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現在進行中 – VMware Cloud on AWS

オンプレミスの仮想化への長期的なトレンドにより、多くの企業は業務効率を向上させ、データセンターから可能な限り多くの価値を引き出しています。その過程で、アーキテクチャのスキルと業務経験のレパートリーを大きく広げることができましたが、現在ではパブリッククラウドのエコノミクスや AWS の技術革新のペースに合わせるべく苦労しています。このため、多くのエンタープライズは AWS Cloud に注目しています。企業は、AWS が世界の 13 か所 (さらに 5 か所で工事中) にある 35 のアベイラビリティーゾーンにデータセンターを持っていることに注目し、豊富な AWS サービスや柔軟性の高い従量課金制モデルに大きな価値を見出しています。また、多くの場合は 10 年以上も前からの仮想化への投資を基にして将来的に物事を進める方法を模索しています。VMware + AWS = 勝利
これらの組織が仮想化への既存の投資を基にしながら、AWS が提供するメリットを活用することを支援するため、当社は VMware の仲間と連携して、VMware Cloud on AWS を構築、提供するべく努力しています。

この新しいサービスは AWS クラウドでのネイティブな完全マネージド型 VMware 環境で、時間単位のオンデマンド、またはサブスクリプション形式でアクセスできます。これには、vSphere Hypervisor (ESXi)、Virtual SAN (vSAN)、および NSX ネットワーク仮想化プラットフォームを含めて、今日お客様が自社のデータセンターで実行できるのと同じコア VMware テクノロジーが含まれ、クリーンでシームレスな体験を提供するよう設計されています。

VMware Cloud on AWS は物理ハードウェアで直接実行される一方で、当社のセキュリティファーストの設計モデルをサポートするべく設計されたネットワークとハードウェア機能のホストを活用します。これにより、VMware はネストされた仮想化を使用することなく、AWS インフラストラクチャで仮想スタックを実行できます。

お客様が、上記に説明したような状況 (オンプレミスの仮想化を実行しているが、クラウドを検討している) にある場合、この方法が気に入ると思います。パッケージング、ツール、およびトレーニングの投資は引き続き効果を生み出します。既存の VMware ライセンス、契約、および割引も同様です。ESXi、vSAN、および NSX に関するお客様とチームのすべての知識は、そのまま活用することができます。vCenter の既存のコピーや、vCenter API を利用するツールとスクリプトを使用して、VMware 環境全体 (オンプレミスおよび AWS) を管理できます。

AWS コンピューティングストレージデータベース分析モバイル、および IoT サービス全体は、アプリケーションから直接アクセスできます。VMware アプリケーションは AWS サービスと同じデータセンターで実行されるため、これらのサービスを使用してアプリケーションを強化または拡張するときに使用する、高速、低レイテンシーの接続によるメリットがあります。AWS Database Migration ServiceAWS Import/Export SnowballAWS Storage Gateway などの AWS 移行ツールを利用することもできます。

豊富なオプション
VMware Cloud on AWS には、移行、データセンター統合、更新、グローバル化に関して多くのさまざまなオプションが用意されています。

移行に関しては、vSphere vMotion を使用して、わずかなクリック操作で個別の VM、ワークロード、またはデータセンター全体を AWS にライブ移行できます。また、個別のコンポーネントを移行する際に、AWS Direct Connect(専用線接続サービス) を使用して、施設から AWS への専用ネットワーク接続をセットアップすることができます。

データセンター統合については、既存の業務手法、ツール、またはポリシーを変更することなく、コードとデータを AWS に移行できます。

更新の準備ができたら、Amazon Aurora (MySQL と互換性を持つよう設計された高度にスケーラブルなリレーショナルデータベース)、Amazon Redshift (高速で完全マネージド型、ペタバイト規模のデータウェアハウス) や、その他多くのサービスの独自で強力な機能を利用できます。

ビジネスをグローバル化する必要がある場合は、わずかなクリック操作により複数の AWS リージョンで既存のアプリケーションを起動できます。

お楽しみに
この開発の詳細情報は、利用可能になり次第お知らせいたします。詳細については、VMware Cloud on AWS ページをご覧ください。

Jeff;