアルな使い方や工夫、実際に感じた効果について発表していただきました。

9 月 15 日まで無料で Kiro を使用

8 月 22 日の価格更新に続き、9 月 1 日を超えて 9 月 15 日まで、Kiro の無料使用を延長いたします。
9 月 15 日まで引き続き Kiro を無料で使用できることとなります。9 月分の請求については全額返金いたしますので、引き続き無料で Kiro をご利用いただけます。使用制限は、通常のサブスクリプションサイクルの一部として、9月1日にプランの完全な制限にリセットされます。

Kiro 価格設定の重要なお知らせ

Kiro の価格設定に関する重要なお知らせです。リクエスト計測に関するバグを修正し、多くのユーザーが経験していた予期せぬ使用量の急増問題を解決しました。この問題を受け、8 月の制限をリセットし、8 月に発生した料金はすべて返金することを決定しました。返金は 8 月 25 日から順次実施されます。また、現在認識している計測の不一致についても対応中です。ユーザーの皆様には、価格設定だけでなく、実際の作業に信頼できるツールを提供することを最優先に取り組んでいます。ご理解とサポートに感謝いたします。

Amazon Q Developer CLI を使用した運用のトラブルシューティング効率化

Amazon Q Developer は、開発者が複雑なワークフローを実行するのを支援する、最も高機能な生成 AI を活用した開発アシスタントです。Amazon Q Developer のコマンドラインインターフェイス (CLI) は、対話型 AI と AWS サービスへの直接アクセスを組み合わせることで、アプリケーションの理解、構築、運用をより効果的に行うことができます。Amazon Q Developer CLI は、コマンドを実行して出力を分析し、ローカルマシン上で利用可能なトラブルシューティングツールとプラットフォームのベストプラクティスに基づいて、コンテキストに応じた推奨事項を提供します。

Kiro の料金プランが公開されました

過去数週間にわたり、Kiro の料金に関するいくつかの重要なアップデート(Kiro の価格更新 + ウェイトリストへの招待をまもなく開始、Kiro の価格設定を理解する:Spec、Vibe、使用量のトラッキング)を共有してきました。これらのアップデートは、皆さまからのフィードバックに応える形で料金モデルを見直したものです。コミュニティの多くの方々から「プレビュー制限を超えて Kiro を使いたい」という声や、「ウェイトリストから外れて自分で Kiro を試したい」という声をいただいていました。本日(8/15)より料金プランを公開することで、すでにウェイトリストに登録している Kiro 愛用者のオンボーディングを加速し、既存ユーザーにも Kiro の利用に対するより大きなコントロールを提供できるようになります。

Kiro と Model Context Protocol (MCP) で開発生産性を解き放つ

Kiro はその組み込み機能によって、私にとって個人的な開発加速装置となってきました。ファイルの読み書きや Bash スクリプトを実行するツールを使うことで、Kiro は仕様駆動開発(spec-driven development)、オートパイロット、エージェントフックといった機能を通じてアイデアを現実に変えます。しかし、開発チームの一員として作業していると、組み込みのツールだけでは十分でない場面があります。そこで Kiro を次のレベルに引き上げるのが Model Context Protocol(MCP) です。開発チームで作業する際には、次のような追加的なやり取りやデータアクセスが必要になることがよくあります:

AI 駆動開発ライフサイクル:ソフトウェアエンジニアリングの再構築

既存のソフトウェア開発手法は、人間主導の長期的なプロセスとして設計されており、プロダクトオーナー、開発者、アーキテクトは皆、計画、会議、その他のソフトウェア開発ライフサイクル( SDLC )の儀式などの本質的ではない活動に時間の大部分を費やしています。AI をアシスタントとして単純に後付けすることは、その能力を制約するだけでなく、時代遅れの非効率性を助長することにもなります。AI の力を真に活用し、生産性の北極星とする目標を達成するには、ソフトウェア開発ライフサイクルへのアプローチ全体を再構築する必要があります。

Kiro の価格設定を理解する:Spec、Vibe、使用量のトラッキング

先週発表した Kiro の新価格設定階層について、多くのユーザーから「Spec リクエスト」と「Vibe リクエスト」の違い、使用量のトラッキング方法、そして階層制限を超えた場合の対応について質問をいただきました。現在のエディターには使用量トラッキング機能がないため、適切なプランを選択できない状況や、Pro+($40)からPower($200)への大幅な価格ジャンプに対する懸念が寄せられています。本記事では、これらの主要な 3 つの質問に対する回答と、皆さんが求めていた詳細な説明を提供いたします。