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最新情報: アリゾナ州フェニックスの AWS ローカルゾーン – 追加のインスタンスタイプ、追加の EBS ストレージクラス、追加サービス

アリゾナ州フェニックスに新しい AWS ローカルゾーンがオープンし、ご利用いただけるようになりました。インスタンスタイプ、ストレージクラス、サービスがこれまで以上に増えました。

2019 年に最初の AWS ローカルゾーンが立ち上げられました (AWS はロサンゼルスのローカルゾーンからご利用いただけるようになりました)。その目的は、厳選された EC2 インスタンスタイプ、EBS ボリュームタイプ、その他の AWS サービスを、ロサンゼルスや南カリフォルニアの他の場所からアクセスしたときに 1 桁ミリ秒で利用できるようにすることです。それ以来、ロサンゼルスに 2 つ目のローカルゾーンを立ち上げ、米国の他の地域ではさらに 15 か所、世界中に 17 か所、合計 34 か所のローカルゾーンを立ち上げました。また、米国外にさらに 19 のローカルゾーンを設ける予定です (詳細なリストについては、ローカルゾーンの場所ページをご覧ください)。

稼働中のローカルゾーン
お客様はローカルゾーンをさまざまな方法で利用しています。一般的なユースケースには、リアルタイムゲーム、ハイブリッド移行、メディアとエンターテイメント向けのコンテンツ作成、ライブビデオストリーミング、エンジニアリングシミュレーション、エッジでの AR/VR などがあります。以下に、何が行えるかを理解していただける素晴らしい例をいくつかご紹介します。

アリゾナ州立大学(ASU) – 革新と研究で知られる ASU は、173,000 人の学生と 20,000 人の教職員を擁する米国最大の大学の 1 つです。ローカルゾーンは、オンラインサービスとストレージをより迅速に利用できるようにし、学生や教職員の教育体験を変革するのに役立つレベルのパフォーマンスを実現します。

DISH Wireless – 2 年前、ローカルゾーンを利用して、同社はクラウドネイティブな完全仮想化された 5G ネットワークを AWS 上に構築し始めました。これにより、ネットワークエッジでレイテンシーの影響を受けやすいリアルタイム 5G アプリケーションとワークロードをサポートします (詳細については、Telco Meets AWS Cloud をご覧ください)。フェニックスの新しいローカルゾーンにより、5G コアをエッジまで拡張することで、ネットワークの強度と信頼性をさらに高めることができます。

上記のお客様や他の多くのお客様と緊密に連携して、お客様が利用するローカルゾーンがそれぞれのユースケースにピッタリ合うようにしています。どのローカルゾーンにも備わる既に強力なインスタンスタイプ、ストレージクラス、サービスに加えて、必要に応じて他のものを追加します。

例えば、ロサンゼルス、マイアミ、およびその他の場所には追加のインスタンスタイプがあります。いくつかのローカルゾーンには追加の Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ストレージクラスがあり、その他には Application Load BalancerAmazon FSxAmazon EMRAmazon ElastiCacheAmazon Relational Database Service (RDS)Amazon GameLiftAWS Application Migration Service (AWS MGN) などの追加サービスがあります。これは、ローカルゾーンの機能ページで直接確認できます。

そして今、フェニックス
先に述べたように、このローカルゾーンには、先のローカルゾーンよりも多くのインスタンスタイプ、ストレージクラス、サービスがあります。中身は次のとおりです。

インスタンスタイプ – T3、C5 (d)、R5 (d)、G4dn の各インスタンスタイプを持つ他のすべてのローカルゾーンと比較すると、フェニックスローカルゾーンには C6iM6iR6i、および CG6n インスタンスが含まれます。

EBS ボリュームタイプ – すべてのローカルゾーンで使用可能な gp2 ボリュームに加えて、フェニックスローカルゾーンには gp3 (汎用 SSD)、io1 (プロビジョンド IOPS SSD)、st1 (スループット最適化 HDD)、および sc1 (コールド HDD) ストレージが含まれます。

サービスAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)AWS ShieldAmazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS)Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS)Application Load BalancerAWS Direct Connect に加えて、フェニックス LZ には NAT ゲートウェイが含まれています。

料金モデル – オンデマンドプランと Savings Plans に加えて、フェニックスローカルゾーンにはスポットが含まれています。

今後、同様のサービスを備えたローカルゾーンをさらに立ち上げる予定です。

フェニックスローカルゾーンへのオプトイン
元のフェニックスローカルゾーンは 2022 年に開始され、既に有効化しているお客様も引き続きご利用いただけます。本日発表するゾーンは、新規および既存のお客様が有効化できます。

このローカルゾーンやその他のローカルゾーンを使い始めるには、まずそのローカルゾーンを有効化する必要があります。そのためには、EC2 コンソールを開き、メニューから親リージョン (米国西部 (オレゴン)) を選択し、左側のナビゲーションで EC2 ダッシュボードをクリックします。

次に、[Account attributes] (アカウントの属性) ボックスの [Zones] (ゾーン) をクリックします。

次に、新しいフェニックスローカルゾーン (us-west-2-phx-2) までスクロールし、[Manage] (管理) をクリックします。

[Enabled] (有効) をクリックしてから、[Update zone group] (ゾーングループを更新) をクリックします。

ゾーングループを有効にすることを確認し、[Ok] をクリックします。

準備は完了です。このローカルゾーンでは、EBS ボリュームを作成したり、EC2 インスタンスを起動したり、他のサービスを利用したりできます。

Jeff;

原文はこちらです。